その他の特集(2011年) | |||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
TEXT:保坂陽一 | ||||||||||||||
ROUND3 拡張性の違いを見る | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
どれだけのドライブベイが必要か、というのはケース選びの基本であり、それはケースの大きさ、デザインにもかかわる重要なポイントである。しかし、単にドライブベイの数だけで判断してしまってはマズいのがイマドキのケースだ。要因となるのは、使用するマザーボードやビデオカードの大きさ、電源の配置などだが、奥行きの短いケースではパーツやケーブルが干渉して、実際にはHDDが取り付けられないこともある。これも価格で決まることではなく、個別に確認する必要があるが、やはり大型ケースは高級なものがほとんどである。 ExtendedATXに対応したケースはマザーボードベースの奥行きが33cm確保されている必要があり、最近のハイエンドビデオカードの長さは26cm程度なので、かなり余裕があることが分かる。これらの数値は現在のケース選びで覚えておきたい指標だが、単純に奥行きのあるケースは作業性が高く、パーツの増設もしやすい。奥行きの分だけ設置面積も広くなるため、内部スペースが苦しいのを承知で小型ケースを選ばざるを得ないこともあるだろうが、ビデオカードの大型化も著しい現状を考えると、大型ケースを活用することは自作のメリットの一つとも言えるのではないだろうか。 逆に、オンボードグラフィックス機能を活用して省電力マシンを作るなら、microATXやMini-ITXで低価格なケースを活用したいところ。拡張性という点ではATXにかなわないが、外部ストレージなどに関しては、今ならネットワークドライブやeSATAポートなどを活用すれば困ることはないはずだ。 |
||||||||||||||
なるべく奥行きに余裕のあるものを ExtendedATX対応ケースなら、パーツを選ばず、ベイや拡張カードが使える。作業そのものも楽だ |
||||||||||||||
独自ギミックも採用 高級モデルの中にはドライブベイにホットスワップ機能などを備えたものも |
||||||||||||||
ドライブベイ数は負けない ドライブベイの数は低価格でも十分だ。ただ、使いやすさや実際に使えるかどうかは別の話である |
||||||||||||||
Antec | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
実売価格:26,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル) URL:http://www.antec.com/world/jp/ |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
ExtendedATX対応の2層構造採用ケース 人気のP180シリーズの奥行き拡張版の最新モデル。メンテナンス性がよく、大型ビデオカードも余裕で搭載可能。サイドパネルには20cmファンを内蔵し、冷却面も強化されている |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
ZALMAN | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
実売価格:20,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク) URL:http://www.zalman.co.kr/ |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
ホットスワップ機能も備えた大型高剛性ケース ExtendedATXにも対応する大型ケースで、重量、質感ともに安定感のある仕上がり。フロント下部のシャドーベイはホットスワップ対応のリムーバブルドライブとして使用可能である |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
サイズ | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
実売価格:10,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:support@scythe.co.jp URL:http://www.scythe.co.jp/ |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
500W電源搭載の万能低価格ケース 500W電源搭載で約1万円のバリューモデルだが、十分な剛性に、前後12cm角ファンを標準装備。電源はSerial ATAコネクタを6個備えるなど、しっかりとイマドキ仕様だ |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
ROUND4 冷却性能の違いは? | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
低価格なケースではケースファンの数が少ないものが多いが、それでも最低限のファンが付属し、増設も可能なのが現在の製品である。逆に、高級ハイエンドケースでは、もはやファンだらけ、ダクトだらけというものが少なくなく、過剰なまでに冷却を追求したものが増えている。最近ではフロント、リア、サイドのファンに加え、天板ファンや底面ダクトが定番になりつつある。 しかし、ファンが多ければ冷えるのかと言えば、そうでもない。複数のビデオカードやHDDなど、パーツが増えれば効果は上がるだろうが、基本的には吸気から排気までの素直なエアフローを構築するのがベターである。ファンやダクトが多ければ、それだけ動作音も大きくなるだろう。下の2台の検証で言えば、低価格ながらも天板ファンなどを備えるThree HundredはCPUやマザーボード(チップセット)の冷却に関しては十分な性能を持っている。フロントに吸気ファンを標準で備えていない分、ビデオカードの温度が高いが、ファンを増設してやればよいだろう。そうしたアレンジ幅は、高級モデルのほうが優れているが、それだけ高度な使いこなしも要求される。 |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
複数の大型ファンで強力に冷却 マザーボード裏の冷却まで考慮された高級ケース。使いこなすには根気も必要だ |
||||||||||||||
ビデオカードやHDDの独自冷却 電源とマザーボードの熱干渉を防いだり、直接ビデオカードを冷やしたりと、ケース特有のギミックもウリ |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
低価格でも天板ファン エントリークラスながら天板ファンを備えたケース。ファンの数は少ないが、要所に配置されている |
||||||||||||||
ファン増設で冷却能力アップ 低価格でも冷却を重視するなら、ファンがどれだけ増設できるかも確認しておこう |
||||||||||||||
【検証環境】 CPU:Intel Core 2 Quad Q9550(2.83GHz) CPUクーラー:Core 2 Quad Q9550付属品 マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R) メモリ:UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、2GB×2) ビデオカード:MSI R4870-T2D512-OC(Radeon HD 4870) HDD:Western Digital WD Caviar Green WD10EACS(Serial ATA 2.5、5,400rpm、1TB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
||||||||||||||
Thermaltake | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
実売価格:30,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:info.jp@thermaltake.com(日本サーマルティク) URL:http://www.thermaltake.co.jp/ |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
23cm大型ファン搭載の全方位冷却フルタワー 冷却重視の機能満載モデル。合計6基のファンを標準搭載し、CPUソケット裏などにも追加可能。マザーボード部と電源部はパネルで区切ることが可能で、効果的なエアフローが構築できる |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
Antec | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
実売価格:10,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル) URL:http://www.antec.com/world/jp/ |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
天板ファンも備えた冷却重視のエントリーモデル 天板とリアにファンを搭載した、ゲーマー向け低価格ケース。上位モデルほどのギミックはないが、フロントには12cm角ファン2基が追加可能で、万人向けの仕上がり |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。
*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。
ユーザー登録から アンケートページへ進んでください