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その他の特集（2011年）

激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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TEXT：目黒廣道

AV編

2008年のPCにおけるAV関連の一番大きなトピックは、ようやく解禁されたデジタル放送対応のテレビキャプチャデバイスだ。また、それに伴ってほかのデバイスでもデジタルチューナーを搭載した製品が増えてきている。そのほか、フルHD液晶ディスプレイの小型化にも注目したい。

■	ようやくデジタル放送対応テレビキャプチャデバイスが登場

　2008年、ようやく単体のPC用テレビキャプチャデバイスでも、フルセグメントのデジタル放送の受信が解禁されたことで、各社から一斉に対応製品が登場。また、それに伴ってテレビキャプチャデバイス以外でも、デジタル放送に対応した製品が登場している。

　そして、もう一つのおもしろいトピックが、フルHD液晶ディスプレイの小型化とデジタルチューナー搭載製品の登場だ。これまで24型が基本サイズとなっていたフルHD液晶だが、21.5型の小型モデルが相次いで登場。これまで設置面積不足からフルHD環境をあきらめていたユーザーにとっては朗報だろう。

単体のデジタル放送対応テレビキャプチャデバイスが登場したことで、ようやく自作PCでもデジタル放送の視聴・録画環境が整った

トレンド1

Windows Home Serverの日本語版が登場

■	家庭向けサーバーOSの日本語版

　ビデオカメラやデジタルカメラで撮影した映像や画像、オンラインストアで購入した音楽、録画したテレビ番組など、今やPCではさまざまなマルチメディアファイルを扱っている。そして、PCを複数台所有しているユーザー（家庭）もめずらしくない。

　そのような場合に、どのPCからでもファイルを参照できるようになれば、とても便利である。そこで活用したいのが、LANを使ってファイルの共有を行なう「ファイルサーバー」だ。その機能を実現してくれるOSが「Windows Home Server日本語版（以下WHS）」である。

　LAN経由のファイル共有と言えばNAS（Network Attached Storage）というアイテムもあるが、WHSはユーザーになじみ深いWindows環境で操作を行なえるのが特徴。ファイルやメディアの共有だけでなく、インターネット経由で外出先からもリモートでアクセスする機能やHDDバックアップ機能も持つなど、高機能だ。

　さまざまなメディアファイルを共有することで、より充実したAV環境を手に入れることができるだろう。

Windows Home Serverは、さまざまなマルチメディアファイルを、ほかのPCや家電製品から利用できるようにするサーバーOSだ

Microsoft

Windows Home Server Power Pack 1 日本語版

実売価格：24,000円前後（DSP版）

問い合わせ先：0120-41-6755（マイクロソフト）
URL：http://www.microsoft.com/japan/

さまざまなファイルを複数のPCで共有するためのサーバーOS
家庭向けのサーバーOS。見慣れたWindows環境で操作を行なえ、複雑なネットワーク知識を必要とせずにファイルサーバーを構築できる

トレンド2

デジタル放送対応テレビキャプチャデバイスの登場

■	ついに解禁されたデジタル放送対応テレビキャプチャデバイス

　2008年のPC向けAVデバイスにおける、もっとも大きなトピックが、デジタル放送に対応したことだ。これまでフルセグメントのデジタル放送の受信環境は、一部のメーカー製PCでしか提供されず、自作PC向けのデジタル放送受信環境はワンセグチューナーぐらいしかなかった。2011年にアナログ放送が停止されるにもかかわらず、自作PC向けのデジタル放送対応テレビキャプチャデバイスが登場しないことにやきもきしていたユーザーもいたと思うが、とりあえず一安心だ。

　ただし、手放しで喜べない部分も残っている。その一つが、HDCPに対応したビデオカードと液晶ディスプレイが必要なこと。ちょっと古いパーツや、アナログ出力しか持たないオンボードグラフィックスでは視聴できない、もしくは低解像度でしか出力できないといったこともある。

　とはいえ、デジタル放送をPCで視聴できるようになったことは大きな一歩。今後の動きにも注目したい。