STEP6.
BD-Rドライブを取り付ける

5インチタイプのBD-Rドライブ(光学ドライブ)は、ケースの上部ある5インチベイに取り付けるが、Serial ATA接続なので、接続方法などはSSDやHDDと基本的に同じだ。取り付けるベイの位置もやはり自分しだい。今回は一番上に取り付けているが、机の上にケースを置くなら、下のほうが手が届きやすいだろう。

取り付ける5インチベイのフロントパネルを取り外し、ドライブを挿し込んで固定する。このケースでは、側面にあるレバーで簡単に固定が可能。ネジ止めで固定するケースも少なくない

Serial ATAケーブルと、Serial ATA電源ケーブルを接続。ケースの奥で接続するのが難しい場合は、ケーブルをケース前面まで引き出しておき、接続してからドライブをベイに入れる方法もある

BD-Rドライブは5番ポートに接続した。空いている2番や4番でも構わないが、右の青いSerial ATA3.0ポートは転送速度の遅い光学ドライブで使うにはもったいない
STEP7.
ビデオカードを取り付ける

P67マザーボードでは、映像出力にビデオカードが必要不可欠。マザーボード上にあるPCIExpress x16スロットに、カードを挿し込んで固定し、電源コネクタを忘れずに接続すれば完了だ。このほかのPCIスロットやPCI Express x1スロット用の拡張カードなども、この固定手順は同じである。地デジチューナーカードなども気軽に増設できる。

ビデオカードを挿すのは一番上にあるPCI Express x16スロット。そこに合わせて、ケース背面のカバーを取り外す。今回のビデオカードは2段分使用するので2枚のカバーを取り外しておく

スロットに合わせて、ビデオカードを垂直にしっかり奥まで挿し込む。挿し込んだら、先ほど取り外したカバーと同様に、左のスロット部分をネジ止めして固定する

ビデオカードの電源コネクタ(このカードでは6ピンコネクタ1個)を接続する。挿し忘れるとPCは起動しない。ビデオカードによって、必要なコネクタの形状は異なり、必要がないものもある
STEP8.
ケースファンなどを接続する

ここまでですでにPCは動作する状態になっているが、まだ接続していないケーブルがあるはず。とくにケースファンはパーツ冷却のために大事なものだ。電源ケーブルは確実につないでおきたいが、静音性を高めるために、あえて一部を接続しないという手もなくはない。自己責任で冷却性能とのトレードオフではあるが、後で各部の温度はよくチェックしておこう。
重要なケースファン

3ピンのファンの電源コネクタは、マザーボード上にある「CHA FAN」や「PWR FAN」コネクタに接続できる。マザーボード上をよく見てみよう

こちらはケースの前面ファンの電源コネクタ。マザーボードに接続すると、マザーボード側から温度状況に合わせてファンコントロールが可能だ
POINT!
接続コネクタで変わる!

このケースの付属ファンは、変換ケーブルを使用すると、4ピンペリフェラルコネクタで直接電源と接続できる。こちらで接続した場合はファンコントロールが効かなくなるが、一定回転で確実な冷却が可能だ。
USB 3.0ポートは背面に

最新のケースでは標準的になりつつあるUSB 3.0ポート。このケースでは5インチベイを一つ使用する形で搭載されているが、取り外して通常の5インチベイとしても使用可能である

多くのケースのUSB 3.0ポートは、内部接続には対応していない。よってポートを使用するためには、マザーボードのバックパネル側のUSB 3.0ポートまでケーブルを引っ張る必要がある

ケースの各部の穴をうまく活用して、ここまでケーブルを取り回す。もちろん、前面のUSB 3.0ポートを使用しないなら、接続しなくても構わないが、付いているのに使えないのも寂しい
さらにインターフェースを増設

まだマザーボードには上のような増設インターフェースブラケットも付属している。ここまで組み立てられたなら、どこに取り付けて、マザーボード上のどこに接続するのか、想像できるはずだ

これですべてのパーツの接続が完了した。マザーボード背面にケーブルを取り回してうまく整理すれば、右のようにスッキリと仕上げることができるのでぜひチャレンジしてみてもらいたい。こうしたギミックを持たないケースでも、ケーブルタイなどでまとめれば、内部の風通しをよくすることができるだろう