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高速・多機能・省電力…… こんなCPUを待っていた! 震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!

Sandy Bridge アップグレードQ&A

TEXT:竹内亮介
#918750
#FFF

CPUクーラー編

Q. 今まで使っていたCPUクーラーは使い回せる?

A. LGA1156対応モデルなら大丈夫。LGA775クーラーが使えるマザーボードも

 LGA1155対応マザーとLGA1156対応マザーは、CPUクーラーの固定穴が同じ位置にある。したがって、LGA1156対応のCPUクーラーなら問題なく流用が可能だ。CPUクーラーメーカーもいち早くLGA1155への対応リストを発表しているが、ほとんどのCPUクーラーは流用が可能であるとしている。
 一方、固定穴の位置が異なるLGA775/1366用、固定機構が異なるAM2/3用CPUクーラーは流用できないので、買い換えが必要。ただし、ASRockのマザーではLGA775用CPUクーラーに対応する固定穴も装備しており、旧世代向けだが高性能なCPUクーラーがちょっと惜しいな、と思うならこうしたマザーを選ぶとよいだろう。
 冷却性能に関しては下のグラフを見ても分かるように、数年前のCPUクーラーでもリテールクーラー以上の性能を持っているので、グリスをきちんと塗り直せば旧世代モデルでも問題はほとんどないだろう。ただし、オーバークロックで遊びたい場合などはやはり最新の高性能クーラーへの買い換えがオススメだ。(竹内亮介)

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クーラー固定穴の位置はLGA1156と同じ

LGA1155(右)とLGA1156(左)のCPUクーラー固定穴の位置は同じ。CPUソケットを支えるバックプレートの形状も同じなので背面からネジ止めするタイプもOK

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LGA775時代のクーラーでもリテール以上の性能

3年前に発売されたLGA775世代製品「サイズ ZIPANG」の冷却能力を2600Kのリテールクーラーと比較してみたが、現行のリテールクーラーを上回る性能を持っていることが分かった

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各メーカーがLGA1155対応を発表

画面はCooler MasterのWebサイトだが、Thermaltake、Antec、Corsair Memory、サイズなども自社のLGA1156対応CPUクーラーがLGA1155にも対応可能と発表している

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正式対応モデルも販売中

Sandy Bridgeのリリースに合わせて出てきた新製品はパッケージにLGA1155対応が明記されており、安心して購入できる

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LGA775用の固定穴を装備するマザーも

ASRockのIntel P67/H67マザーボードはLGA775対応CPUクーラーを取り付けられる固定穴を装備する。ASRockはこれを「ComboCooler Option」と呼ぶ

Turbo Boost 2.0でCPUクーラーの役割がさらに重要に

CPUの発熱状況を、細かく監視し、動作クロックを引き上げられる状況を見逃さないTurbo Boost 2.0。Sandy Bridgeではオーバークロック設定が、事実上Turbo Boostの上限を変更するという形になったこともあり、最高性能を重視したいならCPUを素早く、そして効率的に冷却できる高性能なCPUクーラーは欠かせない。その意味では、Sandy Bridgeへの乗り換えに合わせてCPUクーラーも更新するのはよい考えだ。オーバークロックも視野に入れて安定した冷却能力を確保したいなら、最近増えてきた取り付けやすいオールインワンタイプの水冷CPUクーラーもオススメ。

【検証環境】
CPU:Intel Core i7-2600K(3.4GHz)、マザーボード:ASRock H67M-GE/HT(Intel H67)、メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4 ※2枚のみ使用)、HDD:Seagate Barracuda 7200.12 ST3500418AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)、OS:Windows 7 Ultimate 64bit版、アイドル時:Windows起動5分後の値、高負荷時:3DMark06実行中の最大値、HW Monitor 1.17で計測

電源編

Q. 今まで使っていた電源はそのまま使える?

A. CPUの消費電力が減少傾向にある一方で、+12Vラインの要求が高まっている点には注意が必要

 Sandy Bridgeは同じTDPのCPUでも消費電力自体は減少傾向にある。しかしながら、Intelがマザーボードベンダーに提示したプラットフォームの電源供給ガイダンスによれば、Lynnfield世代のマザーボードに比べ、必要とされる+12Vラインの電流が上がっている。Sandy Bridge、LynnfieldともCPUへは+12Vを2レーンから供給するが、このうちの+12V2レーンの要求が増しているのだ。
 Lynnfield登場時に提示された2008年のガイダンスでは、TDP 95WのCPUを用いる場合、+12V2レーンへ14Aを継続供給しピーク時には18Aを出せるようにすることが要求されている。一方、Sandy Bridge用として今年提示されたガイダンスでは、+12V2レーンへ16Aを継続供給し、ピーク時には18Aを出せるようにする、とされている(TDP 95Wの場合)。
 Lynnfield環境からの流用は可能だが、400W前後の小出力モデルでは定格出力がギリギリである場合も多く、動作が不安定になる可能性もある。Sandy Bridge環境に移行したい場合は手持ちの電源ユニットの仕様表の「定格」出力(ピーク[MAX]値と間違えないよう注意)を確認しておこう。(多和田新也)

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+12Vの出力表をチェック

左はAntec EarthWatts EA-430D(定格430W)の出力表。+12V2ラインはピーク16Aで、このクラスではすでに不足しているということが分かる

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消費電力自体は減少傾向

同じTDPのCPUでも、Sandy Bridgeでは消費電力が下がる傾向にある。総合出力より+12V出力に注目だ

ビデオカード編

Q. ローエンドビデオカードとCore i7-2600K内蔵GPUでは、どちらの性能が高い?

A. 最安クラスのローエンドビデオカードは一般用途においては不要に。ただし、3Dゲーム用途におけるビデオカードの優位性はまだまだ揺るがない

 Sandy Bridgeには、“K”モデルがHD Graphics 3000、無印モデルにHD Graphics 2000が内蔵される。上位のHD Graphics 3000は過去のCPUやチップセットに内蔵されたGPUの性能を大きく上回っており、現在の最安値クラスや数世代前のミドルレンジビデオカードと比べると、同等もしくは上回るほどの3D性能を持つ。古めのオンラインゲームを安価なビデオカードで楽しんでいる人なら、それなりに満足できる性能だろう。
 また、DisplayPortへの対応や、内蔵GPU使用時(P67では使用不能)にメディアエンコード/デコードエンジンによる高速なハードウェアエンコードが利用できるQuick Sync Video機能など、昨今の単体GPUのトレンドも取り入れられている。こういった付加価値でもローエンドビデオカードを置き換えるに相当するGPUになっている。
 ただし、本格的に3Dゲームを楽しむには不足する性能であるというのは、ローエンドビデオカードと同じ。性能を重視するユーザーにとって、ミドルレンジ以上のビデオカード導入は不可欠と言える。(多和田新也)

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インターフェースも充実

H67マザーにはHDMI、DVI-D、Dsub 15ピンと、ローエンドビデオカードと同等の映像出力を備える製品が多い

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旧世代ミドルレンジカードに並ぶ3D性能

3年前のモデルとはいえ、ミドルレンジカードのGeForce 8600 GTと同等のスコアを達成。また、Radeon HD 5450の性能を大きく上回る

【電源検証環境】
マザーボード:Intel DP67BG(Intel P67)、メモリ:Corsair Memory CMX8GX3MA41600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4 ※LGA1155/1156環境では2枚のみ使用、LGA1366環境では3枚のみ使用)、UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2 ※LGA775環境でのみ使用)、ビデオカード:MSI NGTX480 Lightning(NVIDIA GeForce GTX 480)、SSD:Philips&Lite-On Digital Solutions PLEXTOR M2SPX-256M2S(Serial ATA 3.0、MLC、256GB)、OS:Windows 7 Ultimate 64bit版、電源ユニット:Corsair Memory CMPSU-850HXJP(850W)、アイドル時:OS起動5分後の値、高負荷時:CINEBENCH R11.5開始15秒以降の最大値、電力計測器:Watts Up? PRO

【ビデオカード検証環境】
CPU:Intel Core i7-2600K(3.4GHz)、マザーボード:ASRock H67M-GE/HT(Intel H67)、メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4 ※2枚のみ使用)、HDD:Seagate Barracuda 7200.12 ST3500418AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)、OS:Windows 7 Ultimate 64bit版、アイドル時:Windows起動5分後の値、高負荷時:3DMark06実行中の最大値、HW Monitor 1.17で計測

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