その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||
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セールスポイントは以上だが、やはり実際の性能と消費電力が分からないとピンとこない。それぞれのCPUの力関係を把握するために、ベンチマークテストの結果を見ていこう。環境は別掲のとおりだ。まずは例によってSandra Professional XI SP2の結果だが、Dhrystone(整数演算)はPentium Dual-Coreが上、Whetstone(浮動小数点演算)はAthlon X2が上とほぼ互角。SSE系命令を使った演算では、Intel CPUのみが対応する命令を利用するInteger x8を参考外としても、Float x4でもPentium Dual-Coreのほうがスコアがよい。シングルコアでクロックも低いCeleron 420は、予想どおりPentium Dual-Coreの半分以下のスコアだ。 PCMark05 Build 120では、項目別に得意不得意が分かれている。はっきりとPentium Dual-Coreがよい項目は、File Decompresssion(ファイル展開)、File Decryption(ファイル復号化)で、Athlon X2は、File DecompressionとImage Decompression(画像表示)がよいスコアを出している。そのほかはほぼ互角だが、総合スコアではPentium Dual-Coreのほうが少しよい。Celeron 420は、グラフでも一目瞭然にスコアが悪く、どの項目でもPentium Dual-Core E2160の半分以下(40~45%)のスコア。 TMPGEnc 4.0 XPressでのエンコード性能では、MPEG4 AVCでは17%、WMV HDでは8%ほどPentium Dual-Coreが優勢。SSE系命令の処理性能の差が現われていると思われる。マルチコアにも最適化されているため、Celeron 420はここでも大きく見劣った。 |
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【測定環境】 マザーボード:[LGA775環境]ASUSTeK P5K Premium/WiFi-AP(Intel P35+ICH9R)、[Socket AM2環境]ASUSTeK M2N32-SLI Deluxe(NVIDIA nForce 590 SLI) メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2 ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB) OS:Windows Vista Ultimate |
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ゲーム性能はどうだろうか。定番ベンチマークテストの3DMark06は接戦ながら、Pentium Dual-Coreのほうが4%ほど総合スコアがよく、ゲームシーンだけのスコア比較(GameTest1とTest2の平均)では約6%に差が広がる。ほかのゲームでも傾向は共通しており、F.E.A.R.の平均フレームレート、リネージュIIのリプレイデータの再生フレームレートとも、小差ながらPentium Dual-Coreのほうがよいスコアをマークしている。DirectX 10対応のロスト プラネットでは、Snowで約12%、Caveでは約45%と大きな差が付いている。このことから、3Dゲーム性能では、Pentium Dual-Core E2160のほうがAthlon X2 BE-2350よりも有利だと言えそうだ。どちらもそれぞれのゲームをプレイするのに十分なスコアをマークしており、高性能なビデオカードと組み合わせれば、CPUは1万円台クラスでもスムーズにプレイできるはず。しかし、5,000円クラスのCeleron 420のみはつらい。3DMark06のゲームテスト平均ではPentium Dual-Core E2160の約63%のスコア、F.E.A.R.、リネージュIIなどのテストでもPentium Dual-Core E2160の半分程度のスコアしか出せていない。 また、消費電力の比較では、アイドル時/負荷時ともにきれいにTDPの数値の順序に並んだ。Athlon X2 BE-2350のほうが、Pentium Dual-Core E2160よりもアイドル時で18W、高負荷時で6W、消費電力が低かった。Celeron 420は、そのAthlon X2 BE-2350よりもさらにアイドル時で7W、負荷時では14W低かった。 |
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低価格CPUを使うなら、マザーボードもできるだけ低価格な製品を使いたいと考える人も多いだろう。低価格マザーボード、グラフィックス機能を搭載した統合チップセット採用の製品が多いが、注目はそのグラフィックス性能だ。 グラフを見ると分かるが、これらのオンボードグラフィックスの中で、現状もっとも性能がよいのがIntel G965チップセットが内蔵するGMA X3000コアだが、G965搭載の低価格製品を探すのは難しい。対して、Radeon X1250コアを内蔵するAMD 690系チップセットを搭載したAthlon X2向けのマザーボードは、1万円を下回る製品が豊富にある。GMA950コアを内蔵するIntel 945GCか、Chrome9 HCコア内蔵のVIA P4M900チップセット搭載した製品も低価格だが、AMD 690Gのグラフィックス性能にはおよばない。さらに、Radeon X1250搭載製品はDVI出力やHDMI出力に対応する製品も多い。コストパフォーマンスでは、AMD CPUのほうが有利になると言える。 |
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【オンボードグラフィックス機能ベンチマーク環境】 CPU:Core 2 Duo E6300(1.86GHz) マザーボード:ASUSTeK P5K-V(Intel G33+ICH9)、GIGABYTE GA-965G-DS4(Intel G965+ICH8R)、ECS 945G-M3(V3.0)(Intel 945G+ICH7)、GIGABYTE GA-MA69G-S3H(AMD 690G+SB600)、BIOSTAR TF7050-M2(NVIDIA GeForce 7050 PV+nForce 630a) メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 、CL=5、1GB)×2 HDD:日立GST Deskstar T7K80 HDS728080PLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、80GB) OS:Windows Vista Ultimate |
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最安価格帯のマザーボードのグラフィックス機能はAMD系が有利 | ||||||||||||||
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どちらもほとんど変わらないが、Intel系マザーボードのほうが安価になる傾向 | ||||||||||||||
AMD 690G内蔵コアのRadeon X1250は、性能もそこそこよい上、DVIやHDMI出力にも標準で対応している製品がある | ||||||||||||||
IntelのG33は旧世代のG965に性能面で劣る。ただし、マザーボードの価格は G33搭載製品のほうが安価な傾向にある | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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