低価格
使い方しだいで光る値段以上のクオリティ
多彩なアレンジが楽しめる低価格メッシュケース
- ATX
- ブラック
SilverStone
Precision SST-PS03BA
実売価格:8,000円前後
問い合わせ先:03-5298-3880(ディラック) URL:URL:http://www.silverstonetek.com/Specification
●付属電源:なし●ベイ:5インチ×4、3.5インチ×2、シャドー×5●標準搭載ファン:12cm角×1(背面)●追加搭載可能ファン:12cm角×1(前面)、12/14cm角×1(天板)※初期ロットのみ12cm角ファン×1同梱●本体サイズ(W×D×H):200×471×472mm●重量:6.1kg(実測値)
内部までブラック。ツールフリーのドライブベイも含めてスタンダードな作りだが、メンテナンスホールや天板ダクトといった最近の注目ポイントをカバーする
天板に14cm角ファンを増設可能
静音性はともかく、ハイエンドマシン構成でも活用できる仕様。大型CPUクーラーと天板ファンを組み合わせるのもおもしろい
ドライブベイはすべてツールフリー構造
5インチベイも含めて、ドライブベイは専用固定具を使用。ベイを犠牲にすれば31cmクラスのビデオカードも装着可能である
採点:8
メリット:定番メッシュスタイル
フルメッシュタイプのケースの特徴を低価格にうまくまとめている。フロントにLED付きファンを仕込むといったアレンジも楽しいだろう。
デメリット:触れるとややチープ感も
上位モデルと比較してしまうと、やはり価格なりの部分はある。しかし、樹脂をうまく使うことで、剛性面でのフォローはなされている。
オーソドックススタイルのお手頃静音向けケース
- ATX
- ブラック/ホワイト/シルバー
アビー
METHOD MC10
実売価格:8,000円前後
問い合わせ先:045-306-6686 URL:http://www.abee.co.jp/Specification
●付属電源:なし●ベイ:5インチ×4(5→3.5インチ変換アダプタ×1)、シャドー×6●標準搭載ファン:12cm角×1(背面)●追加搭載可能ファン:12cm角×1(前面)●本体サイズ(W×D×H):190×483×410mm(インシュレータを除く)●重量:約5.8kg
小振りながらも作りのしっかりとした好感の持てる仕上がり。シャドーベイは横向きでビデオカードと干渉しないが、裏側の配線スペースがかなり狭い
フロントファンは前面から装着可能
シャドーベイは専用ガイドパーツを使用するが、ケースの横幅的にはギリギリだ。12cm角ファンを増設することもできる
拡張スロットは専用ストッパー付き
樹脂製のストッパーでビデオカードなどの簡単固定が可能。ネジでも固定できるので、不安ならばそちらもお勧めしたい
採点:7
メリット:シンプルかつ落ち着いたデザイン
樹脂製フロントパネルとサイドパネルの違和感がなく、安心できるデザイン。ミドルレンジ以下のパーツ構成で使うなら十分な性能だ。
デメリット:内部は狭く、冷却性能も低い
静音志向なのは確かだが、横幅が短く、Serial ATAケーブルの取り回しなどで厳しい面も。拡張スロットのストッパーもやや耐久性に欠ける。
冷却重視と静音重視という違いはあれど、言ってしまえば2 製品とも定番のデザイン。しかし、高級モデルで名を馳せる2社の製品だけに、低価格でもこれならよいな、と思わせるだけのものを持っている。Precision SST-PS03BAはマザー背面のメンテナンスホールや天板部のインターフェース、METHODMC10はその仕上げやツールレス構造など、注目点も多い。
単純なドライブベイの数で言えば、上位モデルに引けを取らないが、内部空間にそれほど余裕があるわけでないため、多くのパーツを詰め込もうとするとケーブル取り回しや冷却面などで苦労することになる。
ともに冷却性能に乏しい面はあるが、その分静音性が高い点には注目したい。限界はあるが、使い方しだいで大きく化ける可能性を秘めているのが現在の低価格ケースだ。
ココがポイント
小物入れ+隠しコネクタ 遊び心のあるトップパネル
低価格と言っても、何かプラスαがあるのが最近のケース。Precision SST-PS03BAでは天板部に小物入れとUSBポートなどを備えている。デザイン的にもよいアクセントだ
こんなパーツと組み合わせたい!
オンボードグラフィックス機能も積極的に活用
やはり標準での冷却性能に乏しい低価格ケースだけに、GPU内蔵のCore i5などを積極的に使っていきたい。そうすれば、静音性に優れた低価格ケースのメリットが活きてくる。ゲームがしたいならビデオカードの増設が必要だが、ミドルレンジクラスまでならムリなく使えるはず。ケースでお金が浮いた分、システムドライブにSSDを使用して快適度アップというのもよいだろう。そうして組み上げたマシンは消費電力が小さいので、電源なども低価格に抑えられる。総合的にムリのないマシンを作ろう。
CPU
Intel Core i5-661(3.33GHz)
実売価格:20,000円前後
マザーボード
GIGABYTE
GA-H55M-USB3(rev.1.0)
(Intel H55)
実売価格:14,000円前後
あえてmicroATXマザーで使う
H55チップセット搭載マザーにはmicroATXタイプが多いので自然とそうなることもあるだろうが、内部スペースの余裕を考えると、これは十分にアリ。拡張性もケースに合っている。グラフィックス性能がもの足りなければ、後でビデオカードの増設も可能だ
パーツを多く使うならファンの増設を
HDDを複数台搭載したり、ビデオカードを増設したりするのならフロントケースファンも付けたいところ
発熱の低いSSDを活用するのも理にかなった選択だ