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PC自作“再”入門マニュアル
Part 1 パーツを選ぶ
TEXT:鈴木雅暢
マザーボードの選び方
image2、3年前と比べるとマザーボードのスペックはかなり変わってきている。ここでは現在のトレンドにフォーカスしてマザーボード選びのポイントをまとめた。
イマドキのマザーボードの気になるポイントをチェック
 マザーボード選びの際に、まず大きなポイントとして挙げられるのが、対応CPUだ。先にCPUを決めるとしても、対応マザーボードの傾向やラインナップ、トータルコストなどを知っていたほうが、よりよい選択ができるだろう。ここでは現在流通している対応マザーボードの特徴やラインナップまで含めた形でまとめてみた。

 結論としては別掲しているように、ミドルレンジクラス以上の構成を考えるならば、やはりIntel系のほうがパフォーマンス、消費電力ともに有利で、安心感も高い。現状のAMD系はCPUのラインナップが整っておらず、不利な感が否めない。しかし、PCI Express 2.0への対応や、HD動画再生支援機能対応グラフィックスコア内蔵など、チップセットの機能の充実度に関しては、Intel系よりも魅力的な製品が多い。低価格帯のCPUと同時に先に買っておいて将来のアップグレードに備えるという形も悪くない選択と言える。

 また、ここにきて各メーカーが力を入れているのが、マザーボード上の部品の品質だ。とくに電源部やコンデンサは必ずアピールされるポイントとなってきている。いわゆる「オール固体コンデンサ」などは、明らかに過剰品質で演出的な部分があることは否定できない。しかし、コンデンサの高品質化は長寿命や安定化に貢献するのは疑いなく、このトレンドに乗るのは悪い選択ではない。
イマドキのマザーボード選び、傾向と対策(1)
CPUはIntelとAMDどちら?
Intel LGA775
imageクアッドコア、デュアルコアともに電力効率が優秀で、高性能で消費電力が小さいモデルが多い。売れ筋のCore 2 Quad Q6600は、AMDの現行最上位モデルであるPhenom 9600に対して優位に立つ上、さらに性能の高いモデルもラインナップされている。純正チップセットの完成度の高さからくる安定感、ブランド力も魅力だ。一方、低価格帯では選択肢が少なく、CPUとともにAMD系製品と比べると割高な傾向がある。
メリット
・デュアルコア、クアッドコアCPUともハイパフォーマンスで消費電力が小さいモデルが多い
・ミドルレンジ~ハイエンドクラスのマザーボードの選択肢が豊富
・業界標準のIntel CPU+Intelチップセットの組み合わせによる安心感
デメリット
・AMD系の製品に比べて、CPU、マザーボードとも相対的に割高
AMD Socket AM2
image新ブランドのPhenomはクアッドコアCPUとしては低価格だが、発熱が大きくTLBエラッタを回避すると性能が落ちる点がネック。ハイエンド向けラインナップが欠けている点も厳しい。一方でミドルレンジ以下の低価格帯のAM2+プラットフォームマザーボードでも、PCI Express 2.0に対応しているのが魅力。1万円前後、あるいはさらに安い価格帯の選択肢も多く、トータルコストを抑えられる点もメリットの一つだ。
メリット
・CPU、マザーボードともコストパフォーマンスに優れるものが多い
・マザーボード(対応CPUソケット)の寿命が長い
・低価格静音マシンが作りやすい
デメリット
・クアッドコアCPUの導入はやや敷居が高い
まとめ パフォーマンス志向ならIntel
コスト重視ならAMD
イマドキのマザーボード選び、傾向と対策(2)
メモリはDDR2? DDR3?
現行のメモリ規格はDDR2が主流だが、その改良版であるDDR3も流通量が増えてきており、IntelのX38やP35チップセットはDDR2とDDR3の両方をサポートする。DDR2-800とDDR3-1066をベンチマークテストで比較してみると、DDR3のほうが確かに高速ではあるが、明らかに体感できるほどの差はない。さらにDDR3-1066は、DDR2-800の約7倍もの価格で販売されている状況を考えれば、それほど迷うこともないだろう。コストを完全無視して大容量のDDR3を買えるというのであれば話は別だが、現状ではDDR2で問題ないだろう。
imageほとんどのチップセットがDDR2をサポートしている現状では、高価なDDR3をあえて選ぶメリットは少ない
【傾向と対策(2)検証環境】
CPU:Intel Core 2 Extreme QX9650(3GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5E3 Deluxe/WiFi-AP(Intel X38+ICH9R、DDR3)、GIGABYTE GA-X38-DQ6(Intel X38+ICH9R、DDR2)
メモリ:OCZ OCZ3P18002GK(PC3-14400 DDR3 SDRAM、1GB×2)
センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、1GB)×2、ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード
HDD:Seagate Barracuda 7200.10 ST3750640AS (Serial ATA 2.5、7,200rpm、750GB)
まとめ 絶対的な性能を求めるならDDR3だが、価格を考えれば迷わずDDR2
イマドキのマザーボード選び、傾向と対策(3)
拡張スロットは何を重視する?
拡張スロットは、ビデオカード用のPCI Express x16、そのほかのカード接続用のPCI Express x1、PCIスロットと、主に3種類が使われている。PCI対応のカードもまだまだ豊富に存在するので、自分が使うカードによって判断したい。PCI Expressに関しては、さらに従来の2倍の転送速度を持つPCI Express 2.0に対応しているかもポイントになる。ビデオカードの対応は早く、最新のGPU搭載ビデオカードならPCI Express 2.0に対応しているが、実際の性能差はわずかなもの。現時点ではよほどのヘビーゲーマー以外、それほどこだわらなくてよいだろう。
image今となっては古くて遅い拡張スロットとなったPCIだが、サウンドカードなど対応製品はまだまだ豊富にある
【傾向と対策(3)検証環境】
【ベンチマーク環境】

CPU:Core 2 Duo E6750(2.66GHz)
マザーボード:MSI P35 Platinum(Intel P35+ICH9R)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB(5-5-5-15)×2
HDD:日立GST Deskstar T7K250 HDT722516DLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、160GB)
まとめ ヘビーゲーマー以外PCI Express 2.0にこだわる必要はない。過去の資産を活かしたいならPCIスロットの本数に注目
イマドキのマザーボード選び、傾向と対策(4)
電源・コンデンサはどこまでこだわる?
VRMのフェーズ数を多くすると、電流安定化、電力損失の低減に効果があり、高負荷時の発熱や消費電力が少なくなる。半面、部品点数が多くコストがかかる上、低負荷時には省電力のメリットが少ない。とくに低価格CPUに8フェーズ以上のVRMというのはあまり意味がないが、消費電力の大きいCPUや長時間負荷がかかる用途では心強い。良質な固体コンデンサは、コンデンサ自体が故障しにくいだけでなく、電流の安定化、発熱の低下にも貢献する。全体を固体コンデンサで統一することについては演出の部分も大きいが、VRM部は高品質なコンデンサ搭載製品が安心だ。
VRMのフェーズ数が異なるGIGABYTE製のマザーボードを用いて消費電力を比較。高負荷時では12フェーズのGA-P35-DQ6のほうがやや消費電力が小さい
【傾向と対策(4)検証環境】
CPU:Core 2 Extreme QX9650(3GHz)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB)×2
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード
HDD:Seagate Barracuda 7200.10 ST3750640AS (Serial ATA 2.5、7,200rpm、750GB)

【共通環境】
OS:Windows Vista Ultimate
まとめ 現行のデュアルコアCPUを使うならVRMは4フェーズ、CPUまわりに固体コンデンサ装備なら安心
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