STEP2.
マザーボードにメモリを取り付ける

このマザーボードには4本のメモリスロットがあるが、今回のように2枚のメモリを取り付ける場合、高速なデュアルチャンネルで動作をさせるには挿すスロットが決まっている(マザーボードによって異なるので,必ずマニュアルを確認したい)。少々ややこしいが、このマザーボードでは青い「A2」と「B2」のスロットに挿すのが正解だ。

四つのスロットはCPU側から、A1、A2、B1、B2と並んでおり、一つ飛ばしで2本ずつ組み合わせて使うのが基本。ただ、位置を間違えても転送速度が落ちるだけで、PCの動作には問題がない

メモリを挿すときは左右(このマザーボードでは片側のみ)にあるラッチを開き、メモリの端子部にある切り欠きの位置で、スロット側と向きを合わせて、まっすぐ上から押し込む

2枚目も同じように挿し込む。きちんと挿し込めれば、ラッチが右上の写真ように閉じているはず。4枚挿す場合は、同じ種類、容量のメモリをすべてのスロットに装着しよう
STEP3.
ケースに電源とマザーボードを取り付ける

ここからはケース内にパーツを取り付けてゆく。CPUクーラーなどは先に取り付けておかないと、ケース内では作業が難しいので、今回紹介している順番が楽であるが、ケースによっては順番を変えたほうが楽な箇所もある。電源はマザーボードを取り付ける前に固定しないと、入らないこともあるので注意したい。

背面にあるネジを外し、ケースのサイドパネルを取り外す。このケースでは組み立て時に左右両側からアクセスする必要があるので、両サイドのパネルをここで外しておこう

ケースの内部に入っている小箱には、ドライブの固定具やネジなど、組み立てに必要なパーツが入っている。紛失したりしないように、完成後もしっかり保管しておきたい

この電源ユニットは、必要なケーブルだけ取り付けることが可能なプラグインタイプ。ここでは取り付けるドライブや、ビデオカードなどを考慮し、先に必要なケーブルを取り付けておいた

電源をケース底部にある固定位置に入れ、ケース背面からネジ止めする。このネジは電源に付属しているものを使用している。電源の向きはケースしだいだが、今回はファンを下向きにしている

マザーボードを取り付ける前に忘れてはならないのがこの「バックプレート」。マザーボードに付属しており、マザーボードの端子部を保護するものだ。ここでははめ込むだけである

マザーボードの固定にはスペーサ(右上の金色の部品)という固定具を使用する。マザーボード側の固定穴は9カ所だが、このケースでは中央の2点のスペーサはあらかじめ取り付けられている

これはこのケース特有のアイテムだが、スペーサ取り付け用のプラスドライバーの変換プラグが付属している。指での取り付けも不可能ではないが、これを使うとかなり楽に取り付けられる

先に取り付けたバックプレートにマザーボードの端子部をうまく挿し込みながら、マザーボードをセットする。スペーサの位置に、マザーボードの固定用穴が合っているか確認しよう

スペーサに合わせてネジ止めする。このケースではスペーサの穴が引っかかるようになっているため非常に簡単。多くのケースでは、マザーボードを横に押し込みながらネジ止めする必要がある