|
|
|
|
TEXT:鈴木雅暢 |
|
日立グローバルストレージテクノロジーズ |
|
|
|
Deskstar 7K1000 |
|
|
URL:http://www.hitachigst.com/ |
|
|
|
単体の3.5インチHDDとして初めて1TBの大容量を実現したモデル。200GBプラッタを5枚(一般的な3.5インチHDDよりも1枚多い)使って1TBの容量を達成している。増えた記憶容量に対応し、キャッシュも32MBと大容量。シークタイムもリード8.5ms/ライト9.2msと、7,200rpmのHDDとしては高速だ。静音性も高いレベルにあり、価格とのバランスも優れていることから人気が高い。 |
|
3.5インチHDD |
7,200rpm |
3Gbps転送 |
NCQ |
|
|
型番 |
インターフェース |
NCQ |
転送レート |
HDS721010KLA330 |
Serial ATA 2.5 |
○ |
3Gbps |
HDS721075KLA330 |
Serial ATA 2.5 |
○ |
3Gbps |
|
|
型番 |
容量 |
キャッシュ |
実売価格 |
HDS721010KLA330 |
1TB |
32MB |
34,000円前後 |
HDS721075KLA330 |
750GB |
32MB |
22,000円前後 |
|
|
ここがポイント!
・大容量で高性能
・静音性も優秀 |
|
|
日立グローバルストレージテクノロジーズ |
|
|
|
Deskstar T7K500 |
|
|
URL:http://www.hitachigst.com/ |
|
根強い支持を受けるに優れた7,200rpmドライブ |
|
|
日立GSTの3.5インチスタンダードモデル。166GBプラッタを採用しており、平均シークタイムはリード8.5ms/ライト9.2ms。ヘッドの浮遊量を調整しエラー率を改善する「Thermal Fly-height Control (TFC) Technology」、非動作時および省電力モード時にヘッドをプラッタ上から退避するヘッドのロード/アンロード技術など同社ハイエンドモデルと共通の技術を搭載している。 |
|
3.5インチHDD |
7,200rpm |
3Gbps転送 |
NCQ |
|
|
型番 |
インターフェース |
NCQ |
転送レート |
HDT725050VLA360 |
Serial ATA 2.5 |
○ |
3Gbps |
HDT725040VLA360 |
Serial ATA 2.5 |
○ |
3Gbps |
HDT725032VLA360 |
Serial ATA 2.5 |
○ |
3Gbps |
HDT725025VLA380 |
Serial ATA 2.5 |
○ |
3Gbps |
HDT725050VLAT80 |
Ultra ATA/133 |
― |
133MB/s |
HDT725040VLAT80 |
Ultra ATA/133 |
― |
133MB/s |
HDT725032VLAT80 |
Ultra ATA/133 |
― |
133MB/s |
HDT725025VLAT80 |
Ultra ATA/133 |
― |
133MB/s |
|
|
型番 |
容量 |
キャッシュ |
実売価格 |
HDT725050VLA360 |
500GB |
16MB |
14,000円前後 |
HDT725040VLA360 |
400GB |
16MB |
11,000円前後 |
HDT725032VLA360 |
320GB |
16MB |
10,000円前後 |
HDT725025VLA380 |
250GB |
8MB |
9,000円前後 |
HDT725050VLAT80 |
500GB |
8MB |
14,000円前後 |
HDT725040VLAT80 |
400GB |
8MB |
11,000円前後 |
HDT725032VLAT80 |
320GB |
8MB |
10,000円前後 |
HDT725025VLAT80 |
250GB |
8MB |
9,000円前後 |
|
|
ここがポイント!
・性能、静音性ともに優秀
・価格もリーズナブル |
|
|
日立グローバルストレージテクノロジーズ |
|
|
|
Ultrastar A7K1000 |
|
|
URL:http://www.hitachigst.com/ |
|
|
|
エンタープライズ向けのUltrastarブランドからリリースされたSerial ATA採用の7,200rpm大容量モデル。平均故障時間120万時間。高負荷時の過熱を防ぐため機械動作を調整するSPT(Self-Protection Throttling)、周辺ドライブからの振動による性能低下を抑えるRVS(Rotation Vibration Safeguard)などの機能を搭載する。シークタイムは8.2msとDeskstar 7K1000より高速になっている。 |
|
3.5インチHDD |
7,200rpm |
3Gbps転送 |
NCQ |
|
|
型番 |
インターフェース |
NCQ |
転送レート |
HUA721010KLA330 |
Serial ATA 2.5 |
○ |
3Gbps |
HUA721075KLA330 |
Serial ATA 2.5 |
○ |
3Gbps |
HUA721050KLA330 |
Serial ATA 2.5 |
○ |
3Gbps |
|
|
型番 |
容量 |
キャッシュ |
実売価格 |
HUA721010KLA330 |
1TB |
32MB |
41,000円前後 |
HUA721075KLA330 |
750GB |
32MB |
28,000円前後 |
HUA721050KLA330 |
500GB |
32MB |
19,000円前後 |
|
|
ここがポイント!
・7,200rpmモデル最高クラスの性能
・高信頼性設計 |
|
|
ベンチマーク検証 |
|
今回取り上げた最新HDDの実力をベンチマークテストで見てみよう。まず、性能のテストにはPCMark05 Build 120のHDDに関するテスト内容をまとめた「HDD Test Suite」から、3項目をピックアップして掲載している。各項目の内容は以下のとおり。どれもリード/ライト処理が混在するテストだが、下にゆくほどアクセスタイムの比重が高い。
・XP Startup:Windows XPの起動シミュレート(リード90%、ライト10%)
・Application Loading:アプリケーションの起動シミュレート(リード83%、ライト17%)
・General Usage:Webブラウズなど一般用途のシミュレート(リード60%、ライト40%)
性能的には10,000rpmのWD Raptorの成績がよく、とくにGeneral Usageでははっきりしたアドバンテージを確認できる。ただ、ほかの項目では日立GSTのUltrastar A7K1000やDeskstar 7K1000のスコアもよく、Raptorだけが突出しているわけではない。それに続くDeskstar T7K500もよいスコアで、日立GSTの製品は全体的に優秀だ。なお、比較用に掲載したSSDはさすがにランダムアクセスに強いところを見せており、まさに圧倒的と言える。
騒音テストでは負荷時にWD Raptorが頭一つ高くなっているが、これはシーク時のゴリゴリという音を拾ったものだろう。高速なシークタイムの代償と言え、体感的にも耳に付く。よいほうで言えば、WD Caviar GP。省電力をうたうこの製品は公称のノイズレベルもほかのモデルより一段低くなっているが、それを実証したと言える。また、Deskstar 7K1000をはじめ、日立GSTの製品も全体的に優秀だ。
消費電力の測定結果では、Barracuda 7200.11、WD Caviar GPが良好。エンタープライズ向けモデルとの製品コンセプトの違いが現れた結果だ。 |
|
|
|
|
|
|
|
※ATXケースに玄人志向製のSerial ATAドライブ用リムーバブルケース「GC3.5EZ-S/CB」を組み込み、各HDDを交換した(SSDは除く)。また、ドライブ単体の消費電力を計測するため、各HDDをHDD外付けケーブル用のACアダプタにワットチェッカーを接続して消費電力の変化を見ている。騒音テストに関しては、ケース前面から約10cm離した距離で「PCMark05 HDD Test Suite-General Usage」実行時のもっとも大きい音量を計測している。
【検証環境】
CPU:Core 2 Extreme QX6700(2.66GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP(Intel P965+ICH8R)
メモリ:Transcend JetRAM PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2
ビデオカード:MSI NX7900GS-T2D512EZ(NVIDIA GeForce 7900 GS)
システムHDD:日立GST Deskstar 7K80 HDS728080PLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、80GB)
OS:Windows Vista Ultimate
騒音測定距離:ファンから約15cm、暗騒音:35.6dB、室温:26℃ |
|
|