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ビデオカード編
TEXT:橋本新義
image オーバークロックカードの増加
 ここ最近のビデオカード製品でのトレンドの一つが、オーバークロック(OC)版製品の増加だ。トレンドと言うよりは、もはやバリエーションモデルとして一般化したというのが正確かもしれない。

 OC版とは、NVIDIAやATIといったGPUメーカーが規定するGPUやメモリの基準(リファレンス)クロックよりも実際の動作クロックを高速化することで、リファレンスどおりの仕様の製品から少しの価格アップ(多くの製品ではリファレンス仕様の製品より1,000~5,000円ほど高価に設定されている)でより高い性能(とコストパフォーマンス)が得られるというもの。

 ポイントは、OCといってもメーカー側が行なったものであるため、サポートや保証は(ユーザーが手動で行なうOCとは異なり)製品としてのすべてのものが受けられること。さらにユーザーがOC設定を行なう必要もないため、製品価格の上昇を除けば、基本的にユーザーにとってよいことずくめの製品なのである。

 ただし、購入時に若干注意が必要な点もある。とくに気を付けたいのは、リファレンスクロックと実際のカード側のクロックの差をきっちりと把握する必要が生ずるという点だ。

 OC版のクロック設定はリファレンス仕様で縛られるものではないだけに、メーカーや製品間でバラバラとなっている。製品によっては、OC版と言いつつもGPUコアクロックだけ上昇させていたり、コアをOCさせつつもメモリクロックをリファレンスより下げた製品もある。こうした製品では性能向上率が意外と少ないため、OC版という言葉だけで判断してはいけないのである。主なGPUのうち、OC版カードが多く登場している製品の定格クロックを表にまとめたので、参考にしてほしい。

 さらに実際の購入時は、リファレンス仕様製品との価格差も重要だ。当然ながら、予想される性能差に比べてあまりにも高価になるようであれば、本来持つOC版製品のメリットが失われてしまうことになりかねないのである。
GDDR3メモリ搭載製品は狙い目 クロックはコアとメモリ両方をチェック
image image
人気の高い構成の一つが、リファレンスデザインでDDR2を使うGPUにGDDR3メモリを搭載するもの。7600 GSや8500 GTなどで多い 手頃なOC版製品で注意したいのが、GPUコアクロックのみを上げた製品。メモリも上げた製品に比べ、かなり控えめな効果となることが多い
主なGPUの定格クロック
  コア メモリ
GeForce 8800 GTX 575MHz 1.8GHz
GeForce 8600 GTS 500MHz 1.6GHz
GeForce 8600 GT 540MHz 1.4GHz
GeForce 7900 GS 450MHz 1.32GHz
GeForce 7600 GT 560MHz 1.4GHz
Radeon HD 2900 XT 740MHz 1.65GHz
Radoen X1950 PRO 575MHz 1.38GHz
ECS
N8600GTS-256MX+
実売価格:33,000円前後
問い合わせ先:ecsinfo@ecsjpn.co.jp(日本エリートグループ)
URL:http://www.ecsjpn.co.jp/
imageGeForce 8600 GTSを搭載し、コア720MHz/メモリ2.2GHzまでクロックを上げたオーバークロックモデルだ
グラフィックスチップ:GeForce 8600 GTS
対応スロット:PCI Express x16
コアクロック:720MHz
メモリクロック:2,200MHz
ビデオメモリ(バス幅):DDR3 256MB(128bit)
GIGABYTE
GV-NX79G256DP-RH
実売価格:26,000円前後
問い合わせ先:03-5812-6120(リンクスインターナショナル)
URL:http://www.gigabyte.co.jp/
imageZALMAN製クーラーを搭載し、コア、メモリともにオーバークロックを施したお買い得モデル
グラフィックスチップ:GeForce 7900 GS
対応スロット:PCI Express x16
コアクロック:525MHz
メモリクロック:1,440MHz
ビデオメモリ(バス幅):GDDR3 256MB(256bit)
XFX
PV-T84G-UDD3
実売価格:30,000円前後
問い合わせ先:info@synnex.co.jp(シネックス)
URL:http://www.xfxforce.com/
imageミドルレンジ最上位のGeForce 8600 GTSのコア/メモリクロックを大幅に上昇させながら低価格を実現
グラフィックスチップ:GeForce 8600 GTS
対応スロット:PCI Express x16
コアクロック:730MHz
メモリクロック:2,260MHz
ビデオメモリ(バス幅):GDDR3 256MB(128bit)
image 低価格カードではAeroへのフォーカスが進む
 自作PCにおいて、ビデオカードというパーツの重要性を大きく変えたのが、Windows Vistaで搭載された新UIであるWindows Aeroだ。なかでもVistaの登場で大きな影響を受けたのが、低価格ビデオカードである。Vista登場前の製品でも十分な性能を持っているミドルレンジ以上のカードとは異なり、Aeroを存分に使うには少々不安な仕様のものが多かったためだ。

 とくに目立ったのは、ビデオメモリ容量の増加だ。前世代の製品では64MB版が中心だったが、現在の製品では128MB版が一気に増加し、256MB版もしだいに増加しつつある。これは、Aeroの要求するビデオメモリがSXGAクラスの解像度で128MB、WUXGA以上では256MB(Microsoft推奨値)と、かなり大きいためだ。ビデオメモリが極端に不足した場合、Aeroが強制的に解除されるなどのエラーが発生することがあるため、意外と深刻な問題なのである。

 また、最新製品のRadeon HDシリーズなどでは、一定の価格内でAeroでの描画速度向上に特化したと思われる仕様の製品もある。2400 XTがそれで、ビデオメモリの接続幅が64bitという仕様ながら、リファレンスレベルでGDDR3メモリを採用し、メモリクロックは何と1.4GHzと、前世代のミドルレンジ以上を達成する。実はAeroの速度(およびエクスペリエンスインデックスの「グラフィックス」項目)はメモリクロック速度に大きく影響されるため、Aeroではかなり有利となるのだ。このように低価格カードでは、Aeroを意識した製品企画がトレンドとなりつつある。
imageビデオメモリ不足でAeroが解除されることも
まれな例ではあるが、実はVistaではビデオメモリ不足のエラーが発生することがある。Aero表示の場合は強制的に解除されるなどの弊害が出る
Albatron
7300GS
実売価格:8,000円前後
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.albatron.com.tw/
imageGPUとしてGeForce 7300 GSを搭載した、低価格カードの定番製品。ビデオメモリ容量は256MBと、Aeroでも十分な容量を搭載する
グラフィックスチップ:GeForce 7300 GS
対応スロット:PCI Express x16
コアクロック:550MHz
メモリクロック:500MHz
ビデオメモリ(バス幅):DDR2 256MB(64bit)
image カードクーラーの高性能化が一層進む
 高性能化に伴い増加するGPUやビデオメモリの発熱と、それに反してユーザーの間で増す静音化への要求を満たすための重要なパーツが、ビデオカードクーラーだ。ここ数年継続されている大きなトレンドとしては、ヒートパイプを搭載した大型ファンレスクーラーを搭載した製品、そして冷却パーツメーカーの“ブランドクーラー”を搭載する製品の増加が挙げられる。最近では、これら特殊クーラーを搭載したバリエーションモデルが当たり前になりつつある。

 ただし最新世代の8600/8500搭載製品などでは、前世代に比べてファンレス製品は減少しつつあるようだ。これはGPU自体の発熱増加傾向に加え、ファン付きクーラーの静音化が進んでおり、一時期ほど動作音が目立たなくなりつつある点や、ケース内エアフローなどに気を配る必要があるなどのデメリット面がユーザーに浸透したためと思われる。

 対してブランドクーラーは、追加コストは発生するものの、ユーザーからの評価はそれ以上に高いため、搭載製品が比較的順調に増加する傾向だ。実はブランドクーラー搭載品には、実際に使うまでは分かりにくい、クーラーの性能や静音性がある程度保証されている(少なくとも同メーカーのリファレンス仕様製品よりはよいと想像できる)という、一種の保険的な意味合いがある。そうした安心感を含めると、多少の追加コストを払ってもお買い得感は強い。
image高性能クーラーの搭載
高級ブランドクーラーブームの先駆けとなったのが、GALAXYのZALMAN製クーラー搭載製品だ
imageAC製品はRadeon搭載カードで人気
Radeon搭載カードでよく見るのがARCTIC COOLING製クーラー。大柄だが高負荷時の静音性に定評がある
PowerColor
X1950 PRO Extreme 256MB
実売価格:21,000円前後
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.powercolor.com/jp/
image2スロット厚のARCTIC COOLING製クーラーを搭載した人気製品。低負荷時から高負荷時までほぼ回転数が変わらないため、実働時の静音性がとくに優秀だ
グラフィックスチップ:Radeon X1950 PRO
対応スロット:PCI Express x16
コアクロック:600MHz
メモリクロック:1,400MHz
ビデオメモリ(バス幅):GDDR3 256MB(256bit)
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