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CPU編
TEXT:鈴木雅暢
image CPUが安くなった
Core 2 Duoが本格普及段階にAMD CPUの安さも強烈
 現在のCPU市場で目立つのが、価格の下落だ。AMDがCore 2 Duoへの対抗策として年明けから先行して値下げを開始し、4月末にはIntelが価格改定を行なって、一気に加速。今にいたっている。

 下の表は主要なCPUの価格をまとめたものだが、Core 2 DuoとAthlon 64 X2両者とも、この冬の価格と比べると、大幅に下がっているのが分かる。Intel CPUはとくにハイエンド層ほど値下がり幅が大きい傾向にあり、Core 2 Duo E6700は2万円以上、Core 2 Duo E6600も約1万円の値下がりを見せている。廉価モデルのCore 2 Duo E4300も、約7,000円下がった。また、比較的価格差がないミドルレンジの製品も、年明けのCore 2 Duo E6400が約2.9万円だったのに対し、今のE6420は約2.5万円。さらに2次キャッシュが2MB増えているので、実質的な買い得度は価格差以上に増している。

 Core 2 Duoは、登場当初から人気が集中したためか、その後の市場価格は高めで推移。一番人気モデルのCore 2 Duo E6600は約4万円、下位モデルも2万円以上の価格で販売されていた。その価値をきっちりと判断できるマニア層には絶大な支持を受けたものの、一般ユーザーにとっては、微妙に割高感があったのは否めなかった。しかし、価格改定によりCore 2 Duoの主力モデルの買い得感が増した上、廉価モデルも1万円台で購入できるようになったことで、いよいよ本格的な普及段階に入ったと言える。

 しかし、それよりもすごいのがAMDのAthlon 64 X2の価格攻勢だ。Athlon 64 X2 5200+が1.6万円、最上位モデルのAthlon 64 X2 6000+は登場時から3万円も値下がり。さらに、2007年3月に追加されたAthlon 64 X2 3600+にいたっては、1万円を切る価格に。手軽にデュアルコアCPUが買える状況を作り出した。その上、7月末に、またIntelが価格改定を行なうという情報も入っている。値下げ幅、そしてAMDがどう対抗してくるのか、目が離せない状況だ。

 なお、価格を考える際はCPUだけでなく、マザーボードの価格も考慮に入れたほうがよい。使えるマザーボードはCPUによって制限されるからである。現在の状況で言えば、AMDのAthlon 64 X2用マザーボードは1万円前後で買える製品が多数あるのに対し、IntelのCore 2シリーズが使えるマザーボードは、1万円以下の選択肢がほとんどない。トータルコストを低く抑えたいなら、AMD CPUのほうが有利な状況である。ただ、先進性という点ではIntelのほうが有利だ。ハイエンド~ミドルレンジクラスの主力製品の顔ぶれが1年前からあまり変わらないAMDに対し、IntelではDDR3 SDRAMといった、最新のパーツをサポートした製品も選ぶことができる。
image最新世代CPUに最適化されたアプリの登場
Core 2シリーズには、基本的な性能向上に加えて、マルチメディア処理に有利な新しい拡張命令(SSSE)が追加されている。これに最適化したアプリケーションも登場してきた

ロスト プラネット エクストリーム コンディション
Character Wayne by (C)Lee Byung Hun /BH Entertainment CO., LTD, RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2006,2007 ALL RIGHTS RESERVED.
image最新パーツを使えるIntel
Intel CPU向けのマザーボードは、新チップセットを搭載した製品が続々揃ってきているところで、仕様的に新しいものが多い。DDR3 SDRAMなど最新パーツが使える製品もある
imageシステム全体のコストを抑えられるAMD
AMD CPUはそれ自体が安いだけでなく、対応マザーボードも安い。グラフィックス機能内蔵の1万円前後の製品も充実している。システム全体のコストを抑えたい場合には有利だ
image
AKIBA PC Hotline!調べ ※1DOS/V POWER REPORT編集部調べ ※2在庫僅少のため価格調査対象外
image 低価格CPUが変わった
バリュー向けデュアルコアが1万円前後の価格帯でデビュー
 今、1万円前後の価格帯がアツい。かつてはバリュー向けCPUのテリトリーだったため、価格は安いが性能では大きく劣るイメージがあったかもしれない。しかし、最近は価格の下落によってメインストリームの下位モデルがこの価格帯まで下がり、さらにローエンド向け新ブランドの展開も始まるなど、昔と状況は異なる。

 Intelからは「Pentium Dual-Core」が登場。E2160(動作クロック1.8GHz)、E2140(同1.6GHz)の2モデルが投入された。このCPUは、Pentiumの名前を冠しながらCore 2シリーズと同じCoreマイクロアーキテクチャを採用。基本はCore 2 Duoだが、システムバスがCore 2 Duo E4000シリーズと同じ800MHzに、2次キャッシュはE4000シリーズの半分の1MBに減らされている。仮想化支援のVTはサポートしないが、EIST(Enhanced Intel SpeedStep Technology)、Intel 64、EDB(Execute Disable Bit)といった機能はサポートしている。

 位置付けとしては、Core 2 Duo E4000シリーズとCeleronの間を埋める「バリュー向けデュアルコアブランド」といった存在。また、バリューブランドのCeleronも、Coreマイクロアーキテクチャを採用したシングルコアモデル「Celeron 400シリーズ」を投入しており、より低価格なバリュー向けCPUとして存続するようである。

 一方、AMDも新しく「Athlon X2」ブランドを立ち上げている。同社は現在のAthlon 64 X2を中心としたブランド体系に代わるPhenomファミリーを中心とする次世代ブランド体系を発表しており、Athlon X2はPhenomの下位に続くブランドとなる。全体としては上から4番目、その下にはSempronが続く。内部構造はBrisbaneコアのAthlon 64 X2と同じものだが、TDPが45Wと低くなったのが特徴。

 メインストリームのCPUが驚異的な進化を遂げる中、バリューCPUは旧世代のシングルコアのまま手つかずで、性能差は開く一方だった。そこに満を持して投入されるバリューCPUの新ブランドは、メーカーがこれまで重視してきたよりも低い価格帯に目を向けるようになったことの現われかもしれない。その上でメインストリーム向けCPUの下位モデルの降下も期待でき、今この価格帯がかなりアツい市場であることは間違いなく、今後も目が離せそうにない。
最新低価格CPUはココが変わった!
・ミドルレンジ以上の製品と同じ最新コアを採用
・低価格でもデュアルコア
・従来製品より高性能ながら低発熱
imageソケットは従来と変わらない
Athlon X2、Pentium Dual-Coreともソケットは従来のSocket AM2、LGA775互換となっている
imageメインストリームと同じコア
CPU-ZによるAthlon X2 BE-2350の情報表示画面。基本的な情報はAthlon 64 X2と共通だ
image
マザーボードの対応状況に注意!
Pentium Dual-CoreやAthlon X2は、従来のCPUと同じコアと言ってもBIOSなどが対応していなければ、正常に動作しない。動作可能かどうか、対応状況を確認しておこう
コストパフォーマンス抜群の新世代低価格CPU
Intel
Pentium Dual-Core E2160
実売価格:13,000円前後
問い合わせ先:0120-868686(インテル)
URL:http://www.intel.co.jp/
imagePentiumの名が付けられているが、内部の構造はCore 2 Duoと同じCoreマイクロアーキテクチャを採用。システムバスは800MHz、2次キャッシュは1MBと少なくなっている。このE2160は動作クロック1.8GHzのモデル
AMD
Athlon X2 BE-2350
実売価格:14,000円前後
問い合わせ先:0120-263-69(日本AMD)
URL:http://www.amd.com/jp-ja/
imageAMDの次世代CPU、Phenomブランドの下位に位置付けられる新ブランドの製品。内部的には65nmプロセスルールのBrisbaneコアで、「BE」がTDP 45Wであることを指している。本モデルの動作クロックは2.1GHzだ
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