その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢、目黒廣道 | |||||||||||||||
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1TBを超える大容量HDDの登場や、進む低価格化。これまでの流れを踏襲するかに見えたHDDだが、2007年はHDDに取って代わるかもしれない新デバイスが登場。ストレージ市場に新たな歴史が刻まれようとしている。 | |||||||||||||||
垂直磁気記録の実用化による容量の増加と、低価格化が順調に進むHDD。しかし、現在のストレージ市場で話題となっているのはHDDではなく、NAND型フラッシュメモリを利用したSSD(Solid State Drive)である。 SSDはHDDのような機械動作がなくアクセスタイムが高速で、さらに静音性や耐衝撃性にも優れるのが特徴。2006年にソニー VAIO type Uのゼロスピンドルモデルに採用されて話題になったが、2007年に入ってから自作市場にも流入し、一気に人気に火が付いた格好だ。 純粋なHDDの話題に話を戻すと、相変わらず販売価格は下落傾向で、今年初めに2万円を切った500GBモデルは、現在では1万円台前半まで下がった。容量に関しては単体で1TBを実現した日立GSTのDeskstar 7K1000の登場が目新しい。 また、Windows VistaではAHCIモードが標準でサポートされ、IDE互換モードでは使えなかったSerial ATAネイティブの機能が気軽に利用できるようになった。さらに、ICH9Rが新たにサポートしたポートマルチプライヤーもAHCIモードが前提となっており、今後は徐々にAHCIモードが標準的に利用されるようになると思われる。 |
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HDDの容量は増加の一途をたどっており、今年に入ってから、ついに単体で1TBの容量を持った製品が登場した。また、これまでは250GBから320GBモデルに人気が集中していたが、価格が下落したことによって500GBモデルにメインストリームが移行しつつある。 さらに、チップセットによるサポートや、HDD自体の低価格化によって、手軽にRAID環境を構築できるようになり、1TBを超えるストレージ容量も簡単に実現できるようになった。 ただし、容量が増加すればするほどHDDが故障した場合のダメージも大きくなる点に注意したい。RAIDを使ったり、こまめにDVDやほかのHDDにデータを移したりするなどして、バックアップ対策は万全を期しておきたい。 |
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Seagate | |||||||||||||||
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実売価格:28,000円前後 | |||||||||||||||
容量:750GB URL:http://www.seagate-asia.com/japan/ |
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同社のコンシューマ向け主力HDDの最大容量モデル。幅広い容量ラインナップを持っており、Serial ATAだけでなく、IDEモデルも用意されている | |||||||||||||||
日立グローバルストレージテクノロジーズ | |||||||||||||||
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実売価格:50,000円前後 | |||||||||||||||
容量:1TB URL:http://www.hitachigst.com/jp/ |
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単体で初めて容量1TBを達成したHDD。キャッシュ容量も32MBと大容量なのが特徴。750GBモデルもラインナップされている。インターフェースはSerial ATAのみ | |||||||||||||||
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最近注目を集めているSSDは、半導体メモリにデータを記録するストレージのこと。NAND型フラッシュメモリを利用し、HDDと共通のサイズ規格やインターフェースを採用し、HDDの代替として利用できるようになっているのが特徴だ。 SSDのメリットとしては、何と言ってもアクセスタイムの速さが挙げられる。HDDと違って、機械的な動作のないフラッシュメモリのアクセスタイムは1msをはるかに下回る。そのため、OS起動やビジネスアプリケーションでの作業時など、ランダムアクセスが頻発する処理のレスポンスが劇的に向上する。 また、機械部品がないメリットはそれだけではない。まず機械駆動部分がないため、当然騒音はゼロ。さらに消費電力が低く発熱も小さい。スピンドルモーターでプラッタを高速回転させたり、ボイスコイルモーターでヘッドを高速に移動させたりする必要がないのだから、これも当然。アクティブ時の消費電力は0.5Wと、2.5インチHDDの1/4程度だ。静音PCにとっては、この上ない存在と言える。 ノートPCにおいてはバッテリ駆動時間の延長にも貢献する。衝撃や振動でヘッドがクラッシュする心配もないため、物理的な耐久性もHDDよりはるかに安心である。 しかし、そんなSSDにもデメリットはある。フラッシュメモリではトンネル効果によって絶縁膜を突破させてデータを書き込むため、書き込み時には読み取り時よりも大きな電圧が必要。そのために書き込みは読み込みよりどうしても遅くなってしまう。 また、データを書き換えるたびに電子が突き抜ける絶縁膜はどんどん劣化していくため、メモリセルの保証書き換え回数は最大で10万回程度となっている。また、現状の製品の実売価格からも明らかなように、HDDに比べて容量が少なく、非常に高価である。 もちろん、普及が進めば容量単価はもっと下がるだろうし、半導体のプロセスルールが進化すれば、容量も上がるはずだ。書き換え回数の問題は、書き換えを一部のメモリセルに集中させないようコントローラを最適化することで対策可能で、現行製品でもそのような調整は行なわれている。 ノートPC用のストレージとして複数のメーカーが採用を決めていることから分かるように、過度の心配をする必要はないだろう。ただ、購入するのであれば上記のメリット、デメリットを考慮した上で検討しておきたい。 |
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【ベンチマーク環境】 CPU:Intel Core 2 Duo E6600(2.4GHz) マザーボード:GIGABYTE GA-965P-DQ6(Intel P965+ICH8R) メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB)×4 ビデオカード:NVIDIAリファレンスカード(GeForce 8800 GTS) システム用HDD:日立GST Deskstar T7K500 HDT725032VLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB) OS:Windows Vista Ultimate |
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PQI | |||||||||||||||
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問い合わせ先:03-5825-4545(PQI Japan) URL:http://www.pqi.com.tw/jp/ 読み出し速度:25MB/s 書き込み速度:18MB/s |
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Serial ATAに対応した、2.5インチHDDサイズのSSD。現時点では最大容量となる64GBモデルがラインナップされ、さらに128GBや256GBモデルも発表されている。 | |||||||||||||||
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Samsung | |||||||||||||||
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問い合わせ先:なし URL:http://www.samsung.com/jp/ 読み出し速度:58MB/s 書き込み速度:30MB/s |
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高速アクセスをウリとしたSSD。インターフェースはUltra ATA/66と少々古めだが、高速性能が犠牲になるようなことはない。同容量で1.8インチサイズの製品もある。 | |||||||||||||||
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Transcend | |||||||||||||||
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問い合わせ先:03-5820-6029(トランセンドジャパン) URL:http://www.transcend.co.jp/ 読み出し速度:非公開 書き込み速度:非公開 |
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原稿執筆時点ではもっとも安価に販売されているSSD。筐体は完全にカバーされており、堅牢性の高さも特徴。インターフェースはUltra ATA/66。 | |||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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