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高級vs中核vs低価格パーツ ベストバイ価格帯はココだ!!

電源編

TEXT:長畑利博、Ta 152H-1(内部解説部)
低価格
予算は少なくても80PLUS Bronze認証取得製品をゲット!
  • 600W
  • 80PLUS Bronze

玄人志向

KRPW-VII-600

実売価格:8,000円前後

問い合わせ先:購入店舗にて対応
URL:http://kuroutoshikou.com/
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回路設計は簡素だがコネクタ構成が充実
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EMIフィルタは簡素なものが使われており、入力側の平滑コンデンサも105℃品ながら廉価なものを採用。出力側の平滑回路も上位の電源と比べると部品点数が少ないなど、使用部品の品質や数には差がある。だが、基本的な回路構成に違いはない

Specification

ファン:12cm角×1(底面)
電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX12/EPS12V×1、ペリフェラル×5、Serial ATA×6、PCI Express 6+2ピン×2、PCI Express 6ピン×2、FDD×1
本体サイズ(W×D×H):150×140×86mm

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+12V出力は30Aの2系統、+5Vsbについても2.5Aとこのクラスとしては標準的

ここがポイント
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2種4本と豊富なPCI Expressコネクタ
PCI Expressコネクタは6+2の8ピンと6ピンが1本のケーブルにぶら下がり、それが2本ある。どちらか一方同士を組み合わせるのがベストだろう

KRPW-VII-600 採点:7

メリット:上位モデル並みの拡張性
Serial ATAコネクタがやや多め。人気機種であることから、十分な動作実績があるほか、量販店などでも容易に入手できる。

デメリット:静音性は低い
低価格モデルゆえに、静音性などに今一歩の部分がある。

低価格
  • 550W
  • 80PLUS Bronze

Compucase

HEC WIN+ 550W

実売価格:6,000円前後

問い合わせ先:03-3864-3763(マイルストーン)
URL:http://www.milestone-net.co.jp/
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低価格ながら80PLUS Bronzeを取得
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コンデンサは台湾メーカー製が使われていて、電解コンデンサはすべてアルミ電解タイプ。ヒートシンクはActive PFC、1次側の整流回路、AC-DCコンバータのスイッチング回路、それに2次側の整流回路で使われている。AC入力のフィルタ回路は簡素だが、省略されたりはしていない

Specification

ファン:12cm角×1(底面)
電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX12V×1、ペリフェラル×5、Serial ATA×4、PCI Express 6+2ピン×1、PCI Express 6ピン×1、FDD×1
本体サイズ(W×D×H):150×140×86mm

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+12V出力は2系統になっている。出力は1系統目が28A、2系統目が20Aとなっている

ここがポイント
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必要なコネクタは漏らさず装備
コネクタはリプレース用途を考慮したペリフェラル重視構成。数は少ないが、PCI Expressも6ピン、8ピンともに対応している

HEC WIN+ 550W 採点:8

メリット:とにかく安い
実売価格が非常に安い。電源コネクタの種類は古いPCでのリプレース用途も考慮した作りとなっている。

デメリット:拡張性が今一つ
Serial ATAコネクタが4個と少なめ。安価な分だけ拡張性については妥協が必要。

低価格製品は予算と目的で選ぶ

 KRPW-VII-600は低価格で比較的品質を重視した電源の先駆けとも言えるセレクトシリーズに属する製品。すべてのコンデンサに105℃タイプを採用し、80PLUS Bronze認証を取得。PCI Expressコネクタも4系統用意されており拡張性も高い。
 HEC WIN+550Wは実売6,000円前後という非常に安価なモデルながら、80PLUS Bronze認証を取得した製品。機能面では大きな特色はないが、こちらもコンデンサに105℃品を採用している。スペック面では、スリープといった待機時の消費電力を1W以下に抑えたGreen Modeの搭載が特徴だ。
 このクラスは、価格の関係から機能・スペックは非常に似かよってしまうことが多い。このためコネクタ数や静音性、予算などに応じて選ぶことになるだろう。

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KRPW-VII-600

すべての項目で+12Vを上回っているものの、電源への負荷の高い【2】【3】【6】実行中は電圧が最大0.2Vほど下がる傾向にある。細かなブレもかなり多め

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HEC WIN+ 550W

全体的に電圧が12.4V付近にあり高め。負荷の高い【2】【3】【6】では電圧が最大0.2Vほど下がる。細かな電圧変化のブレは若干少なめだが、上位クラスと比較すると多い

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消費電力は両製品とも80PLUS Bronze認証取得品で、さらに定格出力が近いこともあり、ほぼ同等の結果になった

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静音性に関しては、アイドル時にはややWIN+ 550Wのほうが静か。高負荷時はまったく同じという結果となった

こんなパーツと組み合わせたい!
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ケース

Lian-Li

PC-Q07

実売価格:11,000円前後

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Mini-ITX対応の小型ケースながら、ATX電源が搭載できるPC-Q07。ただし、奥行きのある電源だとケーブルの引き回しが大変

小型ケースでは電源の奥行きに注意

低価格電源のメリットとして奥行きが14cm前後のコンパクトな製品が多い点が挙げられる。microATXやMini-ITXサイズのケースの中にはATX電源が使えるものがあるが、中核クラス以上の電源をこうしたケースに取り付けようとすると、ケーブルの取り回しに苦戦することがある。こうした小型ケースでは、定格出力が小さくとも問題がないことが多いので小型の低価格電源がオススメ。ただし、プラグインタイプの電源は、スペック以上に奥行きが必要になることが多いので注意しよう。

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