そのほか、自作PCでやっておきたいこと
増設したドライブ(HDD)を使えるようにする
今回データドライブとして取り付けたHDDだが、実はまだ使用可能な状態にはなっていない。これは今後HDDを増設した際などでも同様で、使用前にWindows上からフォーマットを行なう必要があるのだ。フォーマットを行なう「ディスクの管理」画面では、ディスクの初期化のほかに、パーティションの分割(一つのドライブを複数のドライブとして使用)や、ドライブレターの設定(Winodws上から見えるドライブの順番を変更)なども行なうことができる。
スタートメニューにある「コンピュータ」を右クリックして、「管理」を選択する
表示される画面の右にあるツリーから「ディスクの管理」を選択。すると、「未割り当て」のディスクが存在しているのが分かる
未割り当ての領域を右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選択。サイズを最大以下にすると、パーティションの分割が可能
フォーマットの設定などは、Windows 7で使うならデフォルトのままで問題はない。NTFSの、クイックフォーマットでOK
フォーマット終了後に「コンピュータ」を開くと、HDDがEドライブとして使えるようになっているはずだ
UEFIをアップデートする
マザーボード上に搭載されたUEFIは、各パーツの性能を引き出すために重要な役割を持つソフトウェアだ。これをアップデートすれば、不具合が解消したり、最新パーツに対応できるようになったりする。アップデートはWindows上から可能であり、今回の「P8P67」では、マザーボード付属のインストールディスク内にある「AI SuiteII」に含まれる「ASUS Update」で行なうことができる。最新BIOS情報はこまめにWebサイトで確認しておきたい。
「AI SuiteII」にはASUS Update以外にも、オーバークロックツールなど、各種ユーティリティが含まれている
ASUS Updateでは、UEFI(本ツールではBIOSと表記)のダウンロードやアップデート、現在のUEFIの保存などが可能
基本的に「BIOSをインターネットから更新」を選べばOK。UEFIの保存、ダウンロード、アップデートまで、流れ作業で進められる
※1月中旬現在、更新が必要なP8P67用のUEFIは登場していません。また、更新にによって新たな不具合が発生することもあるので、とくに不具合がない場合は、ムリに更新を行なう必要はありません
Windows Updateを実行
Windowsの不具合修正やアップデートを、インターネット経由で自動的に行なってくれるのがこの「Windows Update」。OSインストール時にコンピュータの保護設定を推奨設定にした場合は、定期的に自動で実行されるが、OSインストール直後などにすぐ実行されるわけではないので、確認の意味も含めて、自分で実行しておくのがよいだろう。ちなみに、MicrosoftのOffice製品などもここでアップデートが可能となっている。
Windows Updateはスタートメニューから実行できる。更新ファイルがあるかどうか、更新を忘れていないか、ときどきチェックしよう