価格帯別の特徴を把握して目的に合った製品を選ぼう
マザーボードを高級(2万7,000円以上)、中核(1万5,000円以上~2万7,000円未満)、低価格(1万5,000円未満)に分けて見た場合、大雑把に言うなら、高級品はオーバークロッカーやハイエンドゲーマー向け、中核品はオーバークロックなどの遊び的要素も含めいろいろな用途に使用したい人向け、低価格製品はスタンダードなPCを作りたい人向けとなる。次ページからは、各レンジの代表的な製品を集め、その特徴を紹介していくので、その違いをきちんと把握して、ぜひ自分に合った製品を選択していただきたい。
高級27,000円以上
機能が充実オーバークロッカーやハイエンドゲーマー向け
- 特徴
- ・OC機能が充実
- ・16フェーズ以上のVRMを搭載
- ・CPUまわりの冷却機構が充実
- ・x16+x16のマルチGPUに対応
- ・高品質パーツを採用

高性能電源回路と冷却機構
OCなどの高負荷状態にも対応できる高性能電源回路と冷却機構が採用されているのが特徴だ。

マルチGPU機能が充実
チップセットおよびブリッジチップでx16+x16のマルチGPUに対応するのもこのクラスの特徴
中核15,000円以上~27,000円未満
オーバークロックなども含め
さまざまな用途に使用できるオールマイティな製品が充実
- 特徴
- ・ハイエンド機並みの高品質設計
- ・OC機能が充実
- ・省電力機能が充実
- ・高品質パーツを採用
- ・USB 3.0など拡張機能が豊富

ハイエンド譲りの高品質
高性能VRMに高級パーツなど、安定性や耐久性を左右する基幹部分がしっかりしている

最新機能にいち早く対応
USB 3.0やSerial ATA 3.0などの最新機能にいち早く対応するのもこのクラスの製品の特徴
低価格15,000円未満
余剰機能を省き価格を抑えたスタンダードPC向け
- 特徴
- ・高性能GPU搭載製品が充実
- ・基本を押さえた堅実な仕様
- ・冷却機構は必要最低限
- ・余剰な付加機能は非搭載
- ・付属品は必要最低限

GPU搭載製品が充実
ATI Radeon HD 4250を内蔵するAMD 880Gなど高性能GPUを搭載した製品が充実している

過剰な装備は排除
必要にして十分なレベルのVRMで、過剰な冷却機構などを搭載しないのがこのクラスの製品の特徴