その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:長畑利博 | ||||||||||||||
ROUND3 信頼性・部品品質の違い | ||||||||||||||
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どの製品も似たような外観をしている電源だが、筐体を開けて中を確認すると内部構造は大きく異なっている(筐体を開けるとメーカー保証対象外となることに注意)。低価格な電源は内部に空いた空間がたくさんあり、高級な電源にはびっしりと詰まっていることが分かる。 内部の部品の中でも大きなポイントとなるのが、電解コンデンサだ。コンデンサはコンセントから送られてくる交流を直流に変換する際の整流・平滑化とノイズを除去する役割を持つが、コンデンサには構造的に寿命があり、このコンデンサの寿命が電源の寿命を大きく左右する。このため、製造品質と耐久性の高い日本メーカー製や、耐久温度が高く長持ちする105℃品が低価格電源にまで採用され、それがセールスポイントとしてアピールされるようになってきている。 また、高級電源ではコンデンサ以外でも、基板に耐久性の高いガラスエポキシ基板を採用したり、電力を引き込む際にノイズを除去する役割を持つインレットフィルタを高品質化したりするなど、低価格電源との差別化が行なわれている。 |
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Seasonic | ||||||||||||||
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実売価格:35,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:046-236-3522(オウルテック) URL:http://www.seasonic.com/ |
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Seasonic渾身のフラグシップモデル 80PLUSの上位クラスである「80PLUS Silver」を取得しているほか、プラグインタイプコネクタや信頼性の高い山洋電気製ファンを採用。新たに高性能なDC/DCコンバータも搭載している |
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多くの大型のコイルをはじめとして、各種回路が詰め込まれている。基板には部品の実装密度を増やしやすいガラスエポキシ製を採用、一次、二次側コンデンサは日本ケミコン製105℃タイプだ | ||||||||||||||
玄人志向 | ||||||||||||||
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実売価格:9,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:なし(初期不良交換のみ購入店舗にて対応) URL:http://kuroutoshikou.com/ |
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1万円を切る80PLUS Bronze電源 低価格モデルながら、80PLUSの上位規格である「80PLUS Bronze」を取得した電源ユニット。採用されているコンデンサは国内メーカーの105℃タイプで、信頼性も重視している |
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低価格製品らしく内部はシンプル。基板は安価な紙フェノール製だが、コンデンサは一次側にパナソニックエレクトロデバイス製、二次側には日本ケミコン製の105℃品が使われている | ||||||||||||||
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実売4,000円前後のサイズ LiFE PoWER 400Wでも電解コンデンサには海外メーカー製の105℃品が採用されている | ||||||||||||||
低価格ケース付属の「HORNET DR-8360BTX 350W」。さすがにこのクラスだと部品は必要最低限で、一次側コンデンサは85℃品だ | ||||||||||||||
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ROUND4 変換効率はどれくらい違う? | ||||||||||||||
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最近の電源の大きなテーマの一つとなっているのが「効率」の改善だ。PC用の電源はコンセントから供給される交流を直流に変換する役割を持っているが、この交流から直流に変換するときに必ず一定の割合のロスが出てしまう。この有効に使える電力とロスとの割合を示したものが効率だ。 たとえば変換効率が70%程度の電源では、500Wの交流電力を変換するとPCが電力として使えるエネルギーは350Wということになり、残り150W分は熱となって放出されてしまい、電源だけでなく各種パーツの寿命を縮める要因となってしまう。一部のPCケースで電源ユニットだけエアフロー構造をほかのパーツと分けているのも電源の熱がほかのパーツに与える影響を避けるためである。逆に言うと効率のよい電源はPC全体にとってパーツの寿命を長持ちさせる「よい電源」ということになる。 現在、変換効率の高い電源をユーザーが判断するための指標として使われているのが「80PLUS」だ。80PLUSはシステムの負荷が20、50、100%という3段階の状態で、変換効率が80%以上を確保した製品に与えられ、現在では低価格品でも取得済み製品が増えてきている。 高級モデルでは、下記の表にあるようにより高い効率が求められるBronze、Silverを取得したものや、87%以上という非常に高効率のGoldを取得した製品もごく少数ながら登場し始めている。 |
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80PLUS Silver取得モデルが増加 去年から今年にかけて80 PLUS Silverを取得したハイエンド電源が続々と発売されている。とくに2万円台の製品での普及が目覚ましい |
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独自に変換効率80%以上をうたう製品も 80PLUS認証の取得にはコストがかかるため、低価格モデルでは独自に高効率をうたう製品も多い。GORI-MAXもその一つで、負荷条件は不明だが変換効率80%以上をウリとしている |
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80PLUS Gold取得の大出力電源がついに登場 OCZ Technologyは最大効率90%という80PLUS Gold対応電源「OCZ Z1000」を先日発表。定格出力は1,000W |
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Enermax | ||||||||||||||
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実売価格:43,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル) URL:http://www.enermaxjapan.com/ |
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独自の変圧機構により80PLUS Silverを取得した高級モデル 出力の99%を+12Vに割り当て、そのほかの3.3V、5V出力については内部の変圧回路によって+12Vから生成することで80PLUS Silver取得という高い効率を実現している |
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【検証環境】 こちらの高負荷環境のビデオカードを玄人志向 RH4830-E512H/HDに交換。高負荷時の負荷内容も同じ。 |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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