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超定番パーツ vs. 超最新パーツ
高機能ハイエンドタワーケース対決
TEXT:保坂陽一
拡張性能とメンテナンス性を比較する
 静音性や冷却能力が注目される昨今のケースだが、扱いやすさと拡張性も忘れてはならない。定番のP182はどちらかと言えば静音性重視であり、使ってみると意外に窮屈で苦戦を強いられる。PCケース対決その2で登場するSOLOもそうだが、密閉性を高めた分、ケースの大きさのわりに5インチベイの数なども普通である。COSMOSはその辺りを考えた構成になっているが、その分価格は高く、サイズも大型。作業を行なうためには、それなりの広いスペースの確保が必要となる。

 アビーのAS Enclosure M5の拡張性に関しては、もはや伝統的なアルミミドルタワーケースといったところだが、シャドーベイが横を向いているといった、誰にでも扱いやすい構造を採っているのはうれしい。アイディアを凝らした複雑な構造もおもしろいが、スタンダードならではのよさを忘れてはならない。安い買い物ではないので、長く使う上ではどちらがよいのかということも考えてみたい。
各ケースのドライブベイ数
  5インチ 3.5インチ シャドー
Antec P182 4 1 6
クーラーマスター COSMOS(RC-1000-KSN1-GP) 6 (1) 6
アビー AS Enclosure M5 4 (1) 7
※()は使用時に5インチベイを転用
imageP182に大型のGeForce 8800 GTXビデオカードを装着。そのままでは横のシャドーベイが使用できないなど、意外に窮屈だ
imageこちらはCOSMOSの内部。ほかのケースを見てからこれを見ると、その広さに感動する。作業性は抜群だが、ケース自体が大きいのはネック
推薦人からのコメント
保坂陽一
Antec
P182
 P182の拡張性とメンテナンス性に関しては、いろいろな見方ができると思う。取り外しやすいHDDケージ、付属のガイドレールパーツを使用した各ドライブの簡単取り付け。マザーボードベースの裏側を使うことが可能なユニークな配線も忘れてはいけないポイントだ。

 ただ、実際に使えるドライブベイの数は決して多くはないし、スマートに配線を行なうにはかなりの手間がかかる。詰め込むには少々ケースの構造が手狭なのだ。推薦人なのにネガティブな部分を持ち出すのも変な話だが、そこも含めて理解して購入していただきたい。電源部の奥行きも短く、大きな電源を購入してしまうとほぼ間違いなく苦労することになるので要注意。はやりのプラグインタイプなどもやめておくほうが無難である。はっきり言って、このケースは自作マニア向け。自作マシンとしてハードウェアをいじりを楽しむ人には、この上なく充実感が得られるケースだが、初心者の1台としてはお勧めしにくい。

 ちなみに、上部のHDDケージの裏側には、小さな隠し?ボックス(通称「へそくりボックス」)が付いているなど、遊び心も忘れていない。いや、このボックス、小さ過ぎてドライブベイ用のガイドレールパーツも入らないし、本当にへそくり入れにしか見えないんですが……
imageこれがへそくりボックス! ネジなどを収納しておくのに便利
imageHDDケージは手軽に側面から抜き差しが可能。精度も高く、引っかかって入りにくいなどという心配もない
image何も考えずに購入すると苦労する電源。隔離されているのは冷却面ではよいが、奥行きは短く、配線の取り回しも少々めんどう
image各種はマザーボードの裏側とサイドパネルの間を通すことができる。使いこなすには試行錯誤も必要だが、うまく使えばマザーボード側はスッキリ! 
ライバルに一言 何だかんだ言っても、作業スペースの広いCOSMOSはちょっとうらやましい。構造のシンプルさも重要だと思う
橋本新義
クーラーマスター
COSMOS(RC-1000-KSN1-GP)
 静音性で気を吐くCOSMOSだが、拡張性とメンテナンス性においても非常に優秀だ。巨大なだけあって、マザーボード周辺の空間はガラ空き状態。Extended ATXサイズのマザーの装着も余裕だ。さらにドライブベイは、5インチベイ、シャドーベイともに6基と多く、3.5インチは手回しネジ1本で固定できるトレイ式構造。5インチベイにいたっては、ボタンを押すだけでロックが可能という徹底的なツールフリー構造が採用されている。実際の工作精度も高いため、低価格のツールフリーケースのような「実際には使えない感」は皆無だ。また、天面の操作パネル部にも注目したい。USB端子は4基と多く(個人的にはこれでも少ないが)、さらにIEEE1394端子とeSATA端子までも搭載する。外部HDDなどの接続でも困ることはないだろう。
image5インチベイの固定はワンプッシュでOK。ボタンは大きく、押しやすい
imageシャドーベイは2段×3列に配置されたトレイで提供される。共振しそうな箇所にはあらかじめ振動防止シリコンゴムが装着されており、トレイの加工精度も高いため、作業は実にスムーズだ
image天面のパネル。4基のUSBとeSATAをはじめとする豊富な端子がうれしいところだ。ただし、電源とリセットスイッチのストロークが短く、接続時に誤って押しそうなのは難点か
ライバルに一言 イロモノっぽいギミック満載だが、実用性を兼ねるのがコイツのスゴさだ!
鈴木雅暢
アビー
AS Enclosure M5
 クラシカルなスタイルのミドルタワーで、特殊なギミックは搭載していない。あくまでも基本に忠実な点が、よくも悪くも本製品の特徴だろう。左の比較表でも分かるように、5インチベイ×4(うち一つは3.5インチベイ共用)、3.5インチシャドーベイ×7という拡張性はハイエンドケースとして水準以上。HDDホルダーは手回しネジを外すとスライドして引き出せる。電源搭載部分は比較的余裕があり、シビアな制約はない。

 ただ一つ難点と言えば、HDDホルダー脇に取り付けられたミッドシップのファンが、長さのあるハイエンドビデオカードを使った場合に干渉してしまうこと。12cm角と大型のため、上下どちらに移動させても干渉が避けられない。この部分は少々詰めが甘いと言わざるを得ないだろう。
image四つある5インチベイのうち一つには標準で3.5インチマウンタが付属
image二つの手回しネジを外すとスライドして引き出せるHDDホルダーには、最大7基のHDDを装着可能。共振を防ぐために、とくにに肉厚の材質で構成されている
imageミッドシップファンは上下に移動可能だが、GeForce 8800 GTXカードでは移動しても干渉してしまい、ファンを取り除かざるを得なかった
ライバルに一言 (長いビデオカードを)使わなければ、どうということはない!
編集部の
まとめ
密閉タイプの静音ケースとしては後発となるクーラーマスターのCOSMOSは、確かによく研究された製品。ただし、価格が高く、サイズも大きいので、好みは分かれるところだ。AntecのP182は大人気の定番モデルながら、まだ改善の余地があることも分かった。ある意味、価格は高くても、アビーのAS Enclosure M5のような品質の高いスタンダードケースは、1台持っていると、本当に長く付き合えるものと言えるかもしれない。攻めるか、守るかはユーザーの決断しだいだ。
大人気の定番モデルにも問題点はある。買い直しにくいものだけに、後悔のない自分に合ったものを選ぼう
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