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高級パーツ vs. 低価格パーツ 2009
TEXT:鈴木雅暢
CPU対決
高級CPUを選ぶ理由
低価格CPUを選ぶ理由
PCの快適性にもっとも影響があるのは、何と言ってもCPUパワーだ。同時にこなすべきタスクは増加している上、HD時代になったことで、CPUパワーの重要性は以前にも増して高まっている。とにかくPCを快適に使いたいならば高性能なハイエンドCPUを使うに限る。 10万円のモデルと同じ性能のものが、6万円になり、3万円になり、いずれは1万円で買えるようになるのがCPU。高価なCPUを買えば5時間のエンコードが5分ですむわけではないし、Vistaを普通に使うだけなら低価格品でも十分だし、OCすれば価格以上の高性能も手に入る。
ROUND1 基本性能をチェックする
定番ベンチマークテストでCPUの基本性能を検証
image CPUはPCパーツの中でもとくにシンプルなパーツであり、部品的な側面が強い。高級品といっても外観が豪華だとか、品質面でとくに優れているとか、扱いやすいとか、そういった要素が絡んでこない。機能の違いはあっても性能や消費電力に関連するものであり、高級品と低価格品を分ける基本要素は性能と消費電力に絞られると言ってよい。つまりは、性能、コストのバランスからなるCPUの性格を把握することがCPU選びの近道と言えるだろう。

 CPUの性能は、コアの数(同時実行スレッド数)、動作クロックなどが目安になる。ただ、とくにコア数によるメリットは処理の内容によって差が付く場合とそうでない場合があり、エンコード、ゲームなど、アプリケーションによって各CPUの力関係も変わってくるため、性能も複数の切り口から評価する必要がある。ここではまず、Futuremarkのベンチマークテスト、PCMark Vantageを使って、日常的なオペレーションの快適さの目安となる総合的な性能の比較を見てみよう。なお、今回は2万円以下を低価格、それ以上を高級としている。

 テスト内容は、Windows Vista環境でハイビジョンコンテンツを扱うことを前提にした日常用途をシミュレートするもので、現状のPCに想定される作業として大きな偏りなく、コアの数も動作クロックの影響もバランスよく反映するような内容となっている。Memories(静止画/動画データのデジタル保存/管理)、TV and Movies(テレビや映画の録画/鑑賞)、Communications(Webサイト閲覧やメールの管理、スパイウェア検知)などの項目から構成されているが、総合値であるPCMarkのスコアで傾向を掴んでもらえばよいだろう。
高級CPUではCore i7が独走 低価格ではPhenom II X3が健闘
 結果を見ると、Core i7-965 Extreme Edition(以下XE)、Core i7-920のスコアの優秀さが目立つ。項目では「Gaming」が飛び抜けている。やや特殊な内容も含むため、これが実際のゲームタイトルの快適さに即直結するかは微妙なところだが、ほかの項目でも速さを見せており、Core i7シリーズの上位は揺るがない。その次にはPhenom II X4 955 Black Edition(以下BE)とCore 2 Quad Q9650がほぼ互角で続いている。Phenom II X4は、動作クロックが(Phenom II より)200MHzほど低いCore 2 Quadとほぼ互角の性能を持つという関係は、下位のモデルにもあてはまる。

 ミドルレンジクラスでは、トリプルコアのPhenom II X3 720 BEが、Core 2 Quad Q8200よりも高いスコアを出しているのは興味深い。超低価格CPUのPentium Dual-Core E5200、Athlon X2 7750 BEは4,000弱というスコア。これ自体は悪くない成績だが、Core 2 Quad、Phenom II X4の上位モデルと比べると1.5倍弱のはっきりとした差が付いている。

 ちなみに、今回は省電力CPUとして注目が集まっているAtom 330をオンボード搭載したマザーボードのスコアも参考値として掲載している。ほかとは環境が異なるとはいえスコアは低調で、イマドキのデスクトップCPUに比べ、省電力のために性能が大幅に犠牲になっていることが分かる。
image
【検証環境】
[Core i7環境]
マザーボード:ASUSTeK Rampage II GENE(Intel X58+ICH10R)
メモリ:Corsair Memory TR3X3G1333C9(PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×3)

[LGA775環境]
マザーボード:MSI P45 Platinum(Intel P45+ICH10R)
メモリ:Team Elite TEDD4096M800HC5DC(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)

[Atom 330環境]
マザーボード:Intel D945GCLF2(Intel 945GC+ICH7)
メモリ:Team Elite TEDD4096M800HC5DC(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2のうち、1枚を使用)

[Socket AM3環境]
マザーボード:MSI 790GX-G65(AMD 790GX+SB750)
メモリ:Corsair Memory TR3X3G1333C9(PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×3のうち、2枚を使用)

[Socket AM2環境]
マザーボード:BIOSTAR TA790GX3 A2+(AMD 790GX+SB750)
メモリ:Team Elite TEDD4096M800HC5DC(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)

[共通環境]
ビデオカード(グラフィックス機能):NVIDIA GeForce GTX 285リファレンスカード、Intel 945GC内蔵グラフィックス機能(Atom 330のみ)
HDD:Seagate Barracuda 7200.11 ST3320613AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
Intel
Core i7-965 Extreme Edition
実売価格:105,000円前後
問い合わせ先:0120-868686(インテル)
URL:http://www.intel.co.jp/
LGA1366 3.2GHz 4(8)コア
image最高の性能を誇るフラグシップモデル
新世代の内部設計を導入したクアッドコアCPU。8スレッドを同時実行できる「Hyper-Threading」に対応しており、とくにマルチスレッド処理に強い。TDPは130Wと消費電力や発熱は大きい
Intel
Core 2 Quad Q9650
実売価格:32,000円前後
問い合わせ先:0120-868686(インテル)
URL:http://www.intel.co.jp/
LGA775 3GHz 4コア
image大定番のハイエンドクアッドコア
Intelの主力クアッドコアモデル。性能と消費電力のバランスに優れており、クアッドコアならではの高いマルチスレッド処理能力を備えながら、TDPは95Wと扱いやすい
AMD
Phenom II X4 955 Black Edition
実売価格:29,000円前後
問い合わせ先:0053-165-0441(日本AMD)
URL:http://www.amd.co.jp/
Socket AM3 3.2GHz 4コア
imageDDR3対応のAMD最高峰モデル
DDR3サポートのSocket AM3対応のクアッドコア。Core 2 Quadと同レベルの性能が安く入手できるコストパフォーマンスの高さが魅力。消費電力はCore 2 Quadよりも負荷時では少々高めの傾向がある
Intel
Core 2 Duo E8500
実売価格:19,000円前後
問い合わせ先:0120-868686(インテル)
URL:http://www.intel.co.jp/
LGA775 3.16GHz 2コア
image3GHz超のお買い得デュアルコア
クアッドコアよりもコアが二つ少ないデュアルコアCPUだが、動作クロックは3.16GHzと高く、アプリによっては3GHz以下のクアッドコアと互角以上の性能を発揮する。消費電力も低く静音PCにも向く
AMD
Athlon X2 7750 Black Edition
実売価格:7,000円前後
問い合わせ先:0053-165-0441(日本AMD)
URL:http://www.amd.co.jp/
Socket AM2 2.7GHz 2コア
image3次キャッシュ搭載のデュアルコア
デュアルコアのAthlon X2シリーズの中でも、3次キャッシュを搭載するなどPhenomベースの内部設計を採用した高性能モデル。コストパフォーマンスは高いが、TDP 95Wと消費電力は高め
結論
はっきりとした性能差が存在
低価格CPUも悪くないスコアではあるが、高級品に分類されるCPUのスコアはさらに大幅に上を行っており、基本性能の差は大きい。低価格CPUでも十分かどうか、価格に見合うかどうかは別の判断になるが、日常用途でもはっきりとした差が実感できるということは言えるだろう。
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