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PC自作“再”入門マニュアル
Part 3 設定を詰める
TEXT:宮崎真一
3D性能を飛躍的に強化
初めてのSLI・CrossFire構築
フラグシップ級のビデオカードでも最新のヘビー級ゲームにおいては性能をもの足りなく感じたり、ビデオカード買い換えよりも手軽なアップグレードパスが欲しいと感じたりするならば、マルチGPU構成に挑戦してみよう。
複数のビデオカードで性能アップ
 NVIDIAのGPUではSLI、ATIのGPUではCrossFireと呼ばれる、2枚以上のビデオカードを同時に利用することで3D性能を向上させる機能が用意されている。いずれも、利用できるマザーボードが限られるがその性能向上は著しく、対応製品を使用しているのであれば、ビデオカードのアップグレードパスとしてSLIやCrossFireを視野に入れたい。

 SLIとCrossFireともに、利用するためにはまず対応マザーボードと最低2枚の対応ビデオカードが必要で、それらは同じGPUを搭載したカードでなければならない。ただし、GPUが同じならば、カードのメーカーを揃える必要はなく、さらにコアクロックやメモリクロック、それにメモリ容量が異なっていても動作する。しかし、この場合は、クロックは低いほうへ、メモリ容量は少ないほうへ合わせて動作してしまうため、カードの性能を最大限に発揮したいのなら同じスペックの製品を揃えるべきだろう。

 さらに必要なものとして、SLIとCrossFireともに複数のビデオカードをつなぐブリッジコネクタがある。SLIコネクタは対応マザーボードに同梱されており、CrossFireのコネクタはビデオカードに付属する。SLIはコネクタを1個接続するだけでよいが、CrossFireは2個のコネクタでの接続が推奨されている。

 なお、NVIDIAは、GeForce 8800 GTX/Ultraに限り、3枚のカードでSLIを実現する3-way SLIという機能を用意している。現在、3-way SLIが利用可能なマザーボードは、nForce 680i SLIおよびnForce 780i SLI搭載製品だけで、いささか限定的な機能ではあるが、通常のSLIよりもさらに高いパフォーマンスを発揮する。また、ATIは3枚や4枚のカードによるCrossFireを構築可能にする新機能、CrossFireX対応ドライバを3月にリリースする予定だ。
image
【検証環境】
CPU:Core 2 Extreme QX6800(2.93GHz)
マザーボード:ASUSTeK STRIKER II Formula(nForce 780i SLI)/ASUSTeK P5K PRO
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTリファレンスカード×2/ATI Radeon HD 3850リファレンスカード×2
HDD:日立GST Deskstar T7K250 HDT722516DLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、160GB)
OS:Windows Vista Ultimate
SLIの構築方法
image1.SLIの構築に必要なもの
SLI対応マザーボードと2枚の対応ビデオカード。それにSLIコネクタが必須となる。なお、2枚のビデオカードはGPUさえ揃っていればクロックが異なっていてもSLIを利用することができる
image2.SLIコネクタを接続する
2枚のカード上の端子をSLIコネクタで接続する。なお、GeForce 8800 GTX/Ultraはこの端子が二つ用意されているが、コネクタで接続するのはどちらの端子でも構わない
image3.Hotfixを適用する
Windows VistaはマルチGPUが機能しないバグがあるので、HotfixとなるKB936710をインストールする。更新プログラムを自動でインストールする設定にしていれば、すでに適用済みのはずだ
image4.NVIDIAコントロールパネルを開く
コントロールパネルから「NVIDIAコントロールパネル」を起動する。SLIに関する設定は、「SLI構成の設定」に用意されている。なお、SLIが利用可能な環境でないとこの設定項目は表示されない
image5.SLI設定をONにする
SLI構成の設定画面。SLIを利用するには「SLI技術を有効にする」を選択する。これで、あとは「適用」をクリックするだけで、再起動することなくSLIが有効となり、描画性能が大きく向上する
image6.ゲーム別設定の編集も可能
ForceWareでは、ゲームやアプリケーションに対するSLIの設定を、ゲームプロファイリングとして有している。これはユーザーがその設定を変更したり適宜追加したりすることも可能だ
CrossFireの構築方法
image1.CrossFireの構築に必要なもの
対応マザーボードとビデオカードが2枚、それにコネクタが必要な点はSLIと変わらない。CrossFireはAMD製チップセットのほか、Intel X48/X38やIntel P35などでもサポートされているのが特徴だ
image2.CrossFireコネクタを接続する
CrossFire対応ビデオカードには端子が二つあるが、その両方を接続する。ビデオカード1枚につき一つのコネクタが同梱されているので、2枚のカードを用意すれば自動的にコネクタも二つ揃う
image3.Hotfixを適用する
CrossFireを利用する際も、OSがWindows VistaならばマルチGPUのバグが存在している。常に最新の更新プログラムが適用されているのではないなら、HotfixのKB936710をインストールしよう
image4.ドライバを確認する
CrossFireもSLIと同じく対応マザーボードに2枚のビデオカードが装着され、それにコネクタが接続されているといった利用環境が揃っていれば、Catalystの設定項目に「CrossFire」が現われる
image5.CrossFire設定をONにする
CrossFireから「Configure」を選択すると「Configure CrossFire」という設定項目が用意されている。「Enable CrossFire」のチェックボックスにチェックを入れればCrossFireが利用可能となる
マルチGPU構成時は電源の出力に注意
SLIおよびCrossFireは2枚のビデオカードを同時に利用するため、必然的により多くの電力が必要となる。また、PCI Express補助電源コネクタの数も重要となる。3-way SLIやCrossFireXともなればさらに電源に対する要求はかなり増えてくることだろう。そのため、マルチGPUを利用するのであれば出力の大きいものを用意したい。たとえば、NVIDIAの場合はSLIが動作可能な電源には「SLI-Ready」というロゴが記載されているので、電源選びの参考となるだろう。
内蔵グラフィックスでもマルチGPU技術を活用
 今までマルチGPU構成と言えば、ハイエンドPCの世界の話だったが、最近では安価なマザーボードの内蔵グラフィックス機能と、ローエンドビデオカードとの組み合わせでマルチGPUを実現する機能をNVIDIA、ATIともに用意している。NVIDIAはそれをHybrid SLIと呼び、内蔵グラフィックス機能とNVIDIA製ビデオカードでSLIを構築し、パフォーマンスを向上させるGeForce Boost、低負荷時にはビデオカード側の電源供給をカットする省電力性に優れたHybrid Powerの二つの機能からなる。

 一方のATIも同様の機能をHybrid Graphicsとして用意している。こちらでも、内蔵グラフィックス機能とATI製ビデオカードで描画性能を向上させるHybrid Modeを備えるほか、ビデオカード利用時にチップセット側の電力供給を切るDiscrete Modeを有している。このHybrid GraphicsにはAMD 780Gチップセットが対応し、すでに搭載マザーボードの発売されている。
imageHybrid Graphicsに対応するBIOSTARの「TA-780G M2+」。単体ビデオカードとの組み合わせが可能
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