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震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!

Sandy Bridgeの実力を徹底検証! 最新CPU大ベンチマーク

TEXT:鈴木雅暢
#918750
#FFF

デュアルコア並みの低消費電力

1世代前と比較しても省電力性は格段に向上

高負荷時でも省電力
電力効率の進化も顕著

 Sandy Bridgeでは、GPUコアも含めたフル32nmプロセスルール化やリングバスの採用などによるキャッシュ/メモリコントローラの効率化などにより電力効率面でも大きな進化が期待できる。ここでは実測した消費電力を見てみよう。
 まず一見目立つのはSandy Bridge勢のアイドル時の消費電力の低さだが、それよりも高負荷時の消費電力の低さに注目したい。LGA1156の第1世代Core iシリーズは、アイドル時の電力が低い一方で、クアッドコアCPUの高負荷時は性能相応に消費電力が高い傾向があったが、クアッドコアでHyper-Threading対応のCore i7-2600Kでも150Wを下回っているというのはかなりインパクトが大きい。Hyper-Threadingに対応しないCorei5にいたっては、デュアルコアのCorei5-661よりも低いモデルが多数ある。
 改めて全体の結果を見ると、Sandy Bridgeは性能面、電力効率ともに期待以上の仕上がりだ。とくに性能面は旧世代の同格モデルに大きく水をあける結果となっており、つい1カ月前まで主力であったLGA1156対応のCore iシリーズがかすんで見えてしまう。ここまではっきり結果で表われていれば断言してもよいだろう。Sandy Bridgeは「買い」だ。

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#FDD000
#000

結論

用途別オススメCPUはこれだ!!

ゲームなら

Core i7-2600K
最近のゲームはCPUに高いマルチスレッド性能を要求するものもあるので、クアッドコア+Hyper-ThreadingのCore i7を使いたい。キャッシュ容量が大きい点もメリットだろう。OCを絶対しないというならKモデルでなくてもよい。

エンコードなら

Core i7-2600
動画エンコードがメインの用途ならIntel H67 チップセットと組み合わせて内蔵GPUコアのハードウェアエンコード機能を有効に活用したいところだ。4コア8スレッド対応のCore i7ならば、ソフトウェアエンコードも高速だ。

静音PCを作るなら

Core i5-2300
TDP 65WのCore i5-2400Sもよいが、実測の電力差はTDPの差ほど大きくなく、とくに省電力機能が有効なアイドル〜低負荷時の電力は大差ない。性能面やコストも含めて考えるとこちらのモデルの買い得度が高いと感じる。

3D性能大幅アップ!

Sandy Bridge内蔵GPUの性能を徹底解明

3000と2000の性能差や消費電力にも注目

 Sandy Bridgeでは内蔵GPUコアの3D描画性能も注目だ。テストはDirectX 9世代の定番ベンチマークテストであるFuturemarkの3DMark06と、比較的描画負荷の低いテストとして、カプコンのストリートファイター 4ベンチマークを実行した。こちらもDirectX 9.0c世代の技術が使われている。
 結果は一目瞭然だ。3DMark06の総合スコアの算定にはCPU Scoreで示されているCPU性能の差も含まれているので多少割引は必要だが、ストリートファイター4の結果も同じような傾向であり、Sandy Bridge世代の強さが明らかだ。2600Kはスコア自体もストリートファイター4(1,366×768ドット)を普通にプレイできるレベルに達している。外部GPUのGeForce GT 220の半分程度のスコアではあるが、内蔵タイプのGPUとしては画期的な性能と言ってよい。
 省電力性も優秀だ。とくにアイドル時は33W以下と外部GPUの半分程度。高負荷時でも105W弱と、デュアルコアのCore i5-661よりは高いものの、2世代前のIntel G45と同レベルであり、電力効率のよさは明らかだ。

内蔵GPUとしては革新的な性能

Intel HD Graphics 3000の優秀さはひときわ目立つが、シェーダー数が少ない同2000でも既存の内蔵GPUコアの1.5倍前後の性能があり、構造面の優位が明らか。CPUコアとGPUコアで共有できるLLCは性能、消費電力両面で効果があると思われる。

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【検証環境】 [Core i7-2600K/2600]:マザーボード:ASUSTeK P8H67-M EVO(Intel H67)[Core i5-661]マザーボード:ASUSTeK P7H55-M/USB3(Intel H55)[Core 2 Quad Q9650+ Intel G45]マザーボード:ASUSTeK P5Q-EM(Intel G45+ICH10R)[PhenomII X6 1100T BE+AMD 890GX]マザーボード:GIGABYTE GA-890GPA-UD3H(rev. 1.0)(AMD 890GX+SB850)[共通環境]メモリ:Corsair Memory CMX8GX3MA41600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4 ※2枚のみ使用)、UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2、Intel G45でのみ使用)、ビデオカード:InnoVISION N220-2DDV-C3CX(NVIDIA GeForce GT 220)、SSD:Philips & Lite-On Digital Solutions PLEXTOR M2S PX-256M2S(Serial ATA 3.0、MLC、256GB)、OS:Windows 7 Ultimate 64bit版、電源ユニット:Corsair Memory CMPSU-850HXJP(850W)、アイドル時:OS起動5分後の値、高負荷時:3DMark06実行中の最大値

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