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超定番パーツ vs. 超最新パーツ
究極の冷却を求めてハイエンドモデル対決
TEXT:橋本新義
静音性と冷却能力を比較する
 それぞれに個性的な二つの製品だが、その実力を探るため、冷却能力と静音性(動作音)を測定した。測定はアイドル時と高負荷時(CineBench実行中の最高温度)の2パターンを用意。なお、動作音は騒音計を5cmまで接近させて測定しているため、メーカー公称値と比較すると非常に大きな値が出ている。

 まず静音性は、CNPS9700 NTがかなり優位となった。今回のテスト環境では低負荷でもあまり回転数が下がっていないと思われるが、この状態でも静音性はかなり優秀だ。一方のV1は、若干不利な結果となった。実はCNPS9700 NTとファンの回転数はあまり変わらないのだが、ファンの形状やヒートシンクとの関係で出る風切り音などで差が付いているようだ。

 冷却能力に関してはさすがにどちらとも非常に優秀。両者の比較では、V1が優秀さを見せ付けている。最大回転数でも性能差がほぼないが、これは最小回転数でもQ6700の定格動作程度であれば、十分に冷却できるということである。この余裕はオーバークロック時にも活きてくるはずだ。
imageCNPS9700 NT付属のシリコングリス。キャップにハケが仕込まれており、とても塗りやすい
imageV1も、薄いフィンの高密度配置が基本。ファンは周囲を空け、風の通り道を確保する設計
image
image
推薦人からのコメント
橋本新義
ZALMAN
CNPS9700 NT
冷却能力は若干劣るものの、その分静音性では優位なため、バランスの高さという点では一歩リードと考えてよい結果だろう。評価の高い定番製品ならではの実力を見せ付けた……と言うのは言い過ぎだろうか? また、今回は有効に動作していないが、マザーボード側のファンコントロールの設定などによっては、アイドル時にはさらなる静音性が期待できそうである。また、手動によるファンコントロール操作の必要がないというのは、それだけでずいぶんと使い勝手がよいと感じられる。
ライバルに一言 冷却性能は確かに譲るが、この価格帯であれば静音性も重要な要素ではないだろうか?
鈴木雅暢
Thermaltake
V1
まずCPU温度に注目してほしい。ファンの回転速度を最小に絞った状態(1,300rpm)でもアイドル時で30℃、負荷時で46℃と今回のテスト中ではトップの冷却性能をマーク。最大回転数でもアイドル時で1℃低いだけという点にはもの足りなさを感じるが、最小回転数でも高い冷却能力があることは実証されている。動作音のテストでは最小回転時でも 47.2dBと、CNPS9700NTに大きく後れを取ってしまっているが、体感的には数値ほどの開きはない印象だ。クーラーの向きの違いなどが微妙に影響しているのかもしれない。
ライバルに一言 さらにデキるようになったな、ZALMANっ!
取り付けやすさを比較する
 取り付けやすさと、いくつかのマザーボードに対する装着の可否を見てみた。こちらはLGA775で純正と同じピン装着が可能で、さらにかつCPUソケット付近に大きな障害物がないV1が有利となった。CNPS9700 NTは専用リテンションによる装着となるため、GIGABYTEのDQ6ではCPUソケット裏面のクーラーを外す必要があった。
代表的なマザーボードとの相性
マザーボード名 ZALMAN CNPS9700 NT Thermaltake V1
ASUSTeK P5K Deluxe/WiFi-AP
ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP
ASUSTeK P5K
GIGABYTE GA-P35-DQ6 ×
(マザー裏の冷却板と干渉)

(多少干渉するが装着可)
GIGABYTE GA-P35-DS3R
MSI P35 Platinum
MSI K9AGM2-FIH
◎:問題なく取り付け可能
○:一部パーツと干渉するが取り付けは可能
×:取り付け不可能
ZALMAN CNPS9700 NT
image image
CNPS9700 NTは装着に専用リテンションを使う必要がある。GIGABYTE DQ6シリーズのように、CPUソケット裏面の部品と干渉してしまうことがある
Thermaltake V1
image image
V1はLGA775版マザーではプッシュピンを使うので装着の手間はかからない。本体は取り付け方向しだいで干渉するパーツをうまく避けられることも多い
推薦人からのコメント
橋本新義
ZALMAN
CNPS9700 NT
専用リテンションタイプだけに、取り付けに関してはどうしても若干不利になるのはやむを得ないところ。しかし装着手順はめんどうだが、力を入れる局面などは少なく、全体としては「時間はかかるが苦労は少ない」という印象だ。着実に固定されているのが分かりやすい点やマザーボードに対する負担の軽さを考えると、大きな欠点にはならないのではないだろうか。マザーボードとの干渉に関しても、DQ6に関しては完敗だが、ほかの製品ではあまり問題にならないのではないだろうか。
ライバルに一言 取り付けやすさは確かに一歩譲るが、取り付け後の安心感はこちらに分がある。
鈴木雅暢
Thermaltake
V1
対応ソケットをLGA775とSocket754以降のAMD系のみに絞り、アタッチメントは非常にシンプル。取り付けやすさに関しては文句なしだ。LGA775のアタッチメントはバックプレートが不要なアンカーピンタイプをネジ止めするが、アンカーピンの上にフィンがかぶらないため、ほかの大型クーラーのようにピンが押しにくいということもない。扇形のフィンデザインは見た目よりも実用性があり、大型のチップセットヒートシンクなどとも干渉しにくい。上の表のとおり、マザーボードとの相性の問題がほとんどない点が素晴らしい。
ライバルに一言 バックプレート式の取り付けはやっぱりめんどう。ケースにマザーを組み込んだ後だととくに……
編集部の
まとめ
 さすがにどちらもハイエンド製品だけに、冷却性能は非常に高いレベルのもの。しかし、静音性とのバランスでははっきりとした差が付いた。

 冷却性は一歩譲るが、優れた静音性を持ったCNPS9700 NT 。反対に優れた冷却性能持つが、静音性がやや犠牲になったV1。また、専用のリテンションを使用するCNPS9700 NTに対し、CPUソケット標準のリテンションを利用するV1と、見事に性格が分かれている。この辺りをどう取るかで、好みの分かれるところだろう。
静音性重視でガッチリ固定するならCNPS9700 NT、冷却性重視で簡単に取り付けたいならV1で決まり!
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