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PC自作“再”入門マニュアル
Part 1 パーツを選ぶ
TEXT:橋本新義
ビデオカードの選び方
imageビデオカードは、PCの画面表示を担当するパーツだ。最近はマザーボード(チップセット)に機能が搭載されたものも多いため、必須のパーツではなくなっているが、高性能なPCを自作・アップグレードする際には重要なパーツである。
画面表示をになうビデオカード ゲームやAero、動画再生が快適に
 ビデオカードとは、PCの画面表示を担当するパーツだ。ハードウェア的には、画面表示に必要な各種の計算を担当する「GPU」(グラフィックスチップ)と、GPUが扱うデータを保存する「ビデオメモリ」という2種類のパーツを中心に構成される。これらの役割はちょうどPC全体に似ており、GPUはPC全体におけるCPUに、ビデオメモリは(メイン)メモリに似た役割をになっている。

 ビデオカードは、非常に多くのメーカーから多数の製品が発売されている製品ジャンルだが、基本的な製品の違いは、

・性能の違い(搭載されているGPUやビデオメモリの速度など)
・機能の違い(接続端子やビデオカードクーラーなど)
・付属品の違い(ゲームソフトなど)

の3点が主なポイントとなる。

 この中で、製品選びの大きなポイントを占め、なおかつ価格に直結しているのは、性能の違いだ。ビデオカードの性能は、基本的には3Dグラフィックスの速度や(画面品質に関する)機能の差となるが、チップセット(マザーボード)に搭載された機能からアップグレードしたり、旧製品からアップグレードしたりする場合は、下記に紹介したようなアプリケーションでメリットが生まれる。

 Windows XPまでは、3Dグラフィックスはほぼゲームのみで使われていた機能のため、ゲームをプレイしないユーザーにとっては、ビデオカードの購入やアップグレードは重要度が低かったのだが、Windows Vistaのユーザーインターフェース「Windows Aero」では、3Dグラフィックス機能を使ってデスクトップ画面を描画するため、高性能なビデオカードを導入することで、デスクトップ画面の表示のなめらかさが向上し、操作性の向上さえも期待できる。

 また、最新のGPUでは、高性能な動画再生支援機能を搭載している。これは、H.264やWMV、DivXなどの動画圧縮フォーマットの再生時に必要となる演算処理をCPUに代わって実行することで、各種の動画をCPUに負担をかけずに再生するための機能だ。非力なCPUではコマ落ちしてしまうBlu-ray Discなどの高解像度の動画の再生でも、この機能を搭載したビデオカードを追加することでスムーズな再生が可能になる。
imageビデオカードの中心となる「GPU」
ビデオカードで中心的な役割をになうのがこのGPUだ。普段はビデオカードクーラーに覆われているため直接見ることはできない
ビデオカード搭載によるメリット
image最新鋭のゲームタイトルを快適にプレイ
家庭用ゲーム機をも超える非常に美しい画面を実現する最新ゲームでも、ビデオカードの性能が高ければ快適にプレイ可能だ
imageVistaのAeroもスムーズに表示
3Dグラフィックスが非力なPCではなめらかさに欠けるAeroでの操作も、高性能ビデオカードを搭載したPCではスムーズに
image高解像度の動画ファイルをらくらく再生
最新ビデオカードに搭載された「動画再生支援機能」も重要だ。1,920×1,080ドットの高解像度の動画が低価格CPUでもスムーズに再生できる
ビデオカード選びの際に見るべきポイント
基本性能はGPUとビデオメモリのスペックで決まる
image  続いて、ビデオカードを購入する際に注目したいポイントを紹介しよう。

 現在のビデオカードの代表的なスペック(仕様)としては、下図にあるようなものが挙げられる。ここではこれらのスペックと、前ページで紹介した「性能の違い」、「機能の違い」、「付属品の違い」のどれに主に影響するのかを紹介したい。

 まず、主に性能にかかわわるのは、コアクロックとGPUの種類、そしてメモリに関する三つのポイントの計5点だ。残りの搭載クーラーと映像出力端子、そしてインターフェースは、主に機能の違いにかかわわるポイントである。

 実は現在のビデオカードにおいて、発売メーカーが違っても、基本的な性能や機能には大きくは影響しない。同じGPUやメモリの仕様であれば、メーカーが異なってもほぼ同じ性能が発揮されるという特性があるためだ。

 しかしメーカーの違いは、信頼性に関するパーツ(カード上のコンデンサなど)やサポート体制(とくに保証期間)の違いとして、あるいは製品バリエーションの豊富さ(搭載クーラー/出力端子のラインナップや、オーバークロック製品の有無)として、しっかりと存在する。
ビデオカードスペック解説
(1)GPU
GPUの型番を示す。ほとんどのビデオカードでは、NVIDIA GeForce(ジーフォース)シリーズと、ATI Radeon(ラデオン)シリーズの製品が搭載されている。だいたいの性能は右上の表のとおりと考えてよい
(2)メモリ容量/メモリバス幅
(5)メモリクロック
メモリクロックは文字どおり、メモリの動作速度を示し、数値が高いほど高性能だ。メモリ容量も多いほどよいが、最新鋭の3Dゲーム用途でなければ256MBあればOKである。重要なのはメモリバス幅。これはGPUによって最大値が決まるが、定格より低い製品は大きく性能が落ちる
image(3)インターフェース
マザーボードとの接続規格(スロット形状)のこと。現在では主にPCI Express x16(上)とAGP(下)の2種類がある。両者は互換性がないので、購入時には注意が必要だ
(4)コアクロック
GPU本体の動作クロックを示し、CPUなどと同じく、数値が大きいほど高速だ。ただし、アーキテクチャの違いでクロックの高いGPUのほうが低いこともあるため、GPUが異なる場合は単純には比較できない
image映像出力
PCディスプレイ用のアナログ出力Dsub 15ピン(左)、アナログとデジタルの兼用出力となるDVI-I(右)に加え、AV用途を重視したカードではHDMI(中央)を備える製品もある。製品によってはコネクタの種類を変換するアダプタが付属することも
image搭載クーラー
GPUやビデオメモリを冷却するための部品。GPUメーカーが基本設計を行なった(リファレンスデザインの)クーラーを搭載する製品が多いが、より高性能かつ静音性の高い大型ファンを搭載した製品や、動作音のしないファンレスタイプを搭載したものもある
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