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PCパーツ100選
TEXT:藤本 健
サウンドデバイス編
大きな動きはないが、着実に新製品が増加
imageオンボードサウンドがすっかり一般化した現在、サウンドデバイスには以前ほどのニーズがあるわけではないが、PCI Express対応製品やUSBタイプの製品などを中心として、着実に新製品が発売され続けている。
これが最新のトレンドだ (1)オンボードサウンドの成熟で市場が安定
(2)高音質製品なら高レベルのサウンドを実現可能
(3)PCI Express x1接続の製品が着実に増加
音質にこだわるなら必須のサウンドカード、オーディオI/F
 今やほとんどのマザーボードが、オンボードサウンドを搭載し、その多くがサラウンドに対応、デジタル出力まで装備している。ここ2、3年の製品はHD Audioに対応するので、32bit/192kHzまで再生できる高いスペックを備える。

 しかし、実際に音を聞くと、ノイズが乗っていたり、音のバランスが悪かったりする。デジタル出力を利用すればかなり改善するがアナログ接続では厳しい。

 そんな問題を解決するのがPCIやUSBなどのサウンドデバイス。1,000円程度から10万円以上までさまざまな製品があるが、高音質な製品ならかなりのレベルのサウンドを実現できる。
 接続インターフェースを見ると、PCI接続のサウンドカードが依然として主流だが、最近はUSB接続タイプの人気が増している。さらに、PCI Express x1対応の製品もようやく登場してきた。24bit/192kHzといった音をマルチチャンネルで入出力するのでなければ、とくにPCI Expressであるメリットはないが、逆に音質面でのデメリットもなさそうだ。マザーボードのPCIスロットの本数が少なくなってきた現在、これはうれしい傾向で、空きスロットに応じて選んでみるのも手だろう。
imageまだ主流とは言えないが、PCI Express接続のサウンドカードもちらほら見られるようになってきた
image最近はむしろPCIタイプの製品より選択肢が豊富なUSB接続タイプ。負荷などの面も、CPUの高性能化により、気にする必要はなくなっている
image
【検証機材・環境】
今回のテストでは、各製品のLINE OUTから音楽CDと同じ16bit/44.1kHzのフォーマットで1kHz、-6dBのサイン波を出力し、エディロールのUSB 2.0対応オーディオインターフェース、UA-1000(実売9万円前後)を使ってサンプリングした。サンプリングフォーマットは24bit/48kHzで、結果をefu氏作の分析ソフトWaveSpectraを用いて周波数解析し、各製品紹介とともに掲載している。左のサンプルに近く、乱れのない山を描く製品ほど元データを正しく再生できている。同ソフトで測定した「THD(全高調波歪み率:値が小さいほど歪みが少ない)」、S/N(信号とノイズの比率、値が大きいほどノイズが少なく、クリアな音質)も併載している。
M-Audio
Fast Track USB
実売価格:15,000円前後
問い合わせ先:052-218-0859
URL:http://www.m-audio.jp/
DTMユーザーに
向いた1台
imageハイエンドのDTMユーザー向けまで含め、各種オーディオインターフェースを発売するM-Audioの製品の中でローエンドに位置付けられるのがこれ。とはいえ、入出力としてRCAピンに限らずTRSホンのXLR端子を装備していたり、マイクやギターの入力も装備したりする上、S/P DIFの入出力もあるなど豊富。USBのバスパワーで動作する。
USB
SPECIFICATION
サウンドチップ:非公開
音声入出力:S/P DIF IN(同軸)、S/P DIF OUT(同軸)、LINE IN(ホン)、LINE OUT(2チャンネル、RCA)、MIDI IN、MIDI OUT、マイク(ホン)、ヘッドホン(ホン)
imageXLRや標準サイズのピンジャックなど、DTM向けの端子が並ぶ
image
●THD:0.00104%●S/N:76.12dB
Razer
Barracuda AC-1 Gaming Sound Card
実売価格: 25,000円前後
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.razerzone.com/
ゲーマー向けメーカー
初のサウンドカード
imageゲーマー向けの周辺機器メーカー、Razerのサウンドカード。3D系の処理エンジンも搭載しているが、オーディオを再生しても悪くはない。シールドでノイズ対策をしていることなどが奏功しているのかもしれない。本体に入出力端子はなく、DVI-Iと同じ形状の変換ケーブルでアナログの入出力を行なう仕様となっている。
PCI
SPECIFICATION
サウンドチップ:非公開
音声入出力:S/P DIF IN(光角型)、S/P DIF OUT(光角型)、LINE IN(ミニ)、LINE OUT(7.1チャンネル、ミニ)、ヘッドホン(ミニ)
imageDVIのような端子には、LINE出力などのコネクタを接続する仕組
image
●THD:0.00139%●S/N:81.12dB
エゴシステムズ
AUDIOTRAK PRODIGY HD2
実売価格:13,000円前後
問い合わせ先:info@egosys.co.jp
URL:http://www.egosys.co.jp/
オペアンプ交換で
好みの音質を実現
imageエゴシステムズのコンシューマ向けブランドであるAUDIOTRAKの製品だが、結構マニアックな製品。カード上にソケットが設けられ、そこにオペアンプが装着されているため、挿し換えるとオーディオ特性を変えられるのが最大のポイント。オーディオコントローラにVIAのEnvy 24HT-Sを採用、最高で24bit/192kHz出力に対応する。
PCI(Low Profile)
SPECIFICATION
サウンドチップ:VIA Envy24HT-S
音声入出力:S/P DIF OUT(光角型)、LINE IN(ミニ)、LINE OUT(RCA)、ヘッドホン(ミニ)
image2チャンネル再生に特化したシンプルな入出力端子。Low Profile用のブラケットも付属する
image
●THD:0.00201%●S/N:77.10dB
オンキヨー
WAVIO SE-200PCI
実売価格:17,000円前後
問い合わせ先:050-3161-9555
URL:http://jp.onkyo.com/
高音質にこだわった
新要素が満載
image石油コンビナートのようにコンデンサが数多く並ぶこのサウンドカードは、オーディオメーカーらしい設計、音作りをしている。左右チャンネルの回路を対称形で設計し、間に厚い銅版を入れている辺りに、コダワリが見て取れる。VIA Envy24HTが採用されており、7.1チャンネル出力、24bit/192kHzの再生が可能。
PCI
SPECIFICATION
サウンドチップ:VIA Envy24HT
音声入出力:S/P DIF IN(光角型)、S/P DIF OUT(光角型)、LINE IN(RCA)、LINE OUT(2チャンネル、RCA)、LINE OUT(7.1チャンネル、ミニ)、マイク(ミニ)
image2チャンネル専用のLINE OUTを基板上に備え、7.1チャンネル再生は別途ケーブルを介して接続する
image
●THD:0.00170%●S/N:76.69dB
オンキヨー
WAVIO SE-U55SX
実売価格:19,000円前後
問い合わせ先:050-3161-9555
URL:http://jp.onkyo.com/
ノイズを低減した
USBサウンドデバイス
image評価の高いSE-200PCIの設計コンセプトをそのままUSBデバイスとして再現したのがこのモデル。USBバスパワーではなく、ACアダプタが必要なのがややめんどうではあるが、オーディオメーカーならではの非常に高品位で聞きやすいサウンドを出すことができる。やや大きめなサイズと形状面での好みは分かれるかもしれない。
USB
SPECIFICATION
サウンドチップ:非公開
音声入出力:S/P DIF IN(光角型)、S/P DIF IN(同軸)、S/P DIF OUT(光角型)、LINE IN(RCA)、LINE OUT(2チャンネル、RCA)、マイク(ミニ)、ヘッドホン(ミニ)
imageS/P DIFは入力3系統、出力が2系統と非常に豊富。前面にはヘッドホンとマイクを装備する
image
●THD:0.00232%●S/N:83.80dB
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