その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:宮崎真一 | |||||||||||||||||||||||||
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前述したようにP45チップセットのスペックは、P35からあまり大きく変更されていない。ただし、ここで注目したいのは各マザーボードベンダーが独自に用意しているユーティリティである。各社、新チップセット搭載製品のリリースなどに伴い、自社ユーティリティの改良や追加を行なっているのである。 その一つとして挙げられるのが、省電力機能用のユーティリティだ。これも世代が進むにつれてブラッシュアップされ、機能性や操作性が向上している。たとえば、ASUSTeKは一部のP35搭載マザーボードから省電力機能のEPU(Energy Processing Unit)を搭載させ始めたが、登場した当初は、使用状況に合わせてCPUの動作クロックなどを変える同社ユーティリティのAI Gear3+と連動させて制御を行なっていた。しかし、最新世代のP45搭載製品からは、EPUが新たに「EPU-6 Engine」または「EPU-4 Engine」にパワーアップし、省電力効果が向上したほか、AI Gear3+による制御ではなく、専用のユーティリティが使われるようになった。 また、MSIの一部のP45マザーボードでは、VRMの高効率化を実現するDrMOSチップが実装されたほか、EPUと同様に省電力化を実現する「GreenPower」という機能が搭載された。そのため、GreenPowerを制御するためのユーティリティ「GreenPower Center」が付属するようになった。GreenPower Centerは、同社のオーバークロックユーティリティのDual CoreCenterから起動可能となっている。それに伴い、Dual CoreCenterも以前のものから微妙に改良され、GreenPower Centerの起動スイッチが用意されるなどといった細かな変化が見られるようになった。 |
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(旧)EPU 初期のEPUは、動作クロックを適宜調節する独自ユーティリティのAI Gear3+と連動させることで動作していた。また、タスクバーには現在のCPUの消費電力を表示する機能も用意されていた |
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(新)EPU-6 Engine EPU-6 EngineではAI Gear3+の機能を含むほか、その効果を消費電力やCO2の放出量として確認できるようになった。AI Gear3+の名残りも見られ、モード選択時の操作パネルがほぼ共通 |
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(新)Dual CoreCenter GreenPower Centerに対応しているDual CoreCenterは、以前のものと非常に似かよっているものの、D.O.T.ボタンのすぐ下のボタンから、GreenPower Centerを呼び出せるようになった |
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(新)GreenPower Center GreenPower Centerでは、CPUのVRMだけでなく、メモリやチップセットの電源回路のフェーズ数まで任意に変更できるようになり、より柔軟な省電力設定が可能となった |
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MSI | |||||||||||||||||||||||||
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実売価格:23,000円前後 | |||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:web@msi-computer.co.jp (エムエスアイコンピュータージャパン) URL:http://www.msi-computer.co.jp/ |
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省電力機能のDrMOSとGreenPowerを搭載 VRMには効率化を実現するDrMOSを搭載し、省電力機能のGreenPowerを採用するなど、高機能な意欲的仕様が魅力の製品 |
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マザーボードの高機能化および高品質化の流れは、以前よりも一層進んでいる。前述した省電力機能もその一つだが、実装面ではVRMのフェーズ数増加が挙げられる。 CPUに電力を供給するVRMは、DC-DCコンバータの出力制御にPWM(Pulse Width Modulation)という変調方式を用いている。PWMでは、いくつかの位相をずらした電圧を重ねることで電源の平滑化および電圧変動に対する安定性を向上させている。この位相数をフェーズ数と呼ぶことが多いが、基本的にはこの数が増えるほど安定性が増す。しかし、フェーズ数の増加とともに部品点数も増えるため、その分コストがかさむほか、消費電力も増えてしまう。したがって、ただ単純にフェーズ数を増やしていけばよいというわけではない。 ASUSTeKのハイエンドマザーには、16ものフェーズ数を備えた製品がある。ミドルレンジモデルの多くが6フェーズ程度であることを考えると、そのフェーズ数の多さは群を抜いている。フェーズ数が増えたことで、イレギュラーな電圧変動に対する安定性が向上するほか、電圧供給が安定することによるオーバークロック性能の向上も期待できる。 また、もはやミドルレンジ以上の製品では当たり前の仕様になった感があるが、固体電解タイプのコンデンサを採用しているかも見逃せないポイントだ。そして、こうしたマザーボードの高品質化がさらに極まり、GIGABYTEから独自品質規格のUltra Durable3が提唱された。基板電源部の銅箔層の厚みが増され、発熱の低減化が図られたことで、稼働時の安定性が高められたと言う。 |
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驚異の16フェーズ構成VRM | |||||||||||||||||||||||||
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ASUSTeK | |||||||||||||||||||||||||
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実売価格:54,000円前後 | |||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先: news@unitycorp.co.jp(ユニティ) URL:http://www.asus.co.jp/ |
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X48を採用したオーバークロッカー向けのハイエンドマザーボード。省電力機能にはEPU-6 Engineを採用するほか、VRM冷却用のオプションクーラーも付属している | |||||||||||||||||||||||||
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冷却性を重視した実装を導入 | |||||||||||||||||||||||||
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GIGABYTE | |||||||||||||||||||||||||
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実売価格:16,000円前後 | |||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先: 03-5812-6120(リンクスインターナショナル) URL:http://club.gigabyte.co.jp/ |
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旧製品GA-EP45-DS3Rのスペックはそのままに、Ultra Durable3への準拠を果たしたP45マザー。新しいオーバークロック用ユーティリティ「Quick Boost」も付く | |||||||||||||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
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販売価格:1,380円+税
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発売日:2016/03/29
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発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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