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超定番パーツ vs. 超最新パーツ
超激戦区! ミドルレンジ対決
TEXT:橋本新義
消費電力・騒音を比較する
 次に、冒頭でのトレンドでも重要ポイントとして紹介した消費電力と騒音の性能について比較してみよう。

 消費電力については、カード単体での測定は専門の機材が必要となるため、今回は市販のワットチェッカーを使い、PC全体の消費電力を計測している(ビデオカード以外のパーツは統一)。3DMark06実行中でもっとも消費電力が大きくなった値の高負荷時、Windowsのみ起動して無負荷状態で計測したアイドル時の2種類を測定した。

 また動作音(騒音)の値は、カードのファンから5cmの距離に騒音計を置いた状態での測定としている。これはほかのパーツなどの影響を避けるためだが、メーカー公称値などに比べるとかなり大きな値が出る点には留意したい。

 まず消費電力の結果は、最新世代のGPUが優位性を見せている。単純な値だけを見ると、ULTIMATE HD2600XTがファンの消費電力がないことも相まってトップとなっているが、ベンチマークの結果を考え合わせると、8600GTSの優秀さが際立つ。GF P79GS-SPHは性能優先の設計もあってか、とくにアイドル時で若干差を付けられている印象だ。

 騒音に関しては、ULTIMATE HD2600XTがファンレスのため測定限界以下をマークしているが、ファンを搭載しながら非常に静音性の高いGF P79GS-SPHが大きく注目できる。8600GTSは残念ながら不利で、実使用時でも高負荷時はかなりファンの動作音が目立っていた。
image
image
推薦人からのコメント
加藤勝明
GALAXY
GF P79GS-SPH/256D3
オーバークロックモデルとはいえ、隣接スロット占有型の大型クーラーを搭載しているだけに本製品の静音性はかなり高い。消費電力に関して言えば、プロセスルールの差がそのまま消費電力に連動しているのが印象的だ。オーバークロックも消費電力の底上げに影響していると考えられるだけに、エコなPC作りにはやや不向きなチョイスとなっていることは認めざるを得ない。
ライバルに一言 8600GTSよ、標準仕様以外のクーラーを装備した状態で騒音勝負しようではないか!
宮崎真一
ZOTAC
8600GTS 256MB DDR3 PCIE
騒音測定の結果では、定評のあるクーラーマスター製クーラーを搭載したカードとファンレスカード、これら2製品と比較すると完敗と言わざるを得ない。しかし、騒音はGPUクーラーを交換することで容易に低減することが可能だ。それよりも、消費電力の結果に着目してほしい。高負荷時では149WとGALAXY製品よりも13Wも低くなっており、高パフォーマンスながらも低消費電力はかなり魅力的だ。
ライバルに一言 高いパフォーマンスと低い消費電力。このバランスで勝負
橋本新義
Sapphire
ULTIMATE HD2600XT 256MB GDDR3 PCIE
この分野は、コストパフォーマンスの高さとならんで、Radeonが得意とするところ。それだけに結果としては非常に優秀だ。消費電力の低さは電気代に直結するため、購入時だけでなく購入後のコストパフォーマンスも優れていると言える。騒音に関してはファンレス製品だけに別格と言えるため、勝負としてはほかの機種がハンデを背負う形だが、実際に使ってもやはり完全無音は格別な魅力がある。
ライバルに一言 消費電力の低さはRadeon HDシリーズならでは。静音マシンにはもってこいだ
出力端子・動画再生支援機能を比較する
 最後に、出力端子と動画再生支援機能についてチェックしてみた。出力端子に関しては、今回のカードは3機種ともHDMIに対応しているが、8600GTSとULTIMATE HD2600XTはアダプタでの対応となる。この点ではGF P79GS-SPHが有利だが、音声の扱いに関しては、サウンド機能を自前で備えており、音声接続が不要なHD2600XTが便利だ。

 動画再生支援機能に関しては、現在機能が強化されているポイントだけあり、最新GPUが有利。8600GTSでは第2世代 PureVideo HD、HD2600XTにはUVDと呼ばれる、Blu-ray DiscやHD DVDなどの再生時のCPU負荷を大幅に軽減する強力な機能が搭載されている。
GF P79GS-SPH/256D3
imageデュアルリンク対応のDVI-I端子に加え、HDMI端子を直接搭載する。変換アダプタいらずで接続できるのはメリットだろう
8600GTS 256MB DDR3 PCIE
imageデュアルリンク対応DVI-I×2基と標準的な構成だが、変換アダプタでHDMI出力にも対応。8600 GTSでHDMI対応製品は貴重だ
ULTIMATE HD2600XT 256MB GDDR3 PCIE
imageデュアルリンク対応DVI-I×2基で、HDMIは変換アダプタで対応。GPU内蔵オーディオ回路を使うため、音声ケーブルの接続は不要
imageNVIDIA製ドライバの動画設定画面。基本的にユーザー設定は画質調整のみ。支援機能は常時有効で、再生ソフト側でON/OFFを切り換える
imageATI製ドライバの動画設定画面。サンプル動画を見ながら設定できるため、画質の変化が分かりやすい。再生支援機能は基本的に常時有効の設定だ
推薦人からのコメント
加藤勝明
GALAXY
GF P79GS-SPH/256D3
HDMI端子を直接備えるという点ではほかの製品よりも優れている。だが、GPUの設計が古いためPureVideo HDやUVDのような次世代メディア向けの動画再生支援機能が欠けている点を考えれば動画再生用としてはやや引け目を感じる。もっとも、再生支援機能の欠落はGeForce 8800 GTSクラスのようなハイエンドでも同じなので、コストパフォーマンスを考えるならずっとお得だろう。
ライバルに一言 BDやHD DVD時代に本格突入したときは、素直にライバルにその座を譲るとしよう
宮崎真一
ZOTAC
8600GTS 256MB DDR3 PCIE
インターフェースにはHDTV用出力端子のほかDVI-Iを二つ装備し、HDMI端子は付属の変換アダプタにより利用可能。HDMI端子は、すべてのユーザーが必要とするわけではないので、ユーザーがその利用を選択できる点はありがたい。また、動画再生支援機能であるPureVideo HDは第2世代のものを備えており、高画質化ならびに動画再生時のより大きなCPUの負荷低減を実現する。
ライバルに一言 HDMI端子は変換アダプタにより実現。その取捨選択が可能で、むしろ便利では?
橋本新義
Sapphire
ULTIMATE HD2600XT 256MB GDDR3 PCIE
動画再生関連の機能は、ATIが先行して技術開発した分野だ。現在でもRadeonシリーズに一日の長がある。GeForce 8600で再生時の画質やHD動画再生時のCPU負荷率などはほぼ互角に近いレベルとなったが、Radeon HD 2600は性能だけでなく、大画面テレビに接続した際に出る画面の隅のはみ出し(アンダー/オーバースキャン)の補正など、実際の場面で必要とされる機能をドライバに搭載している。
ライバルに一言 動画に強いRadeonの定評のとおり、この分野でもリードは譲らない!
編集部の
まとめ
多くのメーカーにより次々に製品が投入されるミドルレンジビデオカード市場は、PCパーツの中でも最激戦区。その中で長らく人気を誇っていたGeForce 7900 GS搭載モデルだが、GeForce 8600、Radeon HD 2600シリーズの登場により、主役の座を降りつつある印象だ。DirectX 10対応、動画再生支援機能と、前世代から大きく進化を遂げた最新製品は非常に魅力的。しかし、オーバークロックや高性能クーラー搭載など、バリエーションモデルの豊富さでは前世代がまだ有利と言えるだろう。
将来性では新世代カードが圧倒的優位。だが、バリエーションの豊富さに魅力を感じれば旧世代もまだまだいける!
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