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超定番パーツ vs. 超最新パーツ
機能と拡張性がキモ ローエンド対決
TEXT:宮崎真一
基本性能を比較する
 では早速、両者のパフォーマンスについてベンチマークで比較してみよう。まずはPCMark05の結果だが、総合スコアで大きな開きが見られる。K9AG Neo2 DigitalがM2A-VM HDMIより1割以上も速い結果を示しているのである。これは何によるものなのか各項目の結果に目を移すと、メモリとグラフィックスの項目で両者の差が大きいことが分かる。両製品とも同じチップセットを用いているため、ボードメーカーによるチューニングの差と言ってよいだろう。とくにメモリまわりの性能差はかなり大きく、M2A-VM HDMIではこれがボトルネックとなってほかの項目もパフォーマンスが上昇していないと考えられる。

 それに関しては、Sandra Professionalでも同様な結果が確認することができ、メモリまわりのパフォーマンスを示す二つの項目で、M2A-VM HDMIはK9AG Neo2 Digitalにかなり水を開けられてしまっている。

 また、消費電力は、M2A-VM HDMIが高負荷時に若干大きくなっている。ATXフォームファクターのK9AG Neo2 Digitalが、microATXのM2A-VM HDMIを下回っている点は興味深い。
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【測定環境】
CPU:Athlon X2 BE-2350(2.1GHz)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB)×2
グラフィックス機能:AMD 690G内蔵(Radeon X1250/割り当てメモリ256MB)
HDD:日立GST Deskstar T7K500 HDT725025VLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB/PCMark05 Build 120と消費電力計測で使用)、Seagate Barracuda 7200.9 ST3160812AS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB/Sandra Professional XI SP1aで使用)
OS:Windows Vista Ultimate
推薦人からのコメント
宮崎真一
ASUSTeK
M2A-VM HDMI
ベンチマークではK9AG Neo2 Digitalに完敗だ。しかし、グラフィックス性能を重視するのであれば、ビデオカードを装着したほうが得策で、両者の差にあまり意味はない。また、K9AG Neo2 Digitalでもシステムメモリの一部をビデオメモリとして利用することによるボトルネックが発生している。そもそも、メモリパフォーマンスを気にするのであれば、統合チップセットという選択肢はあり得ないだろう。
ライバルに一言 内蔵グラフィックスの微々たる性能差なんて実用ではほとんど分からない
橋本新義
MSI
K9AG Neo2 Digital
全体的な傾向としてはこちらが優勢となった。それぞれの結果から、これはメーカーによるメモリまわりのチューニングが優れていたためだと分かる。また、消費電力に関しては、アイドル時はM2A-VM HDMIとほぼ変わらないものの、高負荷時の差は8Wとかなり優位に。MSIは「えこべんち」の提案など消費電力の低減に積極的なメーカーだ。今回の結果はこうした姿勢の違いが出ているのだろう。
ライバルに一言 性能も低消費電力性もこちらの勝利。とくに高負荷時の電力は自慢したい
内蔵グラフィックス性能を比較する
 では続いて、チップセットに内蔵されたグラフィックス性能について比較してみたい。まずは、3DMark06 Build 110の結果だが、左ページのPCMark05に見られたのと同様に、K9AG Neo2 DigitalとM2A-VM HDMIに大きな差が生じてしまっている。グラフィックスコアは両者同じもののため、これはメモリパフォーマンスの差がそのままビデオメモリの性能差となって現われていると考えられる。なお、どちらもチップセットの仕様上、HDRレンダリングのテストは実行できていない。

 続いて、Windows Vistaのエクスペリエンスインデックスをまとめてみた。すると、やはりK9AG Neo2 Digitalが少し高い数値を出しているものの、その差は小さく、Windows VistaでAeroを使う分には両者の差はあまりないと考えてよいだろう。
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【測定環境】
CPU:Athlon X2 BE-2350(2.1GHz)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM、CL=5、1GB)×2
グラフィックス機能:AMD 690G内蔵(Radeon X1250/割り当てメモリ256MB)
HDD:日立GST Deskstar T7K500 HDT725025VLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
OS:Windows Vista Ultimate
推薦人からのコメント
宮崎真一
ASUSTeK
M2A-VM HDMI
上でも触れたように、このクラスの製品でグラフィックス性能を比較することにあまり意味がない。どちらにしても、3DMark06の総合スコアが300程度では3Dゲームをプレイするには非力。快適な動作を求めるのであれば、ビデオカードを装着する必要があるだろう。つまり、M2A-VM HDMIは通常利用ではK9AG Neo2 Digitalにまったく引けを取っていないということになる。
ライバルに一言 デジタル出力が二つ同時に使えるこっちのほうが断然よいに決まってる
橋本新義
MSI
K9AG Neo2 Digital
基本性能に引き続いて、グラフィックスでもこちらが全勝という結果を出している。これは同じチップセットを使いながら頭一つ抜き出た結果となっており、対M2A-VM HDMIだけでなく、AMD 690G搭載機の全体を見ても、最強クラスの速度だと思われる。これはおそらくBIOSの内部パラメータなどで、メモリアクセス速度を重視した設定がなされていると想定される。
ライバルに一言 デュアルデジタルディスプレイはうらやましいが、性能はこっちのほうが優秀だ
編集部の
まとめ
両者とも同じチップセットを採用しながら、微妙にスコアに優劣が付いているのは興味深い。とはいえ、今回のマザー選びの決め手はやはりそれぞれの機能性と拡張性になるだろう。普段からデュアルディスプレイを使っているユーザーなら、わずか1万円前後の価格で、デジタル出力でのそれが可能になるM2A-VM HDMI。豊富な拡張スロット数を誇るATXフォームファクターのK9AG Neo2 Digital。ユーザーの望みがそのままマザー選びの基準となるはずだ。
機能性とコストパフォーマンスを取るか、拡張性による増設の道を取るかが決め手となる
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