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2008年、自作PCの変化を振り返る
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PC自作大全 2008
TEXT:保坂陽一
ベアボーンPC編
imageベアボーンと言えば、キューブタイプというくらい定着した感があるが、従来このタイプは専用マザーボードを使うものが多く、価格も高くなりがちであった。しかし今、Mini-ITXフォームファクターと超低価格モデルの普及によって、小型ベアボーンにもさまざまな変化が現われている。
Mini-ITXが市場を動かす
 キューブタイプやスリムブックタイプなど、定番製品がほとんどとなり、大きな変化がなかったベアボーン市場。それだけ完成度が高いとも言えるのだが、最近では汎用性の高いMini-ITXケースとマザーボードに話題を取られがちだ。しかし、ベアボーンでも汎用性の高いMini-ITXフォームファクターを採用した製品が増えつつあり、数年来の変革のときを迎えている。ただ、専用マザーボードを使うキューブタイプベアボーンなどには、Mini-ITXにはない拡張性があるのも確か。ハイエンドは高品質、ローエンドの価格は魅力十分と、バリエーションも豊富。むしろ今だからこそ、見直されるべきだと言えるのではないだろうか。
ハイエンド
(40,000円~)
image
固体コン、ヒートパイプなどの普及

ハイエンドチップセットはもちろん、ビデオカードの運用が前提のハイエンド製品。5万円を超えるモデルも存在しているが、こうした製品では固体電解コンデンサの採用など、マザーボードの品質そのものも高く、あえてスペックを抑えて安定重視で使うのもアリ。もちろんゲームマシンにもお勧めだ。
ミドルレンジ
(20,000~40,000円)
image
高性能内蔵グラフィックス機能採用

ベアボーンPCとしてはメインストリームに位置する価格帯の製品はオンボードグラフィックス機能を搭載したものが多い。今ならやはりHD動画再生支援機能を持つチップセットを採用したものが狙い目だろう。キューブタイプならPCI Express x16スロットでの拡張にも対応できる。
ローエンド
(~20,000円)
image
超低価格製品の登場

ケース+マザーボードで2万円以下というのは低価格マシンの一つの基準。ShuttleのK45を皮切りに最近は明確にこのクラスの製品が増えてきており、重要な存在となっている。このクラスではMini-ITXを採用した製品も登場しており、拡張性は向上している。
Shuttle
XPC Prima SX48P2 E
実売価格:60,000円前後
問い合わせ先:support@jp.shuttle.com(日本Shuttle)
URL:http://jp.shuttle.com/
Intel X48+ICH9R LGA775 DDR2
image45nmクアッドコアにも余裕で対応する高級機
CrossFireXに対応したハイエンドモデル。システムバス 1,600MHzにも対応し、ヒートパイプ式のクーラーも備える
image
SPECIFICATION
ベイ:5インチ×1、3.5インチ×1、シャドー×2
拡張スロット:PCI Express 2.0 x16×2
インターフェース:Serial ATA 2.5×4、eSATA×2、Ultra ATA/100×1、USB 2.0×8、IEEE1394(S400、6ピン)×1、IEEE1394(S400、4ピン)×1、1000BASE-T×1など
サイズ(W×D×H):220×325×210mm
AOpen
Mini PC MP45-D
実売価格:46,000円前後
問い合わせ先:info@aopen.jp(エーオープンジャパン)
URL:http://aopen.jp/
Intel GM45+ICH9M Socket P DDR2(SO-DIMM)
imageモバイル版Core 2 Duoが搭載可能なミニベアボーン
GM45チップセットを採用した超小型タイプ。モバイル版Core 2 Duo対応で、DVI出力やeSATAポートも備える
image
SPECIFICATION
ベイ:5インチ(スリム)×1、2.5インチ×1
拡張スロット:PCI Express Mini Card×2
インターフェース:Serial ATA 2.5×2、eSATA×1、ディスプレイ(DVI-I)×1、USB 2.0×6、1000BASE-T×1など
サイズ(W×D×H):165×165×50mm
トレンド1
超低価格キューブが市場を席巻 image
独自アイディアも光る945GC採用モデル
 ハイエンドのキューブタイプベアボーンは高品質志向であっても、拡張性に限度があることもあって、新しいトピックというのはなかなか生まれてこない。半面、ローコストモデルにはMini-ITXマザー+ケースという強力なライバルの出現があって、メーカーの試行錯誤が見られるのがおもしろい。

 このクラスのキューブタイプは、現在ほとんどのものが945GCチップセットを採用している。これはMini-ITXのAtomマザーボードと同じだが、枯れたチップセットだけに安定性は高く、安価なのが特徴だ。搭載インターフェース的にも古めなものが多いが、必要最低限のものを備えているのは間違いない。しかし、さらなる低価格化のためか、一つ上位のG31やG33チップセットとの明確な棲み分けのためか、もう一段階差別化が図られたものも登場してきている。ShuttleのKPC K45/K48はその代表格と言えるが、前者は光学ドライブなし、後者は拡張スロットなしという大胆な割り切り仕様だ。その代わり、いずれのモデルもフロントパネルのデザインが変更可能といったユニークなギミックも備えているなど、独自の遊び心も備えているのがうれしいところだ。

 2009年中にはさすがにローコストチップセットにも動きがあると思われるが、動画再生支援機能を備えたG45チップセットなどが普及するに従って、ローコストモデルの性能がどうなっていくのかは、注目すべき点と言える。ただ、できれば、低価格ならではのユニークなアイディアは今後も積極的に盛り込んでいってもらいたいものである。
image息の長い945GCチップセット。Aero環境で使うには最低限の機能しかないが、ローコストマシンには十分な性能と言える
Shuttle
KPC K48
実売価格:16,000円前後
問い合わせ先:support@jp.shuttle.com(日本Shuttle)
URL:http://jp.shuttle.com/
Intel 945GC+ICH7 LGA775 DDR2
image初心者もマニアも遊べる大人気モデル
サイズ的には同社の標準的なキューブタイプべアボーンと同じだが、945GCマザーボード採用で拡張スロットを廃した低価格モデル。シャドーベイが2基使えるのは心強い
image
SPECIFICATION
ベイ:5インチ×1、シャドー×2
拡張スロット:-
インターフェース:Serial ATA 2.5×2、Ultra ATA/100×1、USB 2.0×4、ディスプレイ(DVI-D)×1、ディスプレイ(Dsub 15ピン)×1、1000BASE-T×1など
サイズ(W×D×H):200×295×185mm
imageMini-ITX&Atomがベアボーンを変える?
 低価格かつ省電力なAtom搭載Mini-ITXマザーボードは、べアボーン用としても魅力的な存在だ。Mini-ITXの規格自体は数年前からあるが、これまでは2万円以上のマザーボードが標準的だった。それが、Atom搭載タイプではオールインワンマザーボードが1万円で手に入る。これを使えば小型べアボーンも一気に低価格化が進む。しかも、汎用的な規格なので、ケースやマザーボードを交換できるという将来的な広がりまでもが手に入る。

 専用マザーとケースを使う従来型のキューブタイプからすれば、ビデオカードの搭載すら難しいMini-ITXは用途が違うと割り切ることもできるが、専用マザーボードでは得られない汎用性は、停滞気味の小型ベアボーンにとってよいカンフル剤となってくれることだろう。
image液晶ディスプレイを搭載したShuttleのD10。こうしたユニークな形態が実現するのは専用設計のべアボーンならでは。こちらの発展にも期待
ディラック
Noah AT160
実売価格:23,000円前後
問い合わせ先:03-5298-3880
URL:http://www.dirac.co.jp/
Intel 945GC+ICH7 Atom 230オンボード DDR2
imageアップグレーダブルなAtom搭載ベアボーン
Atom搭載のMini-ITXマザーボードを採用した製品。定番のケースを使っているが、このサイズで3.5インチHDDが使えるのは魅力
image
SPECIFICATION
ベイ:5インチ(スリム)×1、シャドー×1
拡張スロット:PCI×1(ライザーカード別売り)
インターフェース:Serial ATA 2.5×2、Ultra ATA/100×1、USB 2.0×4、ディスプレイ(Dsub 15ピン)×1、100BASE-TX×1など
サイズ:(W×D×H):202×97×273mm
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