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パーツを選ぶ HDD・光学ドライブの選び方

パーツを選ぶ PCパーツの購入術／処分術 1/3

パーツを選ぶ PCパーツの購入術／処分術 2/3

パーツを選ぶ PCパーツの購入術／処分術 3/3

脱初級の組み立て講座 “もうちょい上”のパーツ構成をシミュレーション

脱初級の組み立て講座 BIOS設定のコツ 1/3

脱初級の組み立て講座 BIOS設定のコツ 2/3

設定を詰める RAID構築でワンランク上のパフォーマンスを実現 1/2

設定を詰める RAID構築でワンランク上のパフォーマンスを実現 2/2

設定を詰める初めてのSLI・CrossFire構築

設定を詰めるマザーボード付属ユーティリティを使い

設定を詰める自作PCに便利なフリーツールを使いこなす

設定を詰める自作PCトラブルレスキュー 1/2

設定を詰める自作PCトラブルレスキュー 2/2

その他の特集（2011年）

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Part 2　脱初級の組み立て講座

TEXT：芦澤英一

17 Windows Vistaをインストールする

BIOSの設定が完了したら、Windows Vistaをインストールしよう。Vistaのインストールは、XPより設定項目が単純化されているので、画面に表示された指示どおりキーボードやマウスで操作すれば、それほど迷うことなく、インストールをすませられるはずだ。

（1）DVDを読み込ませる　キーを押す

電源投入直後にインストールディスクを光学ドライブにセットすると、「Press any key……」の表示が出る。ここでなんらかのキーを入力すると、インストーラが起動する

（2）言語の設定

まず最初に表示される画面は使用する言語やキーボードの設定画面。英語キーボードなどを使用していない限り、表示されたままの設定で問題ない

（3）インストールの種類を選択
インストールの種類を選択する。Windows XPからのアップグレードでない限り、「カスタム（詳細）」しか選択できないはず

（4）HDDの設定
VistaをインストールするHDDを選択する画面。今回はHDDが1台のみなので、そのまま「次へ」を押せばよい。パーティションを分ける場合は、「新規」を選択して分割する容量を決めよう

（5）ファイルコピー中
ここまでの設定が終了するとしばらくは自動的にインストール作業が行なわれる。次の画面が表示されるまでしばらくかかるので、ここで休憩を入れよう

（6）ユーザー名を入力する
自動インストール処理が終わると、ユーザー名とパスワードの登録画面が表示される。自分一人で使うPCならパスワードは省略してもよい

（7）セキュリティの設定
Windows Vistaのセキュリティに関する設定が行なえる画面。特別な理由がない限り、もっとも安全な一番上の「推奨設定」を選択しておこう

（8）Windows Vistaを開始する
この画面が表示されたら、インストールは完了。「開始」をクリックしてしばらくすると、Windows Vistaが起動する

VistaとXPのデュアルブート環境にしたい

　「新しい自作PCはどうせならWindows Vistaで動かしたいけれど、使いたいプログラムがVistaに対応していない」といった悩みを抱えるユーザーは、XPとVistaのデュアルブート環境を検討するとよいだろう。

　新しいHDDに二つのOSをインストールする場合は、まず最初にXPをインストールする。その際、パーティションを区切ってVista用の領域を空けておくことを忘れずに。XPが普通に起動する状態となったら、改めてVistaのインストールディスクから起動し、空いた領域にVistaをインストールすればよい。

　デュアルブート環境の構築に成功していれば、PCの電源を入れたときにブートメニューが表示され、XPから起動するか、Vistaから起動するかを選択できるようになる。なお、後からXP環境が不要になった場合は、XPが使用していた領域を丸ごと削除した後、コマンドプロンプトから「bcdedit -default {legacy}」を実行し、ブートメニューからXPのエントリーを削除するとよいだろう。

　なお、XPとVistaのデュアルブート環境において注意すべきなのは、XPのアップグレード用として購入したアップグレード版Vistaは、そのXPと併用して使えないということ。アップグレード版はXPのライセンスをVistaに変更するために用意された製品なので、アップグレード元のXPと同時に使用するとライセンス違反となるからだ。

Windows XPのシステムとは別のパーティションにWindows Vistaをインストールする。HDDを2台用意して、XP用とVista用に使い分けてもよいだろう

デュアルブート環境の構築に成功すると、PCを起動した際にこのようなブートメニューが表示されるようになる

18 Windows Updateとドライバのインストール

　インストール時のセキュリティ設定で「推奨設定」を選択し、常時ネットワークに接続された環境ならば、Windows Vistaの更新は自動的に行なわれる。更新はユーザーが任意のタイミングで行なうことも可能なので、最初は「コントロールパネル」から「システムとメンテナンス」を選択し、「Windows Update」を実行しておこう。

　なお、マザーボードやビデオカードのドライバのインストールは、Vistaのインストールと同時に行なわれており、そのまま使用できることが多い。しかし、パーツに付属するドライバCD-ROMには独自のユーティリティやカスタマイズされたドライバが収録されている場合もあるので、チェックして必要に応じて導入するとよいだろう。

（1）Windows Updateを実行する

Windows Updateの画面で「更新プログラムの確認」をクリックするとインターネットに接続して最新の更新プログラムの検索が始まる

まだ適用されていない更新プログラムが発見された場合はリストアップされ、インストールが可能な状態となる。上のような画面が表示された場合は、Vistaが最新の状態ということ

（2）ドライバをインストールする

ASUS InstAllで自動インストール
P5K-Eに付属するサポートCDをセットし、ドライバユーティリティを起動する。項目内の「ASUS InstAll」を選択しよう

ASUS InstAllは自動的にマザーボードに必要なドライバを一括インストールできる便利なユーティリティだ

ビデオカードのドライバを
インストールする

ビデオカードのドライバに関しては、インターネットに接続してNVIDIAのサイトから最新ドライバを入手するとよいだろう。ただし、EN8600GT SILENTの付属CD-ROMにはSplendid、GamerOSDなど魅力的なユーティリティが多数収録されているので、一度CD-ROM内をチェックしたほうがよいだろう