その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:長畑利博 | ||||||||||||||
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一般的な水冷ユニットは、CPUなどに取り付けるための水冷ヘッド、冷却液の熱を放熱するためのラジエータ、冷却液を循環させるためのポンプから構成される。 そのメリットは、空気より熱伝導率の高い液体を媒介にしてケース外に排熱を行なうこと、ケース内に熱がこもりにくく、一定の能力を確保すればCPU以外のGPUやHDDなどを一つのシステムで冷却できることなどが挙げられるだろう。PCの発熱が大きければ大きいほど、水冷ユニットが力を発揮すると言える。 水冷ユニットの選択ポイントは、サイズ、組み付け時の手間、静音性の3点が挙げられるだろう。ラジエータやポンプ部分が組み立て済みで、ビデオカードやCPUに取り付けるだけというコンパクトな製品から、今回紹介するReserator XTのように、ケース外部にラジエータやポンプを置き、さまざまなパーツを効率よく冷やすことのできる製品まで、その規模も多彩だ。 なかでも、ラジエータなどを外に置くタイプの製品は、チューブの取り回しなどがめんどうで運用しにくいという印象があるが、最近の製品ではヘッドとポンプをワンタッチで付け外しでき、水漏れを起こしにくいソケット式を採用したものも増えている。CPUの交換や本体のメンテナンスでタンクを外す場合にも、冷却液をこぼす危険は少なくなっている。 Reserator XTを使用して、リテールクーラーとの冷却性能の違いを比較してみたが、水冷では空冷と異なり、冷却水が温まるまで時間がかかるため、起動後、約2時間放置してから温度を計測している。結果としてはリテールクーラーが低負荷時の温度53℃、高負荷時の温度68℃なのに対し、Reserator XTでは低負荷時の温度37℃、高負荷時48℃と大きな差が付いた。 |
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標準的な水冷ユニットには、CPU用の冷却ヘッド、ホース、専用冷却水などがセットになっている | ||||||||||||||
【検証環境】 CPU:Pentium D 820(2.8GHz) マザーボード:ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP(Intel P965+ICH8R) メモリ:Transcend JetRAM PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2 ビデオカード:MSI NX7900GS-T2D512EZ(NVIDIA GeForce 7900 GS) HDD:日立GST Deskstar 7K80 HDS728080PLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、80GB) OS:Windows Vista Ultimate AHCIモードで計測、室温:29℃ |
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ZALMAN | ||||||||||||||
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実売価格:60,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク) URL:http://www.zalman.co.kr/ |
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本体サイズ(W×D×H)210×350×180mmと大型の水冷ユニット。ファン回転数表示用のアナログメーター、温度表示用LEDを装備。ファン回転数はAUTO、MANUALに設定可能だ。 | ||||||||||||||
対応CPUソケット:LGA775、Socket754/939/940/AM2 ファン:14cm角(1,100~1,900rpm)×1 |
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ARCTIC COOLING | ||||||||||||||
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実売価格:3,500円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:support@scythe.co.jp(サイズ) URL:http://www.arctic-cooling.com/ |
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ファンレスタイプのGPUクーラー。本体サイズ(W×D×H)は215×140×32mmで、ビデオカード全体を覆うほどのフィンと、それをつなぐ4本のヒートパイプから構成される。 | ||||||||||||||
対応GPU:NVIDIA GeForce 7950/7900/7800/6800シリーズ、ATI Radeon X1950/X1900/X1800シリーズ | ||||||||||||||
Thermaltake | ||||||||||||||
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実売価格:5,300円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:sales-jp@thermaltake.com(日本サーマルティク) URL:http://www.thermaltake.co.jp/ |
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2本の銅製ヒートパイプと細かいフィンを組み合わせたGPUクーラー。ファンを2基搭載しており、回転数は2,500rpm。GeForce 8800などのハイエンドGPUにも対応する強力な冷却性能を持つ。 | ||||||||||||||
対応GPU:NVIDIA GeForce 8800/7900/7800/6800シリーズ、ATI Radeon X1950/X1900/X1800シリーズ、回転数:2,500rpm | ||||||||||||||
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さまざまなデータが保存されたHDDは、ユーザーにとってPCの中でもっとも重要なパーツと言える。一方で、HDDはモーターの不調や外部からの衝撃、発熱といった要因で、ほかのパーツに比べて破損しやすい。 HDDが破損する主な原因の一つに、モーター焼けや基板部分の加熱による不良といった熱によるものが挙げられる。これを防ぐためには効率的にHDDを冷却する必要がある。シャドーベイ近くにあるケースのフロントファン直後にHDDを設置するのが一般的な方法だが、小型ケースや特殊なレイアウトのものでは、こうした設置が難しい場合もある。こうした場合は、HDDの基板面にファンを装着するHDDクーラーを導入するのがオススメだ。 ここでは、市販のHDDクーラーを使用した場合の冷却効果を検証するため、無負荷時の状態と、PCMark05のHDD Test Suite実行時の温度を測定した。HDDクーラーを装着することで確実にHDDの温度が低下していることが分かる。ただし、HDDクーラーは口径が小さく薄いファンを採用した製品が多く、静音性にはやや難があるだろう。 |
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【検証環境】 CPU:Intel Pentium Dual-Core E2140(1.6GHz) マザーボード:ASUSTeK P5K Deluxe/WiFi-AP(Intel P35+ICH9R) メモリ:Corsair Memory TWIN2X2048-5400C4(PC2-5300 DDR2 SDRAM 1GB×2) ビデオカード:ノーブランド Radeon X600 SE HDD:Western Digital WD Raptor WD360GD(Serial ATA、10,000rpm、36GB) OS:Windows Vista Ultimate |
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クレバリー | ||||||||||||||
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実売価格:900円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5296-1777 URL:http://www.clevery.co.jp/ |
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パーツショップのクレバリーが独自に販売するHDDクーラー。本体はアルミ製で、HDDの底面に4本のネジで固定する方式。搭載ファンは8cm角で回転数は2,000rpmとなっている。 | ||||||||||||||
サイズ | ||||||||||||||
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実売価格:1,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:support@scythe.co.jp URL:http://www.scythe.co.jp/ |
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同じくHDDの底面に取り付けるHDDクーラー。ファンは8cm角、回転数2,000rpmのものを1個装備する。ブラックボディでファン部分にブルーLEDを装備したタイプもラインナップ。 | ||||||||||||||
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Thermalright | ||||||||||||||
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実売価格:3,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:support@scythe.co.jp(サイズ) URL:http://www.thermalright.com/ |
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高さ105mmの大型チップセット用クーラー。クリップとネジ止め、二つの方法で固定でき、多くのマザーボードに取り付け可能。ファンレス使用のほか、8cm角ファンを追加することも可能だ。 | ||||||||||||||
サイズ(W×D×H):85.8×20×105mm | ||||||||||||||
VIZO Technology | ||||||||||||||
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実売価格:2,200円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:http://www.area-powers.jp/support_info/nt/(エアリア) URL:http://www.vizo.jp/ |
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メモリモジュールを挟み込んで簡単に取り付けられるメモリクーラー。構造が単純なので、ほとんどのメモリに取り付け可能。ヒートシンク部の材質は銅だが、アルミを使用した低価格版もある。 | ||||||||||||||
サイズ(W×D×H):126×8×26mm | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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