多彩なモデルをラインナップ
ASUSTeKは、Intel P67/H67チップセット搭載マザー合わせて13製品をリリース。オーバークロック向けのハイエンドモデルからスタンダードモデルまで幅広いラインナップを取り揃えている。全製品に共通しているのは、従来のBIOSに代わり、基本ソフトウェアにGUIベースのUEFI「EFI BIOS」が採用されたことだ。さらにミドルレンジ以上のOCを想定したモデルには、従来モデルのアナログ制御のVRMに比べ、高効率かつ低発熱でCPUにより安定した電力供給を行なうことができるデジタル制御の「DIGI+VRM」を採用。安定性、耐久性とともにOC耐性の向上が図られている。そのほか、OC制御チップが従来のTurbo VからよりインテリジェントなTPUに変更されているなど、OC機能の強化が一つの目玉となっている。

OC機能が重視されるミドルレンジ以上のモデルはより安定した電力供給が可能なデジタル制御の「DIGI+VRM」が搭載されている。省電力化を図る「EPU」機能も健在だ

基本ソフトウェアにはGUIベースのUEFI「EFI BIOS」を採用。グラフィカルかつマウスで操作できるなどユーザビリティが向上している。2.2TB以上のHDD(GPTブート)にも対応している

OCユーティリティ「Turbo V」や省電力ユーティリティ「EPU」は、「AI Suite II」に統合されより使いやすくなった。統合されているユーティリティは製品によって違うので注意が必要
性能、機能ともに充実したP67マザーボード
- LGA1155
- Intel P67
- ATX
- USB 3.0×4
- Serial ATA 3.0×4
- ASUSTeK
- P8P67 EVO
- 実売価格:24,000円前後

ASUSTeKのIntel P67マザーのアッパーミドルクラスに位置するモデル。電源部にはDIGI+VRMと名付けられた12+2フェーズ構成のVRMを採用。OC制御チップTPUを搭載することで、各種クロックや電圧の詳細設定が可能となっているなど、OC関連の機能が充実している点が本機の最大の魅力だ。USB 3.0対応ポート、Serial ATA 3.0ポートともに4基サポートするなど、最新のインターフェースも充実。ハイエンドとまではいかないにしても高性能かつ高機能なマザーボードが欲しいという人に最適な1枚となっている。

2基のUSB 3.0、6基のUSB 2.0に加え、eSATAポート(Serial ATA 2.5)を2基搭載するなど充実したインターフェースを装備
Specification対応CPU:Core i7/i5/i3●メモリスロット:PC3-17600 DDR3 SDRAM×4(最大32GB)●グラフィックス機能:-●ディスプレイ:-●拡張スロット:PCI Express 2.0 x16×2(x16/- またはx8/x8で動作)、PCI Express 2.0 x4(x16形状)×1(x4接続時はeSATAやUSB 3.0と排他利用)、PCI Express 2.0 x1×2、PCI×2●インターフェース:Serial ATA 3.0×4、Serial ATA 2.5×4、eSATA(Serial ATA 2.5)×2、USB 3.0×4 ※、USB 2.0×12 ※、IEEE1394(S400、6ピン)×2 ※●LAN:1000BASE-T×1 ※ピンヘッダ含む

VRMはデジタル制御の12+2構成
電源部には12+2フェーズのデジタル制御のVRM「DIGI+VRM」を採用。従来のアナログ制御のVRMよりも安定した電力を供給可能なのでOC耐性の向上にも期待が持てる

USB 3.0対応ブラケットが付属
バックパネルのUSB 3.0とは別に、ルネサスのUSB 3.0コントローラとその対応ピンヘッダが基板上に用意されており、それを使用するためのブラケットも付属している

Turbo Boost倍率を細かく設定可能
Core i7-2600Kなどの倍率が固定されていないCPUを使用した場合、付属のユーティリティでTurbo Boostの上限倍率を動作コア数ごとに細かく設定することが可能となる
【問い合わせ先】
ASUSTeK:news@unitycorp.co.jp(ユニティ)/ http://www.asus.co.jp/