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高級パーツ vs. 低価格パーツ 2009
ビデオカード対決
TEXT:シバタススム
ROUND4 GPGPUの効き具合
GPUの性能差はどれだけGPGPUに影響するのか?
 今までCPUが行なってきた処理をGPUで行なうことで、処理速度の向上とCPU負荷の低減を図れる「GPGPU(General Purpose Computing on GPU)」の登場により、ハイエンドGPUは3Dゲーマーだけのものではなくなりつつある。GPUの演算性能を利用して動画を異なる形式に変換するエンコード作業やフィルタの適用などを行なう「PowerDirector 7」や「Super LoiLoScope MARS」といった対応ソフトの増加も手伝って、より身近に体感できるようになってきた。

 では、GPUの違いはどれだけGPGPUの性能差として現われてくるのだろうか? CPUと同じようにGPU自体の性能が高ければ高いほど、処理性能が向上するはずである。そこで、実際にCUDAやATI Streamに対応した「PowerDirector 7」で性能の違いを検証してみた。1,920×1,080ドット、bitレート10Mbpsの10分39秒のMPEG2-TSファイルを同じ解像度の14.8MbpsのH.264形式にエンコードを行なった。H.264はMPEG2-TSに比べ、比較的画質を落とさずにデータを圧縮できるため、Blu-ray Videoなどでも採用されている動画形式だ。結果を見てみると、GPUを演算処理に用いたときの性能は驚くべきものだった。低価格ビデオカードの9600 GTでさえ、CPUのみの16分20秒と比べるとエンコード時間が約半分の7分52秒に、上位のGeForce GTS 250やGTX 260を使うことでさらに半分近くにまでエンコード時間を短縮している。GeForce GTS 250は9600 GTと比べるとコアクロックで約90MHz、メモリクロックで400MHzの差があり、極め付きはGPUの性能を左右するStreaming Processor(以下、SP)数が倍の128基となっている。これらの差が処理性能の差に反映されたものと思われる。ただし、SP数がGeForce GTS 250の128基から210基に増えたGeForce GTX 260との差は小さく、ソフトの最適化度合いの影響か、現状ではお買い得度は低い結果となった。
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アップスケーリングでDVDをHD画質に
アップスケーリング機能でもGPGPU技術は有効だ。実際に岩肌の表現などのぼやけてつぶれている部分も輪郭がクッキリと表現されている
imageGPGPUを使うためには対応ソフトが必須
GPGPUを使うためには対応するビデオカードはもちろん、対応ソフトも必要。ソフト上の設定ではチェックボックスをONにするだけと簡単
エルザ ジャパン
GLADIAC GTS 250 1GB
実売価格:22,000円前後
問い合わせ先:03-5765-7615
URL:http://www.elsa-jp.co.jp/
GeForce GTS 250
imageエンコードする機会が多いならコレだ!
ゲームはもちろん、CUDA実行時においても高い性能を発揮するGeForce GTS 250を搭載する製品。エンコード時間を少しでも短縮したいなら選んで損はないビデオカードだ
Specification
コアクロック:738MHz
メモリクロック:2.2GHz
ビデオメモリ(バス幅):1GB(256bit)
結論
低価格でも◎ エンコードマニアなら高級を
高級製品は低価格製品のおよそ半分もの時間差が付いたが低価格製品でも効果は絶大。10分ほどの動画で検証を行ったが、日々、エンコードを行うユーザーや、1本あたりの動画の時間が長いようであれば高級品、それ以外であれば低価格品をオススメできると言えるだろう。
ROUND5 搭載メモリ別対決
搭載メモリの違いでビデオカード選びは変わるのか?
 ビデオカードを選ぶときは、メモリ搭載量の大きなモデルを買うか、もしくはメモリ速度の速い製品を選ぶかで迷うところだ。ビデオカードに搭載されているメモリが多いとGPUの描画処理(アンチエイリアシングなど)が高速になり、多量のテクスチャを使用しても重くなりにくいといったメリットがあるとされるが、実際のところ、現在主流になっている512MB以上のメモリ量が必要なのか?また、メモリの速度でどれだけの性能差が出るのか気になるところだ。そこで、同じGPUコアで搭載メモリの規格が違う製品と、メモリ量が違う製品を比較した。

 まず、メモリの速度に関して、同じ GeForce 9500 GTを搭載する512MBのGDDR3(1.6GHz)と512MBのDDR2 (800MHz)の製品で「THE LAST REMNANTベンチマーク」の比較を行なったところ、結果はGDDR3が21.18fps、DDR2が13.65fpsと、同じGPUでも約55%の差が出る結果となった。ビデオカードの処理もCPUとメモリの関係と同じで、GeForce 9500 GTでは、3Dゲームといった高い負荷がかかる場合に、メモリの速度がボトルネックになるようだ。今回の検証ではメモリをGDDR3にすることで、ボトルネックが改善されたと思われる。したがって、メモリの速度が高速なモデルを選ぶほうがパフォーマンスは期待できると言えるだろう。

 また、GPUとメモリの規格が同じでメモリ量が512MBと2GBと異なる場合でベンチマークを行なったところ、2GBのほうが若干fpsが高い結果となった。ただし、その差は2fpsとほとんど誤差に近い。今のビデオカードは平均で512MB前後の量を搭載しているが、最新の3Dゲームですら、そこまでの量は要求しておらず、メモリの搭載量はあまり気にする必要がないようだ。
image
玄人志向
GF9500GT-E512HD
実売価格:8,000円前後
問い合わせ先:なし(初期不良交換のみ購入店舗にて対応)
URL:http://kuroutoshikou.com/
GeForce 9500 GT
image小型キューブケースなどにオススメ
本体基板が短く、どのようなケースでも収まりのよいビデオカード。GPUの発熱が小さいGeForce 9500 GTを搭載し、小型ケースにおいても温度管理は容易だ
Specification
コアクロック:550MHz
メモリクロック:1.6GHz
ビデオメモリ(バス幅):512MB(128bit)
結論
メモリの性能は重要、搭載量は予算しだいで
低価格ビデオカードにおいてはGPUが同じでも搭載されるメモリの種類で大きく性能が異なる。可能な限り高速なメモリを選びたい。搭載量については512MBあれば現状の3Dゲームでは十分と言えるが、わずかながら性能は向上するため、差額が小さければ搭載量の多いものを選ぶとよいだろう。
高級vs.低価格買うならどちら
高級品を選ぶか低価格を選ぶかはどれだけのビデオカード性能を必要としているかで違ってくる。3DゲームやGPGPUを利用するのであれば、高級品を選ぶほうが満足のゆく性能を体験できるが、2Dやちょっとした3Dゲームであれば低価格品でも期待を裏切らない性能を十分備えていると言えよう。
高級を選ぶなら
GIGABYTE
GV-N26OC-896H
性能のわりにアイドル時、高負荷時の省電力性に優れ、100円あたりのコストパフォーマンスもよい。価格と性能のバランスがほどよく取れたお買い得ビデオカードだ。
低価格を選ぶなら
XFX
HD-485X-YDFC
低価格パーツではもっとも高い性能を誇るビデオカード。省電力性も高く、コストパフォーマンスに優れたモデルだ。
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