その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:北川達也 | ||||||||||||||
次にランダムアクセス性能について、Windows Vistaの起動時間の測定やPCMark VantageのHDD Test Suite、Iometerの結果から見てみたい。Webブラウザやビジネスアプリなどの操作では、大きなファイルのリード/ライトを行なうケースは少なく、小さなファイルのリード/ライトが多くなり、この性能が体感速度などに大きな影響を与える。これは、OSやアプリケーションの起動においても同様で、ランダムアクセスの性能が高いほど起動時間が短縮される。 実際にWindows Vistaの起動にかかる時間を測定した結果を見てみよう。これは、PCの電源をONにしてからWindows Vistaが起動し、サイドバーにガジェットが表示されるまでの時間を3回計測して平均値を出したものだ。結果は、SSD4製品が、43秒前後でほぼ横一線に並び、次に約45秒でWestern DigitalのWD VelociRaptor、最後が60秒ほどかかったSeagateのBarracuda 7200.12であった。SSD4製品は、CrystalDiskMark 2.2で見られるほどの大きな差が出ていないが、この結果は、OSが起動するのに必要なファイルを読み出す程度のランダムアクセス処理なら安価なSSDでも十分高速なことを示している。一方でこの結果は、ランダムアクセス性能に与えるHDDの回転数の影響を明確に表わしている。10,000rpmのWD VelociRaptorは、CrystalDiskMark 2.2のシーケンシャルリード/ライトで、7,200rpmのBarracuda 7200.12に劣っていたが、ここでは、約15秒もの大差を付け逆転しているからである。 |
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PhotoFast | ||||||||||||||
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実売価格:44,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:052-846-9500(モバイルモード) URL:http://www.photofast.tw/ |
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最新コントローラを採用した高速SSD G-Monster V3は、Indilinxの最新NANDメモリコントローラを採用したMLCタイプの高速SSD。64MBキャッシュも搭載する。32/64/128/256GBの4製品をラインナップ |
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OCZ Technology | ||||||||||||||
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実売価格:44,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク) URL:http://www.ocztechnology.com/ |
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64MBキャッシュ搭載の最新SSD Vertexシリーズは、OCZ TechnologyのハイエンドモデルとなるMLCタイプの高性能SSD。Indilinxの最新NANDメモリコントローラを採用し、64MBのキャッシュも搭載する |
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上記の結果は、より詳細なランダムアクセス性能を測定するPCMark VantageのHDD Test Suiteの結果からも裏付けられている。SSD4製品の比較では、IntelのX25-E Extreme SATA SSDがすべての項目でトップをマークし、頭一つ抜けた成績となっている。次点は、OCZのVertex SATA II とPhotoFastのG-Monster V3の2製品で、両者はほぼ同等の成績となっている。しかし、4番目のSSD-Jとは、明確な性能差が出ている。また、HDD同士で比較するとWestern DigitalのWD VelociRaptorは、SeagateのBarracuda 7200.12よりも明らかに高速という結果となっている。 最後に小さなファイルのリードとライトが混在した処理を行なった場合の最大レスポンスタイムをIometerで測定した結果を見ていく。このテストは、Intelのサーバー向けアクセスパターンを用いてテストを行なった。SSDは、原理的に小さなファイルのランダムライトが苦手で、採用されているNANDメモリコントローラによってはその性能がHDDに劣ることがあるだけでなく、最悪、OSが一時的に無反応状態になるプチフリーズと呼ばれる現象が発生する場合があるので購入時には重要なポイントとなる。結果は、OCZ TechnologyのVertex SATA II とPhotoFastのG-Monster V3の2製品が、ダントツであった。両者の最大レスポンスタイムは、10ms台と非常に短く、Western DigitalのWD VelociRaptorの約33msをしのぐ高速性を発揮している。これらの2製品は、今回テストした項目すべてでHDDを凌駕した成績を実現したことになる。一方でIntelのX25-E Extreme SATA SSDとCFD販売のSSD-Jは、約79msのSeagateのBarracuda 7200.12よりも遅いという結果であった。なお、CFD販売のSSD-Jの最大レスポンスタイムは、約450msと非常に長く、いわゆるプチフリーズが発生する危険性があるので注意したい。 |
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現在のSSDは、64GBモデルを2台買う場合と、128GBモデルを1台買う場合の価格差があまりない。このため、64GBの製品を2台購入しRAID 0で使用することで128GBモデル1台よりも高速な環境を実現できる。また、HDDでRAID 0を行なったときの懸念材料となる信頼性の低下も、衝撃に強く、機械部品の故障がないSSDではあまり問題とならないという点も大きい。今後、SSDを購入する場合には、一考してみる価値があるだろう。 | ||||||||||||||
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