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CPU編
TEXT:鈴木雅暢
image ブレイクはいつ? どうなるクアッドコアCPU
現状では縁遠い存在も価格改定でサプライズが?
 現在のCPUの主力はデュアルコアCPUだが、デュアルコアCPUの上には、さらにクアッドコアCPUがある。クアッドコアCPUは、文字どおり四つのコアを一つのCPUダイに内蔵しているCPUだ。現在市場に出回っているクアッドコアCPUとしては、ワークステーション向けのクアッドコアXeonやOpteronを除くと、Intelのエンスージアスト向けのハイエンドCPUであるCore 2 Extreme QX6800(動作クロック2.93GHz)/QX6700(動作クロック2.66GHz)の2モデルと、Core 2 Quad Q6600(動作クロック2.4GHz)がある。また、今年後半に登場すると言われるAMDの新ブランドである「Phenom」の上位モデル(Phenom FX/Phenom X4)も、クアッドコアCPUとなる。

 デュアルコアCPUの2倍のコアを内蔵するのだから、理屈的にはデュアルコアの2倍のポテンシャルを秘めているはずだが、実際にクアッドコアCPUのメリットが活かせるのは「4コア以上の同時処理に対応したマルチスレッドアプリケーション」に限られてくる。さらに、消費電力もコアの数に比例して高くなっている上、登場当初はどの製品も10万円以上と非常に高価であった。さらに対応したマルチスレッドアプリケーションの少なさと価格がネックで、マニア層の一部にしかアピールできなかった。また、4月末の価格改定によって、Core 2 Quad Q6600の価格は約7万円まで引き下げられたが、それでもまだまだ高価だ。現状では、ほとんどのユーザーにとって、クアッドコアはほぼ無縁の存在と思われていることだろう。

 しかし、7月に予定されているとされる価格改定では、Core 2 Quad Q6600がさらに大幅に値下げされるという話も聞こえてくる。手頃な価格で手に入るようになるとなれば、話も変わってくる。と言うのも、登場当初よりもクアッドコアCPUを取り巻く環境が、徐々にではあるが好転しつつあるからだ。

 まず、課題だった4コア以上のマルチスレッド対応のアプリケーションの増加だ。ShadeやCINEMA 4Dといった3DCG製作ソフトのほかに、人気のビデオエンコードソフトであるTMPGEnc 4.0 XPressが対応完了を発表している。そして、Windows Vistaのバックグラウンドタスクへの効果も期待できる。Windows Vistaのバックグラウンドタスクは、実際に使ってみると予想以上にヘビーな印象がある。そのため、使い方によっては「デュアルコアでさえ処理が追い付かないマルチタスク処理」というものも出てくるかもしれない。また、Core 2 Quad Q6600自体も、ステッピングの変更によりG0コアの製品はTDPが105Wから95Wに下がった。そして、「クアッドを使ってみたい」というだけでも十分な購入理由になる。価格しだいでは大ブレイクしても不思議でない状況になってきていると言えるだろう。
image対応アプリケーションでは爆発的な効果
クアッドコアCPUは、マルチコアに対応したアプリケーションで絶大な威力を発揮する
imageクアッドコア対応ソフトの増加
ペガシスのビデオエンコードソフト「TMPGEnc 4.0 XPress」は、Ver.4.2.9.206からMPEGエンコーダのマルチスレッド動作が改善され、クアッドコアで高速なエンコードができるようになった
image仮想化環境でもクアッドコアが活きる
OS上に仮想のPCを作り出す「仮想化」。クアッドコアなら、仮想PCにも複数コアを割り当てられるので、より高速な動作が可能になる
次世代のパフォーマンスを持つクアッドコアCPU
Intel
Core 2 Extreme QX6700
実売価格:120,000円前後
URL:http://www.intel.co.jp/
imageIntelのエンスージアスト向けブランドCore 2 Extremeのクアッドコアモデル。TDPは130Wで、動作クロックは2.66GHz。実売価格で約12万円と、非常に高価なCPUである。さらに高クロックな最上位モデルであるQX6800も発表されている
Intel
Core 2 Quad Q6600
実売価格:70,000円前後
URL:http://www.intel.co.jp/
imageクアッドコアのレギュラーブランドで、動作クロックは2.4GHz。TDPは当初105Wだったが、G0ステップ以降は95Wに下がっている。4月末の価格改定で価格が下がり、やや買い得感は高くなったが、今後さらに価格が下がる可能性がある
image 低価格CPUのお手軽オーバークロックがちょっとしたブーム
1万円のPentium Dual-Coreを3GHzオーバーで動作させる
 オーバークロックとは、CPUの定格動作クロックより高いクロックで動作させるものだ。うまくすれば、安価な下位グレードのCPUで、ハイエンドモデル並みの性能を得ることができるという、大変お得な話である。もちろん、保証外の使用方法なので、自己責任が前提となる。

 オーバークロックに使いやすいのは、そのCPUの下位グレードモデルだ。と言うのも、CPUは各グレードごとに製造されているわけではなく、同じウェハーのクロック耐性の高い部分が上位グレードに、低い部分が下位グレードに振り分けられているだけ。しかも、振り分けの基準は、単に安全マージンの違いでしかなく、マージンを削れば下位グレードでも上位グレードに近いクロックで動作する可能性が、極めて高いのである。

 そんな理由から、Core 2 Duoの下位グレードモデルを使ったオーバークロックが、ちょっとしたブームになっているわけだ。さらに、Core 2 Duoと同じアーキテクチャを採用しながら、より低価格なPentium Dual-CoreやCeleron 400シリーズも登場。こちらもまた、オーバークロックの素材として注目の存在。と言うことで、早速オーバークロックを試してみた。

 その結果が下のグラフである。結果から言えば、やはりPentium Dual-Coreはかなりオイシイ存在である。定格ではシステムバス800MHz、動作クロック1.8GHzのところ、最大でシステムバス 1,340MHz、動作クロック3.023GHzまでのオーバークロックに成功した。ベンチマークテストのスコアもご覧のとおりで、Core 2 Extreme X6800を超えるスコアをマークしている。しかも、今回はリテールクーラーとマザーボードの機能だけを使ったライトなオーバークロックなので、やりこめばもっと上も目指せるだろう。また、定格動作クロックが1.6GHzのCeleron 420も、最大で2.8GHzで動作。こちらもオーバークロック耐性は高かったが、シングルコアのため、ベンチマークのスコアはあまりよくなかった。
imageオーバークロックにより、3GHzオーバーで動作しているPentium Dual-Core。リスクはあるが、ハイエンドCPU並みの性能を安価に入手することができる
image
image
【ベンチマーク環境】
マザーボード:ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP(Intel P965+ICH8R)
メモリ:ノーブランドPC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2
ビデオカード:ECS N8600GTS-256MX(NVIDIA GeForce 8600 GTS)
HDD:日立GST Deskstar Deskstar 7K1000 HDS721010KLA330(Serial ATA 2.5、7,200rpm、1TB)
OS:Windows Vista Ultimate
オーバークロックの流れ(ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP+Intel Core 2 Duoの場合)
image省電力機能などをOFF
省電力機能が有効だとアイドル時にクロックが下がってしまい、BIOS設定の反映や耐性が把握しにくいので、BIOSでOFFにしておく
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imageシステムバスクロックを上げる
CPUはシステムバスのクロックをもとに、内部で動作クロックを数倍にして動作するので、システムバスクロックを上げるとCPUクロックも上がる
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imageメモリ設定を変更
システムバスクロックを上げるとメモリの動作クロックも上がる。システムバスクロックが限界に達したら、メモリクロックを下げてみよう
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