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PCパーツ100選
TEXT:保坂陽一
ケース編
冷却性能の重要度アップで定番製品にも動きが
image自分のPCの顔として、デザインにはこだわりたいケースだが、拡張性や冷却性能など、チェックすべき項目は多く、一筋縄ではいかない。最新のトピックを把握して、間違いのない1台を選んでほしい。
これが最新のトレンドだ (1)静音性やサイズなど、用途の見きわめがより重要に
(2)ケースのエアフローによる各部の冷却はもはや必須
(3)ハイエンドパーツの搭載を考慮したユニークな製品も続々登場
冷却能力アップが課題に
 PCパーツの中で、ある意味もっとも買い換えにくいのがケースだろう。すべてのパーツを収めてPCの形にするとともに、PCとしての拡張性も左右する重要なパーツであるが、何より場所を取るし、処分もしにくい。ダメだったからと言って、簡単に買い換えるわけにはいかないのだ。そう考えると、なるべく拡張性の高い製品を買っておけばよいじゃないか、ということになるが、実際には理想のデザインや内部のエアフロー、拡張性など、さまざまな要素があって、そうもいかない。よほどのケースコレクターならともかく、慎重にならざるを得ないパーツと言える。

 人気製品の一番のトピックが静音性である点はここ数年変わっておらず、振動防止用の静音アイテムやファンコントローラの標準搭載なども増えているが、最近ではCPUに加えて、チップセットやビデオカード、HDDなどの発熱が問題視されており、ケースによる冷却の重要性がクローズアップされることが多くなった。とくにビデオカードは、エントリークラスであってもかなりの発熱量があり、メーカー側もファンレスタイプのほぼすべての製品で、ケースファンによる冷却が必要としている。もちろん、とことん静音マシンを目指すなら、少々のケース内部の温度上昇には目をつぶるという手もあるが、たとえファンレスで動作していても、一度動作中のビデオカードに触れてみれば、その考えも改めざるを得ないはずだ。

 そういった事情から、ケースの構造も静音重視の密閉タイプから、同じ静音をうたっていても、ファンの数を増やしたり、独自のレイアウトを採用したりしたものが増えてきた。低回転でも風量が得られる12cm角ファンの採用などはもはや一般化したと言えるが、最近ではより大型のファンの採用も増えている。いかに静音性を保ったまま、冷却能力をアップするかという、各メーカーの工夫が見られるのはユーザーとして喜ばしいところだろう。
エアフローの効率追求で
ケース構造にも変化が
 エアフロー面で、最近採用が増えているのがケース天板からの排気を可能とした製品だ。ケース前面から背面へのエアフローを構築するには、どうしてもケース前面に吸気ダクトを設ける必要があり、その分前面側での静音性は下がってしまう。ケース前面は密閉しつつ、下から上へのエアフローを構築できれば、静音性を保ったまま、内部冷却を強化できるというわけである。熱い空気は上昇するということを考えても、実に理にかなった機構であるが、これまではケースの上に物が置けなくなるといった利便性の問題もあり、採用されることが少なかった。こうしたケースが人気を博しているのは、内部エアフローと静音性への関心の高まりの現われと見てよいだろう。

 また、放熱効率の高いアルミ製ケースなども、再び注目されるようになっている。HDDなどを数多く搭載する場合には、アルミフレームによるケース全体での冷却がかなり効果的。スチールケースに比べると軽量であるため、振動抑制などには不利な点もあるが、使い込んで初めて真価を発揮するタイプと言える。

 なお、高機能化したことで、ケース全体の価格が上昇傾向になっており、アルミケースもそれほど突出した金額ではなくなっているのもポイントだ。

 1万円以下の低価格な製品にも、高機能なものが増えているので、コストを重視する人にはそちらもお勧めしたいが、今の1万~2万円前後の人気製品の高い品質を見ると、ちょっと悩ましいところである。
ケースを選ぶ上でのポイント
imageビデオカードの冷却は必須
ファンレスビデオカードのみならず、最近のビデオカードはケースファンによる冷却が一段と重要になっている。使うビデオカードとケースの相性も考えておきたいところだ
image静音シートも標準装備
静音ケースには採用されることもめずらしくなくなってきたサイドパネルなどの静音シート。薄いサイドパネルでは、これが貼られていることによって、振動防止にもなる
imageドライブの振動防止機能
ドライブ類の固定には、写真のような振動防止ゴムの採用が増えている。専用ネジが必要となるので、パーツ管理には気を付けたいところだが、付いているとなかなかうれしいものである
独自形状でユニークな製品が続々登場
 ビデオカードの大型化などで、その搭載を考慮したケース形状の変化も最近のトピックの一つ。人気製品でもハイエンドビデオカードの搭載が難しいものは少なくないのが現状だが、逆にmicroATXなどのコンパクトケースで、これらの搭載を可能としたユニークなものも増えている。巧妙に寸法が計算されたケースだけに、ドライブベイなどが特殊なものが多いが、小型ハイエンドマシンを作りたい人にはぜひチェックしてもらいたい。また、ミドルタワーなどでも奥行きに特徴のある製品が増えているので、購入時にはぜひその内部空間にも目を向けてみるとよいだろう。

 個性的で斬新なケースが登場するのはもちろんうれしいところであるが、構造に凝り過ぎたゆえに、使ってみると意外に配線がめんどう、などという製品も少なくない。万人にお勧めとは言い難いものも増えているが、購入前に自分の用途さえしっかり把握できていれば、それも問題はないはずである。

 今回、このケース編ではそういう状況もかんがみて、ゴールドレコメンドはなしとした。次のページから紹介しているのはいずれもお勧めの製品ではあるが、どれもユーザーを選ぶのは間違いないだろう。ここで紹介したような要素を吟味しながら、自分ならではのゴールドレコメンド製品を見付けていただきたい。
image天板排気で効率アップ
温まった空気は自然に上昇するため、天板にファンを設けるのは実に効率的。ただし、ホコリが入る心配や、ケースの上に物が置きにくいといった気になる点もある
imageケースの奥行きがポイントに
ビデオカードの大型化で、HDDなどと干渉してしまうことも多くなった。十分な奥行きを備えたケースが増える半面、ギリギリまで奥行きを削った省スペースケースも増えているのがおもしろい
image電源の配置に注意
静音性などの向上のために、電源などのレイアウトに凝った製品も人気だが、その都合上、配線などは困難になることもある。ただし、覚悟して臨めば、完成後の満足感は高い
もはや殿堂入り?
Antec SOLO
image1年前のPCパーツ100選(2007年2月号)で、ゴールドレコメンドとしたのがこのケースだが、今回はあえて選外とさせてもらった。ただ、最近では電源付きのカラーバリエーションモデルが追加されるなど、いまだにトップクラスの人気を持つケースなのは間違いない。密閉静音ケースとして、エポックメイキングな製品であるだけでなく、静音シートや制振ゴムなど、ほかのメーカーの製品にも多大な影響を与えた1台である。大型ビデオカードの利用には向いているとは言えず、内部が少々手狭に感じることもあるが、全体の立て付けのよさなど、ていねいな作りはやはり魅力的。総合的に見て、これを超えるミドルタワー製品はまだ少ないと言える。
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