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今組めば絶対損しない! PC自作パーフェクトガイド
マザーボード編
TEXT:芦澤英一、鈴木雅暢
image Vista世代のグラフィックス機能搭載マザーが出揃う
 Intelのチップセット内蔵グラフィックスコアは、945G世代からVistaのAeroに対応できている。最新のG33内蔵グラフィックスコア「GMA 3100」ももちろん対応済みなのだが、そのパフォーマンスは G965のGMA X3000と比較するとずいぶん劣る。これはG33のGMA 3100が、GMA X3000(G965シリーズ)の1世代前の、IntelがGen 3.5(第3.5世代)と呼ぶGMA 950(945G搭載)の改良コアが用いられているからだ。ちなみにG965のGMA X3000はGen 4(第4世代)で、グラフィックスコア自体はG33のGMA 3100より世代的に上で性能も高い。

 とはいえ、GMA 3100はGMA X3000よりも消費電力が低く抑えられているというメリットもあり、IntelとしてはWindows VistaのAero環境で快適に使える手軽なチップセットとしてその存在を位置付けているようだ。ということは、次世代CPUへの対応に目をつむれば、マザーボードの価格が安い945G/GC搭載製品はG33とほぼ同等のグラフィックス性能を備える点でコストパフォーマンスが高いと言えるだろう。なお、今後リリースが予定されているG35チップセットでは、最新グラフィックスコア(Gen4)をDirectX 10に対応させたGMA X3500が内蔵される予定だ。

 AMDプラットフォームでは、AMD/NVIDIAの両社からAero動作を保証しつつ、HDMIやDVIなどの多彩な映像出力インターフェースをサポートするグラフィックス機能統合型チップセットが相次いでリリースされている。

 AMDのグラフィックス機能内蔵チップセットAMD 690G/Vは、グラフィックスコアにRadeon X1250(690G)/X1200(690V)を内蔵する。ともにRadeon X700をベースとして、動画再生支援機能「Avivo」のサポートを追加し、690GのみHDMIとDVI出力に対応する。

 NVIDIAのGeForce 7050 PV/7025は、GeForce 6150/6100の後継にあたるチップセットで、ともに著作権保護技術のHDCPとデジタル出力のDVIに対応し、7050 PVのみHDMIと動画再生支援技術「PureVideo」をサポートする。

 AMD/NVIDIA両社の最新グラフィックス機能統合型チップセットの描画パフォーマンスに関しては、行なうテストによって優劣が異なるが、ほぼ同等の性能と見てよいだろう。
image
割り当てメモリ容量の違いによる性能差
 グラフィックス機能統合型チップセットのほとんどは、マザーボードのメモリスロットに装着したメインメモリの一部をビデオメモリとして使用するUMA(Unified Memory Architecture)を採用している。ビデオメモリとして利用できる最大容量は製品によって異なり、多くの場合BIOS画面で設定可能だ。

 ビデオメモリを大量に割り当てれば、高解像度の画面であっても、描画性能がボトルネックになることも少ないだろう。とはいえ、それだけメインメモリとして使用できる容量が減少するため、システム全体としてはマイナスになりかねないし、描画性能が十分満たされているようであれば、極端に多く割り当ててもまったく意味がない。基本的にはデフォルト設定のままで十分だろうが、最適な設定はディスプレイの解像度や使用するアプリケーションによっても異なるので、いろいろと試してみるのもよいだろう。

 なお、Intelのグラフィックス機能統合型チップセット(G33/G965/945Gシリーズなど)は、メモリを必要に応じて動的にグラフィックス用に割り当てるDVMT(Dynamic Video Memory Technology)に対応しており、BIOSに最大容量の設定項目がない製品もある。実際に、上記のベンチマークで使用したASUSTeK P5K-Vでは、メモリの割り当て容量を変化させてもベンチマークのスコアは変わらなかった。

 逆にDVMTを持たないチップセット(AMDやNVIDIA系)の場合は、右上のグラフのように割り当てメモリの容量をケチらないほうがよい。とはいえGA-MA69G-S3Hに1GB分のメモリを割り当ててみたが、128MBのときから+5ほどスコアが上積みされただけでほぼ変わらない結果となった。前述のように割り当て過ぎても意味がないということは覚えておこう。
imageビデオメモリの最大割り当て容量はBIOS画面で設定できる
ビデオメモリ容量によるグラフィックス性能の違い
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【ベンチマーク環境】
CPU:Core 2 Duo E6300(1.86GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5K-V(Intel G33+ICH9)
GIGABYTE GA-965G-DS4(Intel G965+ICH8R)
ECS 945G-M3(V3.0)(Intel 945G+ICH7)
GIGABYTE GA-MA69G-S3H(AMD 690G+SB600)
BIOSTAR TF7050-M2(NVIDIA GeForce 7050 PV+nForce 630a)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 、CL=5、1GB)×2
HDD:日立GST Deskstar T7K80 HDS728080PLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、80GB)
OS:Windows Vista Ultimate
image CPU負荷を軽減する動画再生支援機能
 最近のビデオカードは、NVIDIAの「PureVideo」や、ATIの「Avivo」といった動画再生支援機能に対応しているが、これは両社の比較的新しいグラフィックスコア内蔵チップセットについても言えることである。

 一般的に「動画再生支援機能」とは、従来CPUで行なっていた処理をGPUに肩代わりさせることによってCPUの負荷を軽減させる機能のことを指す。また、最近では動画の映像品質を向上させるような機能を含めて、動画再生支援機能と呼ぶ場合もある。

 NVIDIAの「PureVideo」は、H.264、VC-1、WMV、MPEG2といった動画のハードウェアデコードに定評があり、動画再生時のCPU使用率は同機能を使用しない場合と比較して大幅に軽減される。なお、グラフィックス機能搭載製品でPureVideoの機能を備えているのは、同社の「GeForce 7050 PV」のみで、下位モデルの「GeForce 7025」には搭載されていない。

 AMDの「AMD 690G/V」がサポートしている「Avivo」は、動画の映像品質向上技術に定評がある。GPU支援による動画再生に加え、出力信号を10bit処理することによって映像の発色や階調を改善する機能を備えており、HD動画をより美しく再生できる。
imageNVIDIAのPureVideoを使うにはデコーダを購入する必要がある。3グレード用意されており、最上位のものは49.95ドル。30日間の体験版もあるので興味があれば試してみよう
imageAvivoはATIのドライバソフトウェアに同梱されており、無料で使うことができるのが大きな強み。画面のように再生される動画に対してどのような処理を行なうかを細かく設定できる
Intel Clear Video Technologyとは?
 Intel G33やG965などのグラフィックス機能統合型チップセットには、「Intel Clear Video Technology」と呼ばれる再生支援機能が搭載されている。再生支援とは言っても、再生負荷の高いH.264のデコードには対応しておらず、MPEG2のみとなる。また、インターレース映像をプログレッシブ変換する「デインターレース」や、4x4のスケーリング処理といった機能もハードウェア処理により提供される。
imageIntel Clear Video Technologyを有効にして動画を再生させるには、対応したプレイヤーを利用した上で、画面のような設定を行なう必要がある
今後のトレンドとして期待?
Mini-ITXフォームファクター
 Mini-ITXとは、VIAによって策定されたmicroATXやFlexATXよりも小さいフォームファクターだ。最近、IntelからローコストなMini-ITX対応マザーボードがバルクで発売されたことにより、注目を集めた。現時点ではまだまだマイナーな存在だが、今後対応マザーボードやケースが増えてくれば、コンパクトPCのベースとして有力な存在となる可能性もあるだろう。
imageディラックが販売しているMini-ITXケースの「Noah-800」シリーズ。価格は1万5,000円前後
Intel
D201GLYL
実売価格:13,000円前後
問い合わせ先:0120-868686(インテル)
URL:http://www.intel.co.jp/
imageTDP 27Wの低消費電力CPU「Celeron 215」が装着済みながら、約1万3,000円の低価格で販売されている注目の製品。チップセットにはグラフィックスコアにMirage 1を内蔵するSiS662を採用。Serial ATAポートは非搭載となっており、ストレージに使えるのはIDEポートのみとなる
フォームファクター:Mini-ITX
搭載CPU:Intel Celeron 215(1.33GHz)
チップセット:SiS662+964L
メモリスロット:PC2-5300/4200/3200 DDR2 SDRAM×1(最大1GB)
グラフィックス機能:SiS662内蔵(Mirage 1)
拡張スロット:PCI×1
HDDインターフェース:Ultra ATA/133×1
RAID:-
LAN:100BASE-TX×1
Albatron
KI51PV-754
実売価格:30,000円前後
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.albatron.com.tw/
imageチップセットにGeForce 6150+nForce 430を採用するSocket754マザー。超コンパクトなMini-ITXフォームファクターながら、RAID対応のSerial ATA 2.5、1000BASE-T+100BASE-TXのデュアルLAN、DVI+Dsub 15ピンの映像出力端子など、ATXマザーに負けない多機能ぶりが魅力だ
フォームファクター:Mini-ITX
CPUタイプ:Socket754
チップセット:NVIDIA GeForce 6150+nForce 430
メモリスロット:PC-3200/2700 DDR SDRAM×1(最大1GB)
グラフィックス機能:GeForce 6150内蔵(GeForce 6150)
拡張スロット:PCI×1
HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×4、Ultra ATA/133×2
RAID:RAID 0/1/0+1/5
LAN:1000BASE-T×1、100BASE-TX×1
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