その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:北川達也 | |||||||||||||||||||||
ROUND4 使い勝手のよさを考える | |||||||||||||||||||||
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HDDやSSDなどのストレージを評価する場合の指標は、すでに紹介した性能、消費電力、静音性などいくつかあるが、ここでは使い勝手などの別の付加価値の面から考察してみたい。 まず、ストレージは容量が大きければ大きいほど便利に使用できる。いちいち空き容量を増やすためファイルを削除したり、頻繁に新しいHDDに交換したりする手間が省けるからだ。ただ、HDDの場合は大容量を実現するために4、5枚といった多数のプラッタを積むと、発熱や消費電力が増大し、信頼性にも影響する。逆にプラッタ1枚のモデルは発熱も小さく、筐体も軽量・薄型のため扱いやすい。とにかく容量が欲しい場合はともかくとして、使い勝手の面からはあえてこういったプラッタ枚数の少ない製品を選ぶという手もある。 また、SSDは回転するプラッタのような機械部品を持たないため、とくに小容量にこだわる必要はないだろう(前述のRAID 0目的の場合は別として)。むしろSSDの場合、一つのセルの書き換え回数に制限があるため、容量が多ければ多いほど一つのセルにかかる書き換え負荷を分散でき、寿命の延長にもつながる。これはHDDとは反対の部分だ。 また、SSDは発熱や消費電力の小ささから、小型PCなどに非常に向いた製品になっている。スペースが限られたPCでも設置が容易に行なえるだけでなく、エアフローも改善され、温度の上昇を防ぎ、結果として製品寿命を延ばすことにもつながる。HDDでも2.5インチタイプは比較的消費電力や発熱が小さく、耐衝撃性も高い。性能を除けばSSDに近い感覚で使うことができるだろう。 |
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ROUND5 SLCとMLCはどのくらい違う? | |||||||||||||||||||||
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現在のSSDで利用されているNAND型フラッシュメモリは高価なSLCタイプと、比較的安価なMLCタイプの2種類に大別されるが、両者の間でどの程度の性能差があるのか、検証を行なった。 まず、両者の構造から見ていくが、メインのNANDメモリコントローラは両者ともにIntel製の同じチップが採用されており、キャッシュの容量も16MBとまったく同じであった。また、NAND型フラッシュメモリもSLC/MLCの違いはあるが、記録容量は同じ32Gbitのチップが片面10個ずつ、計20個搭載されていた。このため、両者における違いは、基本的に搭載されているNAND型フラッシュメモリがSLCかMLCかのみと考えてよいだろう(X25-Eは16GB分が管理領域として確保されている、X25-Mは専用領域はなし)。 次に実際の性能差だが、CrystalDiskMark 2.2の結果を見る限り、リード速度はSLCとMLCで大きな違いはなく、ほぼ同等であった。記録速度は、とくにランダムライトに関しては、SLCが圧倒的に高速で、MLCと比較して3倍近くの速さであった。その一方で、Random Write 4KBでは両者で大きな違いは出ていない。これは、テストで記録するファイルがキャッシュに収まってしまっているからと推測される。 |
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SLCは、シングルレベルセルと呼ばれ、一つの記録素子に1bitのデータを記録するタイプで、大容量化には不向きだが、書き換え回数が10万回と多く、信頼性が高い点が特徴だ。MLCは、マルチレベルセルと呼ばれる一つの記録素子に2bit以上のデータを記録するタイプで、現在の主流は2bitタイプとなっている。MLCは、大容量化に向く代わりに書き換え回数が約1万回とSLCの10分の1と少ないというデメリットがある。 | |||||||||||||||||||||
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