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2008年、自作PCの変化を振り返る
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PC自作大全 2008
CPU編
TEXT:鈴木雅暢
トレンド4
オーバークロックに適したCPUは? image
気になる新CPUのOC耐性とチップセットの新機能
 Pentium Dual-Core E5200は、Pentium Dual-Coreブランドとして初めて45nmプロセスルールが導入されたモデルだ。しかも2008年夏から導入された新しい「M0」ステッピングを採用しており、いかにもOC耐性が高そうな条件が揃っている。ステッピングとは(プロセスルールよりも細かいレベルの)製造技術のバージョンのようなもので、エラッタなどの修正のほか配線の最適化などオーバークロック耐性の上昇につながる変更がなされていることも少なくないためだ。また、AMDはCPUこそ大きな変化はないが、新型South BridgeのSB750にACC(Advanced Clock Calibration)と呼ばれるOC向きの機能が搭載されており、気になるところだ。

 大きな期待がかかったPentium Dual-Core E5200だが、結果としては1GHzオーバーの3.53GHzが限界だった。それでも65nm世代のPentium Dual-Coreよりは上であり、PCMark05のCPUスコアは定格動作に比べて42%もアップした。そして、AMDのACCもかなり効果的で、Phenom X4 9950 BEで試したところ、ACC OFFの状態よりも300MHz近い伸びを見せ、3GHzの大台に到達した。OCについてはくれぐれも自己責任で行なっていただきたいが、試してみる価値はあるだろう。
imageステッピングはsSpecで確認
Intel製CPUのsSpec(ステッピング)ごとの細かいスペックはProcessor Finderで知ることができる
image
image
【検証環境】
マザーボード:[LGA775環境]ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)、[Socket AM2環境]DFI LANPARTY JR 790GX-M2RS(AMD 790GX+SB750)
メモリ:Kingston Technology KVR1066D2N7K2/2G(PC2-8500 DDR2 SDRAM 1GB×2、CL=7)
ビデオカード:Leadtek WinFast 8800 GT 256MB(NVIDIA GeForce 8800 GT)
HDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
Intel
Pentium Dual-Core、Celeron Dual-Core
問い合わせ先:0120-868686(インテル)
URL:http://www.intel.co.jp/
LGA775 デュアルコア
imageオーバークロックにも強いお手軽ローエンドCPU
Core 2 Duoと同じアーキテクチャを採用した廉価版CPUということで両者ともOC耐性には定評があり、OC目的に買い求めるユーザーも少なくない
SPECIFICATION
製造プロセス:45nm(E5200)、65nm(そのほか)
TDP:65W
製品名 周波数 システムバス 2次キャッシュ 実売価格
Pentium Dual-Core E5200 2.5GHz 800MHz 2MB 9,500円前後
Pentium Dual-Core E2180 2GHz 800MHz 1MB 8,000円前後
Celeron Dual-Core E1400 2GHz 800MHz 512KB 6,500円前後
Celeron Dual-Core E1200 1.6GHz 800MHz 512KB 5,500円前後
AMD
Athlon X2
問い合わせ先:0053-165-0441(日本AMD)
URL:http://www.amd.co.jp/
Socket AM2 デュアルコア
image低コストが大きな魅力倍率変更対応モデルも
低価格が魅力のAMDのデュアルコアCPU。5400 BEは倍率変更に対応しており、メモリなどほかのパーツに負担をかけずに気軽にOCが試せる
SPECIFICATION
製造プロセス:65nm
TDP:89W(6000+)、65W(そのほか)
製品名 周波数 システムバス 2次キャッシュ 実売価格
Athlon X2 6000+ 3.1GHz 2,000MHz 512KB×2 12,000円前後
Athlon X2 5600 2.9GHz 2,000MHz 512KB×2 10,000円前後
Athlon X2 5400 BE 2.8GHz 2,000MHz 512KB×2 9,000円前後
Athlon X2 5200 2.7GHz 2,000MHz 512KB×2 8,000円前後
Athlon 64 X2 5000+ 2.6GHz 2,000MHz 512KB×2 7,500円前後
テキスト
トレンド5
省電力モデルの選択肢が豊富に image
TDP 45WのAthlon X2に加えTDP 65WのPhenom X4も
 CPUの消費電力は、PCシステムの静音性を左右する要素であり、今やCPU選びにおいては動作クロックやコアの数などと同じくらい重要な要素となっている。消費電力の一応の目安となるのが、PCメーカー向けに公表されているTDP(Thermal Design Power=熱設計電力)だ。これはPCを設計する際に前提とすべきCPUの熱量を示すものだ。

 Core 2 Duo以来のメインストリームCPUのTDPはデュアルコアで65W、クアッドコアで95Wというのが相場。AMDでは低消費電力(Energy Efficient)モデルを用意し、モデルナンバー末尾に「e」を付けて区別している。TDP 45WのAthlon X2に続き、クアッドコアのPhenom X4にもTDP 65Wの低消費電力モデルが追加されている。実測値は65Wのわりには高い印象もあるが、通常版よりは明らかに低く、少しでも消費電力を減らしたいユーザーにとっては貴重だろう。なお、Intel CPUではTDP 65W以下のモデルとして分類されていないが、45nm世代のCore 2 DuoやPentium Dual-Coreで動作クロックが低めのモデルは実測ではかなり省電力で、実質TDP 45W相当と言ってもよいだろう。
imageAMDにはTDP 45Wモデルも
AMD CPUのモデルナンバー末尾に「e」が付くモデルは低消費電力版であり、レギュラーモデルよりもTDPが低く設定されている
AMD
Phenom X4,Athlon X2
問い合わせ先:0053-165-0441(日本AMD)
URL:http://www.amd.co.jp/
Socket AM2 クアッドコア デュアルコア
image低消費電力モデルはモデルナンバー末尾の「e」が目印
Phenom X4やAthlon X2には通常モデルよりも低いTDPを設定した低消費電力モデルが用意されている。モデルナンバーの末尾に「e」の付くのが特徴
SPECIFICATION
製造プロセス:65nm
TDP:65W(Phenom X4)、45W(Athlon X2)
製品名 周波数 システムバス 2次キャッシュ 実売価格
Phenom X4 9350e 2GHz 3,600MHz 512KB×4/2MB 19,500円前後
Phenom X4 9150e 1.8GHz 3,200MHz 512KB×4/2MB 16,000円前後
Athlon X2 4850e 2.5GHz 2,000MHz 512KB×2/- 9,000円前後
Athlon X2 4450e 2.3GHz 2,000MHz 512KB×2/- 7,500円前後
Athlon X2 4050e 2.1GHz 2,000MHz 512KB×2/- 7,000円前後
image新CPUで性能はさらにアップ
 Intelは2009年を待たずに年内に新ブランドのCore i7 Extreme Edition/Core i7を、エンスージアスト/ハイエンドセグメントにそれぞれ展開する予定だ。Core i7では4コアを内蔵するとともに2スレッド同時実行技術のHyper-Threadingをサポートし、合計8スレッドの同時実行が可能だ。また、2次キャッシュを各コアごとに内蔵し、4コア共有で8MBの3次キャッシュを内蔵する3階層のキャッシュ構造を採る。さらに3チャンネルのDDR3-1066 SDRAMコントローラを統合し、システムバスにはQPI(Quick Path Interconnect)という新しい高速バスを利用するなど、CPU外部にも大きな変更が加えられている。性能面では大きな期待が持て、登場時に市場がどのような反応を見せるのか興味深いところだ。

 一方のAMDは45nmプロセスを採用し、DDR3をサポートする新CPU(Deneb)を来年投入予定。こちらも楽しみに待ちたい。
image新ブランドCPUがいよいよ登場
新ブランド名、ロゴともにすでに発表されており、「Core i7」となることが決まった。最上位のフラグシップモデルは「Core i7 Extreme Edition」となる
image
AMDはSocket AM3へ
45nmプロセス、DDR3対応の「Deneb」は「Socket AM3」プラットフォームで提供されるが、従来のAM2/AM2+のCPUとも互換性を確保
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