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PCパーツ100選
TEXT:長畑利博
冷却パーツ編
さまざまな部分を冷やす定番冷却パーツ
image自作PCでの冷却と言うと、まずCPUクーラーが思い浮かぶが、近年、発熱量が増大しているそのほかのパーツ向けにも、冷却用のアイテムが多数発売されている。ここではCPUクーラー以外の冷却パーツについて紹介しよう。
これが最新のトレンドだ (1)クーラーだけでなくグリスもチェック
(2)地道にファンも進化
(3)交換しにくいファンもファンコンを使えば対応できることがある
静音性と冷却性能を向上させるには?
 静音性や冷却性能の向上を考えた際、自作PCユーザーの多くが、まっ先に考慮するのがCPUクーラーの交換。しかし、その性能を十分に発揮させるには、CPUとクーラーを密着させるシリコングリスの性能も重要だ。材質や粘度、構成など、多くの種類が発売されている。

 ファンも重要な要素だ。とくにケースファンは口径や回転数の異なる多くの製品が発売され、競争が激しい。8cm、9cm、12cm角では、羽根の形状、軸受けの構造にも工夫が凝らされている。

 PCの動作音でも、とくに耳に届きやすいのがケースファンの風切り音。PC全体のエアフローの確保に重要な役割を果たすものだけに、パーツ構成を無視して低速ファンに交換したり、外してしまったりすると、安定性やパーツの寿命に悪影響をおよぼしかねない。そこで、ファンコントローラの追加をオススメしたい。ケース内の温度を確認しながらファン回転数を調整することで、エアフローの確保と静音性を両立できる。
CPUグリス
 CPUとクーラーのヒートシンク表面にはわずかにでこぼこがあり、単に両者を組み合わせただけでは微妙な隙間ができてしまう。CPUクーラーなどの性能表記によく使われる言葉として、物質の熱の伝わりやすさを示す熱伝導率(W/m・K:ワット/メーター・ケルビンで表記)があるが、空気は0.024W/m・Kで、銅の403W/m・K、アルミニウムの236W/m・Kなどに比べて非常に熱伝導率が悪い。これによる断熱現象を防ぐため、CPUの表面に熱伝導率の高いシリコングリスを塗るわけだ。

 リテールクーラー付属の熱伝導シートと市販のグリスでCPUの冷却性能がどれくらい変わるかを試したところ、前者ではアイドル時33℃、高負荷時64℃であるのに対し、市販品のMX-2はアイドル時30℃、高負荷時62℃、Arctic Silver 5はアイドル時29℃、高負荷時60℃。標準クーラーとは最大で4℃という大きな差が出た。
image
「CPU Burn-in v1.01」3つで同時に負荷をかけ、20分経過後を高負荷時、Windows起動15分後をアイドル時とした
【検証環境】
CPU:Core 2 Extreme QX6700(2.66GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP(Intel P965+ICH8R)
メモリ:Transcend JetRAM PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2
ビデオカード:MSI NX7900GS-T2D512EZ(NVIDIA GeForce 7900 GS)
HDD:日立GST Deskstar 7K80 HDS728080PLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、80GB)
OS:Windows Vista Ultimate
騒音測定距離:ファンから約15cm、暗騒音:35.6dB、室温:26℃
ARCTIC COOLING
MX-2
実売価格:1,300円前後
問い合わせ先:support@scythe.co.jp(サイズ)
URL:http://www.arctic-cooling.com/
コストパフォーマンスの高いシリコングリス
image入手しやすい定番のシリコングリス。前モデルMX-1より粘性を下げ、より塗りやすくなったほか、金属素材をまったく使用していないため、ショートの心配がないことが特徴となっている。
内容量:4g、熱伝導率:非公開
Arctic Silver
Arctic Silver 5
実売価格:1,700円前後
問い合わせ先:042-467-7676(アイネックス)
URL:http://www.arcticsilver.com/
ナノサイズの純銀を入れたグリス
imageナノサイズに微粒子化した純銀を含有し、同社のグリスGS-01と比べて約15倍となる9W/m・Kの高い熱伝導率を実現したシルバーグリス。特殊なオイルを混ぜて硬化しにくい工夫もされている。
内容量:3.5g、熱伝導率:9W/m・K
ファンコントローラ
 小型ケースなどに付属する6cm角ファンは、市販品でも回転数が高く、騒音が大きいものが多い。ただし、うるさいからと言って完全に止めてしまうと、熱暴走などのトラブルの原因につながってしまう。こうした状況の改善に役立つのが、ファンの回転数を使用状況や気温に合わせて任意に調整できるファンコントローラだ。

 ファンコントローラであれば、ファンのサイズを問わない上、複数のファンの制御にも対応しているので、場合によってはファンを丸ごと交換するよりもコストパフォーマンスが高い。

 一口にファンコンと言っても、コンパネ1.2号のようにカードリーダー機能や各種のフロント端子を装備した多機能製品、KAZE MASTERのようにVFDディスプレイ付きでデザイン性も高い製品、電源コネクタとの間に挟み込んで場所を取らないFAN MATE2のような製品がある。

 ケース付属の12cm角ファンの回転数をファンコントローラを使って変更し、標準時とのノイズレベルを比較してみたが、最小では測定限界である30dB以下となり耳に音が入らなくなってくる。ただし、ファンの回転数を落とし過ぎるとフィン部分の重量がモーターへの負荷となり、軸受け音が目立つ場合もある。何事もバランスを考えて使用することが大切だ。
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ケース(オウルテック OWL-PCR7)付属の12cm角ファンを、ファンコントローラでコントロールし、10cm離れた場所で騒音値を計測した。数値では分かりにくいかもしれないが、どちらも測定限界の30dBを下回る低速時は実に静かで、ほとんど音を感じないと言ってもよいレベル。ただし、騒音値が下がることはそのまま風量低下につながっているので、一概に静かになるものが優れているとは言えない点には注意が必要だ
ZALMAN
FAN MATE2
実売価格:800円前後
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.ask-corp.co.jp/
コンパクトで手軽な ファンコントローラ
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ファンと電源コネクタの配線の間に取り付ける小型ファンコントローラ。コネクタの形状は3ピンタイプ。本体に取り付けられたボリュームつまみにより、供給電圧を5~11Vの範囲で変化させることでファン回転数を制御する。
ZALMAN
ZM-MFC1
実売価格:5,000円前後
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.ask-corp.co.jp/
六つのファンを調整可能 デザイン性の高さも魅力
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5インチベイに取り付けるファンコントローラ。6チャンネル分のうち四つがボリュームによる無段階方式、残り二つが5Vと12Vに電圧を切り換える2段変速式となっている。つまみの上部にあるLEDはファンの回転速度により色が変わる。
サイズ
KAZE MASTER 5インチ版
実売価格:4,500円前後
問い合わせ先:support@scythe.co.jp
URL:http://www.scythe.co.jp/
幅広い電圧と分かりやすい表示がポイント
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5インチベイに取り付ける4チャンネルファンコントローラ。すべて無段階の速度設定が可能で、設定可能な電圧の幅も3.7~12Vと広い。VFDにより、接続したファンの回転数や、付属センサーによるケース内温度の表示が可能。
サイズ
コンパネ1.2号
実売価格:4,500円前後
問い合わせ先:support@scythe.co.jp
URL:http://www.scythe.co.jp/
カードリーダーを備える多機能ファンコン
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5インチベイサイズに多くの機能を搭載した製品。メモリースティックやSD、SDHCに対応したカードリーダー、無段階設定可能な2チャンネル分のファンコントローラ、電源出力付きSerial ATAコネクタ、USB×2、IEEE1394 6ピンなど多数のインターフェースを装備。
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