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超定番パーツ vs. 超最新パーツ
“サイズの時代”の覇者はどっちだ!? ミドルレンジ決戦
TEXT:鈴木雅暢
静音性と冷却能力を比較する
 さて、CPUクーラーにとってもっとも重要な要素である冷却能力と静音性を検証してみよう。テスト環境は別掲のとおりで、アイドル時と負荷時それぞれのCPU温度と騒音の測定を同時に行なった。比較対象としてリテールCPUクーラーも利用したため、PWMによる回転速度調整はONにしている。CPU温度の測定にはASUS PC ProbeIIを利用、騒音測定はCPUソケットから約5cmの距離で行なっている。

 まずは動作音。ほぼ互角だが、静音性では若干ANDY SAMURAI MASTERが有利。リテールクーラーは負荷時では回転速度が上昇し、耳障りな音が目立つ。逆にほかの2製品の数値は高いものの、感覚的にはそれほどわずらわしくない。騒音計が人間には感じにくい音を拾っているのかもしれない。

 CPU温度は両者ともアイドル時は32℃で互角だが、負荷時は、ANDY SAMURAI MASTERのほうが5℃低い。ファン口径の違いが影響しているのかもしれないが、どちらもリテールクーラーには大きな差を付けており、大きな効果を期待してよいだろう。
image標準で付属するファンは12cm角で回転数が1,200rpm。簡単に市販のファンと交換することもできる
imageフィンがクロスして斜めに配置されるという、変則的な構造の鎌クロス
image
image
【測定環境】
CPU:Core 2 Quad Q6700(2.66GHz)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2
ビデオカード:ASUSTeK EAX1650 SILENT/HTD/512M
HDD:日立GST Deskstar 7K80 HDS728080PLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、80GB)
電源:Seventeam Silent Energy STAND ALONE 7 ST-500EAZ
OS:Windows Vista Ultimate
騒音測定距離:ファンから約5cm、暗騒音:35.6dB、室温:26℃
推薦人からのコメント
鈴木雅暢
サイズ
ANDY SAMURAI MASTER
このテスト結果を見れば、ANDY SAMURAI MASTERが静音性、冷却能力ともに高いレベルにあり、ファン交換などをせずとも高い性能を持っていることは評価できる。そして、これだけ冷却能力に余裕があれば、回転速度を絞ったり、別途市販の静音ファンに交換したりして、さらに静音化する場合にも不安が少ない。リテールクーラーにアイドル時の静音性で見劣っているが、リテールクーラーは冷却能力に不安があるため利用環境に左右され、このテストどおりの数値を引き出すのは難しいのではないだろうか。
ライバルに一言 静音性も冷却性も一歩リード。やはりファンは12cm角が基本でしょう!
橋本新義
サイズ
鎌クロス
動作音は若干分が悪く、さらに冷却性能ではANDY SAMRAI MASTERのほうが一枚上手という結果。だが、ANDY SAMURAI MASTERと鎌クロスは同一メーカーの製品で、実売価格は鎌クロスのほうが1,000円程度安い。つまりランクの異なる製品と見ることもでき、単純性能で比較するのは酷というものだ。また、ベンチマークの結果を見ると性能が劣るように見えるが、こちらの性能だって十分立派なもの。性能もクアッドコアCPUでリテールクーラーと比較すると10℃以上低い。価格なりの仕事は立派に果たしていると言える。
ライバルに一言 性能では負けるけど、上位機種なのだから当たり前。コストパフォーマンスでは比肩している!
取り付けやすさを比較する
 ANDY SAMURAI MASTERと鎌クロス、どちらもアタッチメントパーツを交換できるタイプで、後者はネジ止めが必要だが、装着作業は簡単なもの。

 両者ともフィンが大型で、マザーボード部品との干渉が気になる。今回検証したすべてで問題なかった鎌クロスに対し、ANDY SAMURAI MASTERは推奨方向で装着できないことが多かった。
代表的なマザーボードとの相性
マザーボード名 サイズ ANDY SAMURAI MASTER サイズ 鎌クロス
ASUSTeK P5K Deluxe/WiFi-AP
ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP
ASUSTeK P5K
GIGABYTE GA-P35-DQ6 ×
GIGABYTE GA-P35-DS3R
(方向によりVRMと干渉)
MSI P35 Platinum
(方向によりヒートパイプと干渉)
MSI K9AGM2-FIH
◎:問題なく取り付け可能
○:一部パーツと干渉するが取り付けは可能
×:取り付け不可能
サイズ ANDY SAMURAI MASTER
image image
取り付け金具はアタッチメントによる交換式。LGA775取り付け時はフィンによってピンが隠れてしまうので、取り付けにくいのが難点
サイズ 鎌クロス
image image
クーラー本体と取り付け金具の間はネジ止め式。フィンの位置が高いので、“ハイエンドクーラー泣かせ”のGA-P35-DQ6にも余裕で取り付けられた
推薦人からのコメント
鈴木雅暢
サイズ
ANDY SAMURAI MASTER
本製品が最大の能力を発揮するにはヒートパイプ部が下になるように取り付けるのがベストだが、最近はチップセット用ヒートシンクが大型化傾向にあり、干渉するマザーボードがあるのが難点である。同社おなじみの「VTMS(Versatile ool-Free Multiplatform System)」によりアタッチメントの装着は簡単。ただ、LGA775用のアンカーピンが大型フィンの下に来るため、マザーボードによっては周囲のヒートシンクなどがジャマでプッシュしにくい面があるのは否めない。その点はフィンに傾きがある鎌クロスに分があるだろう。
ライバルに一言 マザーボードとの相性が戦力の決定的な差ではない!
橋本新義
サイズ
鎌クロス
鎌クロスのデザインの狙いであり、そして実際に成功しているのが、この取り付け時の問題の少なさ。今回テストしたすべてのマザーボードに装着可能で、細かな干渉もまったく出ていない。おそらくこのクラスのCPUクーラー全体を見渡しても、マザーボードに対する汎用性の高さではトップクラスと思われる。厳しい言い方だが、CPUクーラーは装着できなければムダな投資になってしまうパーツ。この汎用性の高さを一種の保険料として考えると、鎌クロスの製品価値の高さが際立っていることがお分かりいただけると思う。
ライバルに一言 ANDYでは対応調査が必要だが、鎌クロスであれば調査いらず。これは大きなメリットだ
編集部の
まとめ
 どちらの製品もリテールCPUクーラーより冷却性、静音性に優れており、単体CPUクーラーの面目躍如といったところ。

 ところが個々の性能を見ると、ANDY SAMURAI MASTERのほうが鎌クロスよりも一歩上をいっている。しかし、汎用性は鎌クロスのほうが優れており、何よりも装着するマザーボードを選ばない点は大きなメリットと言える。

 性能を重視し、かつ搭載可能なマザーボードならANDY SAMURAI MASTER、汎用性を求めるなら鎌クロスがオススメだ。
価格、大きさは近いが実は性格が大きく異なる2製品! 性能重視ならANDY、トータルバランスなら鎌クロスか?
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