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高級パーツ vs. 低価格パーツ 2009
CPU対決
TEXT:鈴木雅暢
ROUND2 ゲームやエンコード性能を比較
強力なCPUパワーが必要な二つの用途でチェック
 総合的な性能比較の次は、CPUパワーの必要な用途の代表例として、3Dゲーム性能とエンコード性能を各ブランド上位のCPUに絞って見てみよう。「3DMark Vantage」は定番の3Dベンチマークテストで、画面解像度やエフェクト、画質設定のパターンを指定したプリセットが四つ用意されている。今回は、1,280×1,024ドットのPerformanceと1,920×1,200ドットのExtremeを標準設定のまま実行している。結果としては、どちらもCPU別で大きな差がなく、比較的差の大きいPerformanceでも最低のAthlon X2 7750 BEと最高のCore i7-965 XEの差はスコアにして1,169、8.6%にとどまっている。DirectX 10対応タイトル「ロストプラネット」のベンチマークは、SnowではほとんどのCPUが横並びだが、Phenom II X4のみ2倍以上のやや異常なスコア、またCore i7-965 XEのみ20%減のスコアとなった。Core i7ではHyper-Threadingがマイナスに作用している可能性がある。CaveではCPUごとに大きな差が付いており、Core i7、Phenom II X4、Core 2 Quad Q9650という序列で、Core i7-965 XEとAthlon X2 7750 BEとでは2.6倍の開きがある。ただ、これはあえて多数のオブジェクトを動かすテクノロジデモ的な存在で、ゲームシーンベースのSnowの結果からは高級・低価格の差はほとんどないと見てよい。

 TMPGEnc 4.0 XPressによるエンコードでは、Core i7-965 XEが圧倒的な強さ。2位のCore 2 Quad Q9650に31%の差を付け、3位もクアッドコアのPhenom II X4 955 BEだ。低価格CPUのPentium Dual-Core、Athlon X2 7750 BEはCore i7の2倍以上の時間がかかっている。
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結論
エンコードでは大差、ゲームは小差
ロストプラネットのテストでPhenom II X4のみ例外的なスコアが出たが、基本的に3DゲームではCPUの影響は少ないと見てよいだろう。一方、エンコードではCPUによる差が大きく、とくにコア数の差、同時処理スレッド数の差が顕著に現われ、高価なCPUほど高速にエンコードできている。
ROUND3 消費電力をチェック
TEXT:橋本新義
低価格製品と高級製品にそれぞれ有利・不利な要素が絡む
 昨今のCPUで、非常に注目される要素となったのが消費電力だ。実際に1年ほど前まで、CeleronにはEISTが非搭載だったという事実もある(Celeron Dual-Coreから搭載された)。

 CPUごとに見ると、この分野に強いのは、「専門家」とも言える低消費電力版モデル。駆動電圧が下げられており、測定結果を見ても、今回のラインナップの中ではAtom 330(これはシステム構成が大きく違うため、参考値だが)やAthlon X2 4850eが強い。これらを除いた通常電力版のCPUにおける低消費電力のモデルには二つの要素が存在する。

 まず、動作クロックが低くコア数も少ないこと。これはつまり、(性能の低い)低価格モデルは消費電力が低い傾向にあるということだ。

 もう一つの要素は製造プロセスルール。新しい世代のものは、同じ回路でも消費電力を低くできる。ただし現在は製造プロセスの世代交代時期で、最新の45nmと1世代古い65nmが混在しており、Intelでは大部分のモデルが45nmだが、Pentium Dual-Core E2000シリーズとCeleronが65nm、AMDはPhenom II のみが45nmだ。

 総合すると、45nmプロセスルールを採用する低価格CPUが有利と考えてよい。条件にあてはまるCPUとしては、IntelではPentium Dual-Core E5200、AMDではAthlon X2 7750 BEとPhenom II X3 720 BEは低消費電力版CPUに続く結果で、クアッドコアCPUの中ではクロックの低いCore 2 Quad Q8200がよい結果になっている。
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【検証環境】
[Core i7環境]
マザーボード:ASUSTeK Rampage II GENE(Intel X58+ICH10R)
メモリ:Corsair Memory TR3X3G1333C9(PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×3)

[LGA775環境]
マザーボード:MSI P45 Platinum(Intel P45+ICH10R)
メモリ:Team Elite TEDD4096M800HC5DC(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)

[Atom 330環境]
マザーボード:Intel D945GCLF2(Intel 945GC+ICH7)
メモリ:Team Elite TEDD4096M800HC5DC(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2のうち、1枚を使用)

[Socket AM3環境]
マザーボード:MSI 790GX-G65(AMD 790GX+SB750)
メモリ:Corsair Memory TR3X3G1333C9(PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×3のうち、2枚を使用)

[Socket AM2環境]
マザーボード:BIOSTAR TA790GX3 A2+(AMD 790GX+SB750)
メモリ:Team Elite TEDD4096M800HC5DC(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)

[共通環境]
ビデオカード(グラフィックス機能):NVIDIA GeForce GTX 285リファレンスカード、Intel 945GC内蔵グラフィックス機能(Atom 330のみ)
HDD:Seagate Barracuda 7200.11 ST3320613AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1

Atom 330のみD945GCLF2の内蔵グラフィックス機能を使用のため参考値
Intel
Core 2 Quad Q8200
実売価格:20,000円前後
問い合わせ先:0120-868686(インテル)
URL:http://www.intel.co.jp/
LGA775 2.33GHz 4コア
image45nm世代のクアッドコア
45nmプロセスルール世代のCore 2 Quad最廉価モデル。動作クロックが低いほか、2次キャッシュも2MB×2と少ない。低消費電力版となるQ8200Sも登場しているが、アイドル時の消費電力に差はないので、こちらがお買い得だ
AMD
Athlon X2 4850e
実売価格:6,000円前後
問い合わせ先:0053-165-0441(日本AMD)
URL:http://www.amd.co.jp/
Socket AM2 2.5GHz 2コア
image人気の低消費電力版
モデルナンバー末尾に低消費電力版を表わす「e」が付けられたCPU。TDPは45W。今となっては性能面でもの足りなさも残るが、価格面での優位性もあり、使い方しだいでは、まだまだ第一線で活躍できる
EIST
対応CPU
Core i7
Core 2シリーズ
Pentium Dual-Coreなど
imageIntel製CPUに搭載された、アイドル時にコア電圧とクロックを下げる省電力技術。内部クロック倍率のみを下げる動作となるため、FSB(ベースクロック)の低いCPUが有利だ
Cool'n'Quiet
対応CPU
Phenom II
Phenom
Athlon X2など
imageAMD CPUの省電力技術。基本的な考え方はEISTと同様だが、採用はこちらが早い。下限はAthlon 64が1GHz、Phenomが定格の50%だが、Phenom II は800MHzに強化された
結論
低消費電力版と最新の低価格製品が有利
低消費電力CPUは、この分野に特化しただけのことはあり、消費電力は確かに低い。通常版に比べて高価という欠点はあるが、選択する価値は十分にあるだろう。通常版の中では、最新世代の低価格製品が有利な傾向にあるのは確かだ。
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