ハード/ソフトウェアの両方が充実
ゲーマー向けモデルもラインナップ
これまで比較的リーズナブルなモデルを主力としていたASRockだが、本ページ下で紹介している世界的なゲーマーとして有名なFatal1ty氏とのコラボモデルを投入するなど、ハイエンド志向のゲーミングマザーも投入。上から下までバラエティに富んだ布陣となっている。
また、実装面ではCPU用電源部にデジタルPWM回路を採用し、100%日本製をうたうゴールドコンデンサを搭載するなど高品質をアピール。そして、以前からUSB 3.0の導入に積極的だっただけあり、上位モデルを中心に3.5インチベイ用フロントUSB 3.0ボックスをバンドル。現状、前面にUSB 3.0ポートを備えたPCケースが少ないので利便性を高める格好のアイテムと言える。さらに全製品でUSBの高速化機能であるXFast USBを利用可能とし、USBまわりの使い勝手ではほかのマザーボードメーカーの先を行く印象だ。

マウス操作もできる
GUIなUEFIをサポート
ASRockではIntel 6シリーズ世代からUEFIを採用。グラフィカルなインターフェースを搭載し、マウス操作も可能としている。基本的に従来のBIOSと設定項目は変わらないのでとまどうことはない

USB 3.0/2.0を高速化する
XFast USB
XFast USBはUSB 3.0およびUSB 2.0ポートの転送速度を向上させる機能。バッファローのTurbo USBのようにプロトコル圧縮する仕組と思われる。Intel 6シリーズに合わせて登場したが、過去の製品にも対応する


フロントUSB 3.0ボックスには、2.5インチのストレージを取り付けることも可能となっている
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-2600K(3.4GHz)、マザーボード:ASRock Fatal1ty P67 Professional(Intel P67)、メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4 ※2枚のみ使用)、システム用SSD:OCZ Technology OCZSSD2-1SUM120G(Serial ATA 2.5、MLC、128GB)、OS:Windows 7 Ultimete 64bit版
【測定条件】
USB 2.0用ポータブルHDDのバッファロー HD-PSG320U2を接続し、CrystalDiskMark 3.0.1を実行
Fatal1ty氏を起用したASRockのゲーマー向けモデル
- LGA1155
- Intel P67
- ATX
- USB 3.0×6
- Serial ATA 3.0×6
- ASRock
- Fatal1ty P67 Professional
- 実売価格:26,000円前後

世界的なゲーマーであるFatal1ty氏をフィーチャーした機能が特徴となっているASRockのフラグシップモデル。OCだけでなくモニタリング機能なども統合した特製ユーティリティ「Fatal1ty F-Stream」や、マウスのポーリングレートをカスタマイズできるFatal1tyマウスコネクタを備えている。また、UEFIの背景にはFatal1ty氏のクールなポートレートを採用し、テキストベースのBIOSとグラフィカルなUEFIとの違いを一層感じさせてくれる。マザーボード上のコンポーネントには、デジタルPWMコントローラや日本製固体コンデンサを実装するなど、品質面もハイグレードだ。

2基の1000BASE-T LANはチーミングに対応。OC時に便利なCMOSクリアスイッチも装備。USB 3.0を4基搭載する
Specification対応CPU:Core i7/i5/i3●メモリスロット:PC3-17000 DDR3 SDRAM×4(最大32GB)●グラフィックス機能:-●ディスプレイ:-●拡張スロット:PCI Express 2.0 x16×2(x16/-またはx8/x8で動作)、PCI Express 2.0 x4(x16形状)×1、PCI Express 2.0 x1×2、PCI×2●インターフェース:Serial ATA 3.0×6(1基はeSATAと排他利用)、Serial ATA 2.5×4、eSATA(Serial ATA 3.0)×1、Ultra ATA/133×1、USB 3.0×6 ※、USB 2.0×12 ※(1基はFatal1tyマウスコネクタ兼用)、IEEE1394×2 ※●LAN:1000BASE-T×2 ※ピンヘッダを含む

Fatal1ty仕様の統合型ユーティリティマウスをゲーム仕様にOCすることも
OC、モニタリング、省電力機能などが統合されたFatal1ty F-Stream。マウスの動きの正確さとなめらかさを決めるポーリングレートを125Hz?1,000Hzに設定可能

Fatal1tyマウスコネクタに接続してポーリングレートを任意に設定できる
Fatal1tyマウスコネクタは場所が定められており、写真のUSB 2.0ポートに接続して使う。一般的なマウスを接続したところ、ポーリングレートを変更できることを確認できた

UEFIはレッド&ブラックカラーを基調としたFatal1ty特別仕様
GUIベースのUEFIを採用しており、Fatal1ty氏の顔がバックグラウンドに表示されている。オーバークロックはもちろん、設定のプロファイルを複数保存できる機能を装備
【問い合わせ先】
ASRock:03-3768-1321(マスタードシード)/ http://www.asrock.com/