その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:北川達也 | ||||||||||||||
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ROUND1 パフォーマンスの差を検証 | ||||||||||||||
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HDDやSSDなどのストレージの速度は、PCを使用する上での使い勝手に直結する。これは、現在のPCの速度面でのボトルネックがストレージにあるからだ。このため、HDDやSSDを購入する場合は、それをどのような用途に使用するかを考慮する必要がある。とくに、PCを快適に使いたいのであれば、OSなどの起動に使用されるシステム用のストレージは、なるべく高速なほうがよい。 また、ストレージの速度は、いくつかの要素で決定され、HDDの場合は、プラッタと呼ばれる記録媒体の記録密度と回転速度、SSDの場合は、キャッシュ容量や採用されているNAND型フラッシュメモリの種類、コントローラの性能によって決まる。そして、HDDでもSSDでも高速なものほど高価になってくる。 ここでは、さまざまな価格帯のHDDやSSDを集め、その速度を検証した。CrystalDiskMark 2.2、Iometer、PCMark VantageのHDD Test Suiteなどによるベンチマークの測定とWindows Vistaの起動時間の計測を行なっている。 HDDやSSDの速度を比較する場合に最初に注目されるのが、リード/ライトの性能である。まず、シーケンシャルリード/ライトから見ていくが、CrystalDiskMark 2.2の結果から分かることは、大容量キャッシュを搭載した最新世代SSDの驚異的な性能であろう。IntelのX25-E Extreme SATA SSD、OCZ TechnologyのVertex SATA II やPhotoFastのG-Monster V3、の3製品は、いずれもシーケンシャルリードで220MB/sオーバーを記録し、ライトでも約140MB/s以上を実現しており、性能的には、ほぼ同程度となっている。この速度は、SeagateのBarracuda 7200.12やWestern DigitalのWD VelociRaptorなどのHDDの性能を凌駕しており、4KBのランダムリード/ライト性能でも上記HDD2製品を上回る。最新の大容量キャッシュ搭載SSDはHDD以上の性能を実現し、現在のストレージの中でも最高性能を実現していると言える。 一方、JMF602搭載のCFD販売のSSD-Jは、シーケンシャルリードこそ約156MB/sを記録し、Barracuda 7200.12の約136MB/sやWD VelociRaptorの約116MB/sよりも高速だが、シーケンシャルライトは約93MB/s止まりで、いずれも120MB/sオーバーの速度を実現している上記2製品よりも遅い。しかも、4KBのライトは、1.74MB/sで、上記2製品と同程度にとどまる。低価格な製品では、SSDと言えどもHDDに劣る場面があるということだ。 逆に考えると、Barracuda 7200.12のやWD VelociRaptorなどのHDDは、旧世代の安価なSSDに近い性能を持つ製品と考えることもできる。Barracuda 7200.12は、7,200rpmのHDDながら最新の500GBプラッタを採用したことにより、シーケンシャルアクセス速度が低価格のSSDと同等近くに達している。また、WD VelociRaptorは、Barracuda 7200.12と比較すると、シーケンシャル性能で見劣りするが、これは、採用しているプラッタ技術が500GBプラッタ世代と比較して1世代前になることと、小型の2.5インチプラッタを採用しているためだ。 |
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【共通検証環境】 CPU:Intel Core 2 Duo E4500(2.2GHz) マザーボード:ASUSTeK P5Q(Intel P45+ICH10R) メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2 ビデオカード:NVIDIA GeForce 8600 GTリファレンスカード システムHDD:日立GST Deskstar T7K500 HDT725025VLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 AHCIモードにて計測 暗騒音:28.1dB 騒音測定距離:HDD前面から約2cm |
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●記録容量が多い(2TBクラスが存在する) ●低価格SSDを上回る性能を持つものもある ●信頼性は高め |
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●記録容量は少なめ ●最速クラスの性能を実現 ●価格は非常に高い |
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Intel | ||||||||||||||
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実売価格:90,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:0120-868686(インテル) URL:http://www.intel.co.jp/ |
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SLCチップ採用のサーバー向けSSD SLCタイプのNAND型フラッシュメモリを採用したサーバー向けのハイエンドSSD。10チャンネル並列アクセスの自社製NANDメモリコントローラを採用し、キャッシュも搭載する |
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Western Digital | ||||||||||||||
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実売価格:28,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:なし URL:http://www.wdc.com/jp/ |
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10,000rpmのハイエンド向けHDD 高信頼性、高性能を特徴としたハイエンドHDD。回転数は10,000rpmで、高性能を実現するために容量を抑えた2.5インチタイプとして設計されている |
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●記録容量は普通(1TBクラスが1万円以下で手に入る) ●回転数が低く、性能が低い ●信頼性は普通 |
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●記録容量が少ない ●性能は高め(とくにランダムアクセス) ●プチフリーズの危険性がある |
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CFD販売 | ||||||||||||||
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実売価格:14,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:052-619-1560 URL:http://www.cfd.co.jp/ |
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容量単価重視の低価格SSD 低価格SSDの代名詞的存在となったJMicronのNANDメモリコントローラ「JMF602」を採用したMLCタイプのSSD。8チャンネル並列アクセスで高速化を図っている |
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Seagate | ||||||||||||||
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実売価格:6,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:なし URL:http://www.seagate-asia.com/japan/ |
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500GBプラッタ採用のHDD 現時点での最大となる「500GB」の記録容量のプラッタを採用した最新世代の3.5インチHDD。回転数は7,200rpmで、安価ながら現在のHDDの中では最速クラスの性能を実現している |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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