オススメパーツを厳選!三つのクラスから吟味しよう
2010年に入ってからすでに5カ月が経過したが、その間にもPCパーツの新製品が続々登場してきている。本特集では、それら新製品を含め、各ジャンルのパーツの中でも「今が旬」と言える魅力的な製品を厳選して紹介していく。
そしてここでは、“高級”、“中核”、“低価格”と、それぞれクラスを分けて製品を紹介していく形を採っている。と言うのも、全体を通しての視点ではどうしても中核製品が中心になりがちだからだ。実際、性能や機能と価格のバランスが無難にまとまった中核クラスの製品は多くの人にお勧めしやすいところではあるが、ハイエンドクラスの高級品を好む人、低価格品でコストをできるだけ抑えたい人も少なくないだろう。
また、高級、中核、低価格、それぞれのクラスでは製品選びの際に見るべきポイントや優先すべき要素も異なってくる。たとえば、高級品ならばやはり価格よりも性能や機能の優劣が大きなポイントとなる。一方、低価格品ならば性能や機能はある程度割り切ることが前提になるが、その中でも何をどこまで割り切るかといったことが重要になるといった具合だ。
さらに、高級品を求めるユーザーであっても、いざ購入するという場合には価格を完全に度外視してもよいという極端な人ばかりではないだろうし、高級品の中でも性能や機能に関して得意不得意などがあるはずだ。こういった同クラス製品同士の特徴の違いといった部分もフォローしていきたい。
今回取り上げるそれぞれのパーツについては、それらを使って自作する際に気を付けること、同時に利用したいパーツなどといった自作のポイントもまとめている。自作PCの構成を考える上での参考にしていただきたい。
マザーボード
USB 3.0およびSerialATA 3.0対応製品が旬。とくにUSB 3.0対応製品はますます増加している。また、AMD 8シリーズのチップセットを搭載した新製品が続続登場してきており、これらにも注目だ
CPU
IntelのCore i7-980XExtreme Editionに続き、AMDからもPhenomII X6が登場し、ついに6コア時代に突入した。それらの登場を受けてのミドルレンジ以下の勢力図の変化も興味深い
SSD
SSDではSerial ATA3.0の6Gbps転送に対応した製品が登場するなど、高級モデルの高速化がさらに加速。内部コントローラのバリエーションも増え、中核~低価格製品の選択肢も増えてきている
液晶ディスプレイ
専用メガネをかけてグラフィックスを立体視するNVIDIAの3Dステレオ技術「3D Vision」向けに120Hzのリフレッシュレートをサポートした製品が登場。新たな選択ポイントとして浮上している