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高級パーツ vs. 低価格パーツ 2009
ケース対決
TEXT:保坂陽一
ROUND3 拡張性の違いを見る
高級≒大型? 作業性の高いケースを選ぶ
 どれだけのドライブベイが必要か、というのはケース選びの基本であり、それはケースの大きさ、デザインにもかかわる重要なポイントである。しかし、単にドライブベイの数だけで判断してしまってはマズいのがイマドキのケースだ。要因となるのは、使用するマザーボードやビデオカードの大きさ、電源の配置などだが、奥行きの短いケースではパーツやケーブルが干渉して、実際にはHDDが取り付けられないこともある。これも価格で決まることではなく、個別に確認する必要があるが、やはり大型ケースは高級なものがほとんどである。

 ExtendedATXに対応したケースはマザーボードベースの奥行きが33cm確保されている必要があり、最近のハイエンドビデオカードの長さは26cm程度なので、かなり余裕があることが分かる。これらの数値は現在のケース選びで覚えておきたい指標だが、単純に奥行きのあるケースは作業性が高く、パーツの増設もしやすい。奥行きの分だけ設置面積も広くなるため、内部スペースが苦しいのを承知で小型ケースを選ばざるを得ないこともあるだろうが、ビデオカードの大型化も著しい現状を考えると、大型ケースを活用することは自作のメリットの一つとも言えるのではないだろうか。

 逆に、オンボードグラフィックス機能を活用して省電力マシンを作るなら、microATXやMini-ITXで低価格なケースを活用したいところ。拡張性という点ではATXにかなわないが、外部ストレージなどに関しては、今ならネットワークドライブやeSATAポートなどを活用すれば困ることはないはずだ。
imageなるべく奥行きに余裕のあるものを
ExtendedATX対応ケースなら、パーツを選ばず、ベイや拡張カードが使える。作業そのものも楽だ
image独自ギミックも採用
高級モデルの中にはドライブベイにホットスワップ機能などを備えたものも
imageドライブベイ数は負けない
ドライブベイの数は低価格でも十分だ。ただ、使いやすさや実際に使えるかどうかは別の話である
Antec
P193
実売価格:26,000円前後
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)
URL:http://www.antec.com/world/jp/
付属電源なし ATX
imageExtendedATX対応の2層構造採用ケース
人気のP180シリーズの奥行き拡張版の最新モデル。メンテナンス性がよく、大型ビデオカードも余裕で搭載可能。サイドパネルには20cmファンを内蔵し、冷却面も強化されている
Specification
ドライブベイ:5インチ×4、3.5インチ×1、シャドー×6
サイズ(W×D×H):205×590×514mm
重量:16kg
ZALMAN
GS1000
実売価格:20,000円前後
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.zalman.co.kr/
付属電源なし ATX
imageホットスワップ機能も備えた大型高剛性ケース
ExtendedATXにも対応する大型ケースで、重量、質感ともに安定感のある仕上がり。フロント下部のシャドーベイはホットスワップ対応のリムーバブルドライブとして使用可能である
Specification
ドライブベイ:5インチ×4(5→3.5インチ変換アダプタ×2)、シャドー×6
サイズ(W×D×H):220×580×560mm
重量:12kg
サイズ
CASE by CASE2
実売価格:10,000円前後
問い合わせ先:support@scythe.co.jp
URL:http://www.scythe.co.jp/
500W電源付属 ATX
image500W電源搭載の万能低価格ケース
500W電源搭載で約1万円のバリューモデルだが、十分な剛性に、前後12cm角ファンを標準装備。電源はSerial ATAコネクタを6個備えるなど、しっかりとイマドキ仕様だ
Specification
ドライブベイ:5インチ×4、3.5インチ×2、シャドー×4
サイズ(W×D×H):200×485×440mm
重量:8.1kg
結論
幅広く対応できる高級ケース
高級ケースのすべてが拡張性に優れているというわけではないが、奥行きに余裕のある製品なら、拡張性はもちろんメンテナンス性にも優れている。ハイエンド構成を考慮するなら、高級ケースのほうが有利と言える。ただし、それだけ設置スペースは必要で、不要なギミックも増えてくる。
ROUND4 冷却性能の違いは?
低価格でも一定の冷却性能は備えている
 低価格なケースではケースファンの数が少ないものが多いが、それでも最低限のファンが付属し、増設も可能なのが現在の製品である。逆に、高級ハイエンドケースでは、もはやファンだらけ、ダクトだらけというものが少なくなく、過剰なまでに冷却を追求したものが増えている。最近ではフロント、リア、サイドのファンに加え、天板ファンや底面ダクトが定番になりつつある。

 しかし、ファンが多ければ冷えるのかと言えば、そうでもない。複数のビデオカードやHDDなど、パーツが増えれば効果は上がるだろうが、基本的には吸気から排気までの素直なエアフローを構築するのがベターである。ファンやダクトが多ければ、それだけ動作音も大きくなるだろう。下の2台の検証で言えば、低価格ながらも天板ファンなどを備えるThree HundredはCPUやマザーボード(チップセット)の冷却に関しては十分な性能を持っている。フロントに吸気ファンを標準で備えていない分、ビデオカードの温度が高いが、ファンを増設してやればよいだろう。そうしたアレンジ幅は、高級モデルのほうが優れているが、それだけ高度な使いこなしも要求される。
高級
image複数の大型ファンで強力に冷却
マザーボード裏の冷却まで考慮された高級ケース。使いこなすには根気も必要だ
imageビデオカードやHDDの独自冷却
電源とマザーボードの熱干渉を防いだり、直接ビデオカードを冷やしたりと、ケース特有のギミックもウリ
低価格
image低価格でも天板ファン
エントリークラスながら天板ファンを備えたケース。ファンの数は少ないが、要所に配置されている
imageファン増設で冷却能力アップ
低価格でも冷却を重視するなら、ファンがどれだけ増設できるかも確認しておこう
image
image
【検証環境】
CPU:Intel Core 2 Quad Q9550(2.83GHz)
CPUクーラー:Core 2 Quad Q9550付属品
マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)
メモリ:UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、2GB×2)
ビデオカード:MSI R4870-T2D512-OC(Radeon HD 4870)
HDD:Western Digital WD Caviar Green WD10EACS(Serial ATA 2.5、5,400rpm、1TB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
Thermaltake
Spedo VI90001W2Z
実売価格:30,000円前後
問い合わせ先:info.jp@thermaltake.com(日本サーマルティク)
URL:http://www.thermaltake.co.jp/
付属電源なし ATX
image23cm大型ファン搭載の全方位冷却フルタワー
冷却重視の機能満載モデル。合計6基のファンを標準搭載し、CPUソケット裏などにも追加可能。マザーボード部と電源部はパネルで区切ることが可能で、効果的なエアフローが構築できる
Specification
ドライブベイ:5インチ×7(5→3.5インチ変換アダプタ×1)、シャドー×6
サイズ(W×D×H):232×610×536mm
重量:13kg
Antec
Three Hundred
実売価格:10,000円前後
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)
URL:http://www.antec.com/world/jp/
付属電源なし ATX
image天板ファンも備えた冷却重視のエントリーモデル
天板とリアにファンを搭載した、ゲーマー向け低価格ケース。上位モデルほどのギミックはないが、フロントには12cm角ファン2基が追加可能で、万人向けの仕上がり
Specification
ドライブベイ:5インチベイ×3、シャドー×6
サイズ(W×D×H):205×465×458mm
重量:7.2kg
結論
いずれも使いこなしは必要
大型ファンを多数備え、内部空間にも余裕のある高級ケースは、確かに強力な冷却性能を備えている。しかし、標準のままで、自分のパーツ構成にどれだけ適しているかは試してみなければ分からない。低価格ケースにも同じことが言えるが、冷却能力の上限が低いのは間違いない。
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