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超定番パーツ vs. 超最新パーツ
人気ミドルタワーケース同門対決
TEXT:保坂陽一
静音性能と冷却性能を比較する
 リアのファンのみで静音性を重視したケースと、前後上面合わせて四つもファンを備えた冷却重視ケースでは騒音を比較する意味はないのではないかと思われたが、実際の結果を見てみるとこれはなかなか興味深い。

 まず第一に、ファンの数がこれだけ違っても、CPU温度にはそれほど大きな差が見られないことだ。これはSOLOの排気ファンがCPUクーラーのすぐ横にあるというのが大きいだろう。それ以外の部分の温度に関しては、ファンの回転数調節ともども、素直に効果が現われている。

 騒音に関しては、さすがに体感的にもまったく違うが、実のところNine Hundredのこの数値を生み出しているのは、ケース前面の二つのファンであり、これを止めればグッと静かになる。また、右のグラフでは、高負荷時の温度のみを記しているが、Nine HundredやSOLOのケースファンHigh時は、高負荷時でもほとんどケース内温度に変化が見られなかった。このエアフローと動作音のベストバランスを見付けるべく、静音ファンに交換するといったカスタマイズもおもしろいのではないだろうか。
imageSOLOのファンは排気ファン一つのみ。3段階に回転速度の調節が可能である
image上部に20cmの大型ファンを備えるNine Hundred。静音性は高く、見た目ほど動作時に主張はしない
image
image
測定環境:以下のパーツを各ケースに装着し、3DMark06によるベンチマークテストを実行。その間のCPU温度、ケース内温度およびHDD温度の最大値を、SpeedFan 4.32により測定。ビデオカードの温度はベンチマークテスト終了直後の表面温度を別途温度計で測定。騒音はケース前面から約10cmの位置で、OS起動から3分後のアイドル時と、ベンチマーク動作時の最大値(高負荷時)を測定。環境温度25℃。

CPU:Intel Core 2 Extreme QX6700(2.66GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5B Deluxe(Intel P965+ICH8R)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2
ビデオカード:ATI Radeon HD 2900 PROリファレンスカード
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
電源:サイズ 鎌力参 450W
CPUクーラー:リテールクーラー
OS:Windows Vista Ultimate
推薦人からのコメント
保坂陽一
Antec
SOLO
標準状態でエアフローを司っているのは、リアの12cm角ファン一つのみ。しかし、CPUに近い配置になっていることもあってか、あれだけのファンが付いているNine HundredにCPU温度では負けていない。静音性の高さを考えれば、引け目を感じることはないだろう。数値的にはケースファンの回転速度一つで全体の温度に変化が見られるのもおもしろいところだ。もちろん、サスペンションマウントやサイドパネルの防振シートも忘れてはならないが、本当に価値があるのは、ビビりなどを気にすることのない、ケースの剛性かもしれない。
ライバルに一言 定評のある静音性能はもちろんだが、ファン1基のみでこの冷却性能というところも見てほしい
鈴木雅暢
Antec
Nine Hundred
騒音テストでは悲惨な結果だが、フロント2基を含めてファンが4基もあり、メッシュパネルを採用しているのだから当然である。そもそも、このようなCPUクーラーやビデオカードをノーマルの状態で使うテストではSOLOのような密閉型ケースのほうがよく見えるものだ。本製品のようなタイプは、テストでも実証されている冷却能力のマージンをどのように活かすかがポイント。そのまま冷却最優先で使うのもいいが、ファンを減らしたり、回転速度を絞り込んだりといったチューニングもできる。ある意味で上級者向けと言えるだろう。
ライバルに一言 世界が自分を中心にして動くと思うな、SOLO!
拡張性とメンテナンス性を比較する
 拡張性に関しても対照的なケースであるが、どちらもメリット、デメリットを持っている。SOLOは定番ではあるが、使ってみると意外に内部が狭いことに気付くはず。使う人が少ないとはいえ、GeForce 8800 GTXビデオカードは奥行きが足りず、使用不可能。GeForce 8600 GTSやRadeon HD 2600 PROクラスでも、シャドーベイと干渉しやすいので注意したい。半面、フロントからアクセスしやすいSOLOのシャドーベイも完成度は高く、リムーバブルケ-スいらずの着脱しやすいものだ。

 Nine Hundredはさすがにそれなりの空間を備えており、豊富に使える5インチベイは、やはり魅力的である。使ってみると見た目よりもずっと堅実なケースであることが分かるはずだ。
Antec
SOLO
imageサスペンションマウントだけでなく、トレイも扱いやすい。5インチベイは少ないが、HDDに関しては十分か
大型ビデオカードは入るのか?
imageSOLOではGeForce 8800 GTX搭載カードは利用不可能。ハイエンドカードとはいえ、使えないビデオカードがあるのはちょっと残念
Antec
Nine Hundred
image5インチベイは合計9基あるが、HDDを搭載するには5インチベイ3基分を消費するHDDケージを最低一つ使う必要がある
パーツの配置、ケーブルの取り回しは?
imageNine Hundredでは奥行きは十分確保されているが、電源搭載部が底面にあるため、ケーブルの取り回しには少し苦労させられる
推薦人からのコメント
保坂陽一
Antec
SOLO
サイドパネルの着脱のスムーズさは、作りのよさの象徴。ドライブのガイドレールやシャドーベイの引き出し式トレイなど、最初の組み立て時のみならず、メンテナンス性も抜群だ。ただし、5インチベイが三つしかないので、不足を感じることもあるほか、奥行きが短いので、横幅の長いATXマザーボードの場合は、5インチベイと干渉してしまうこともある。とはいえ、オーソドックスなマシンを組み立てるなら、こんなに気持ちのよいケースはないだろう。アンチ定番派にも一度は使ってみていただきたいケースなのだ。
ライバルに一言 サイドパネルの透明アクリル部分にもう少し剛性感があれば評価を上げるんですけどね
鈴木雅暢
Antec
Nine Hundred
5インチベイ9基を搭載するものの、構成には制限が付く。HDDを内蔵するために必要なHDDケージは5インチベイ3基を使うため、HDDを1基内蔵するだけでも5インチベイは残り6基となる。また、フロントファンもこのHDDケージに装着するので、HDDケージを利用しない場合はフロントにファンが搭載できないという制限もある。もっとも、現実的ではない極端な構成ができないだけであって、実用上は問題ないだろう。ビデオカードや電源との相性は致命的ではないが、構成によって電源ケーブルの長さが足りなくなる心配はある。
ライバルに一言 定番なのにハイエンドビデオカードが入らないってどうよ?
編集部の
まとめ
 まったく性格の違うケースでも、比較してみることで、いろいろなことが分かってくる。どちらも捨て難いメリットを備えているところを見ると、まだまだ万能ケースというのは存在しないのだ。

 ただ、そうなるとカスタマイズの余地があるケースというのは価値が大きいかもしれない。装着できる電源なり、ケースの奥行きなりを調べ、今考えている以外の使い方も想定してみるようにしてはいかがだろうか。違う見方をすることが、オンリーワンの自作マシンにつながることだろう。
色モノに見えても、意外によく練られたケースの多い昨今。優れた定番もよいが、次のステップも考えたい
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