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超定番パーツ vs. 超最新パーツ
低価格クアッドコアvs.高クロックデュアルコア対決
TEXT:鈴木雅暢
性能を比較
実際に速いのはどっちだ? ベンチマークテストで検証
 理屈の上での両者のメリットデメリットは以上のとおりだが、やはりこれだけでは、具体的にどんな場面でどちらがどのくらい速いのか?などは分からない。ここからは、その力関係をはっきり知るため、ベンチマークで検証してみた。環境は別掲のとおり、CPU以外はすべて共通だ。参考までにCore 2シリーズの最上位モデルであるCore 2 Extreme QX6850と、ミドルレンジの売れ筋モデルCore 2 Duo E6750も同時に検証してみた。

 まずSandra Professional XI SP2。このベンチマークは整数演算、浮動小数点演算、SSE系演算といったCPUの基本性能を見るためのテストだ。結果はご覧のとおり、コアの数が大きくスコアに反映されており、各項目でQ6600がE6850の約1.6倍近いスコアをマークしている。

 アプリケーションレベルのテストの代表であるPCMark05では、ファイルの暗号化/解読、テキスト編集、ウイルススキャンなど、PCで日常的に使われるような作業をシミュレートしてPCの性能を測定する「CPU Test Suite」から、同時2タスク、同時4タスクを実行するテストをそれぞれ抜き出して掲載している。同時2タスクのテストでは、ファイルの展開と解読を並行して行なうが、クアッドコアの効果はほとんど見られず、Q6600より E6850のほうが25%も高速となっている。

 TMPGEnc 4.0 XPressは、高画質な動画ファイルを作成できるビデオエンコーダだ。マルチスレッド対応のほか、新しいSSE系拡張命令など、最新技術に迅速に対応することでも有名。MPEG4ではクアッドコアの効果も見られるが、動作クロックの差も大きくスコアに影響しており、Q6600とE6850の比較では、約12%後者のほうが速い。一方、WMV HDではクアッドコアの威力が強く、約34%もQ6600のほうが高速だ。
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ゲームに強いCPUはどっちだ? 定番ベンチとゲームで検証
  3Dゲームの性能にもっとも影響するのはビデオカード(GPU)の性能だが、CPU性能も重要。ここでは定番の3DベンチマークであるFuturemarkの3DMark06と3種類のゲームを使って、各種CPUの3Dゲーム適性を測ってみたい。

 3DMark06は、DirectX 9のSM2.0/3.0を利用したゲームシーンを描画し、そのフレームレートからスコアを出す四つの「Game Test」や、ゲームロジックとAI、物理演算をマルチスレッドで行なう二つの「CPU Test」で構成され、これらをすべて総合した値が総合スコア(3DMarks)として算出される。

 結果は、CPU Testの影響でトータルではQ6600のスコアが若干よいが、グラフ化していないGame Testでは動作クロックの高いE6850のほうがよいスコアを出している。

 ゲームタイトルは、FPSの「F.E.A.R.」と「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」、MMORPGの「リネージュII」の三つを使用。F.E.A.R.は平均フレームレートを掲載しているが、ミドルレンジ以上のCPUではほぼ同じスコアで頭打ち。Q6600とE6850も誤差程度の差しか付かない結果に終わった。DirectX 10対応(DirectX 9対応版も用意)のロストプラネットはクアッドコア対応だが、比較的負荷が軽い「Snow」では、F.E.A.R.同様に頭打ち傾向で、E6850とQ6600は同スコア。多数の生物が動き回る「Cave」ではクアッドコアの効果が現われ、約24%、Q6600のほうがよいスコアをマークした。

 ベンチマークテストモードを持たないリネージュIIでは、フレームレート計測ツール「Fraps」を利用し、リプレイデータのフレームレートを計測。デュアルコアながら動作クロックの高いCore 2 Duo E6850のほうがスコアがよかった。
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【測定環境】
マザーボード:ASUSTeK P5K Premium/WiFi-AP(Intel P35+ICH9R)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
OS:Windows Vista Ultimate
消費電力はどれくらい? クアッドとデュアルの差を検証
 最後に消費電力の比較を見てみよう。消費電力の大小は、冷却の容易さ、静音性を大きく左右するため、今のCPUにおいては欠かせない要素だ。各CPUを搭載したシステム全体の消費電力をアイドル時と高負荷時に分けて、ワットチェッカーを使って計測した。

 高負荷時は、消費電力がピークになるPCMark05 Build 120のCPU Test Suiteにある同時に4タスク実行するテスト「Multithreaded Test2」実行中の値を採用している。環境は性能テストと同一で、EIST(Enhanced Intel SpeedStep Technology)はONにしている。

 テストの結果、アイドル時/負荷時ともにQ6600のほうがE6850よりも高かった。ただ、負荷時の電力差は11Wと、TDPほどの差は出なかった。さすがにTDP 130WのCore 2 Extreme QX6850はかなり高い消費電力となっているが、クアッドコアといえどもQ6600ならば、それほど放熱に神経質になる必要はないと言えるだろう。
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オーバークロックに強いのは?
 CPUの低価格化が進行するに伴って、再び流行しているオーバークロック。リスクを伴う遊び的な要素が大きいことからローエンドモデルのCPUで楽しむのがセオリーではあるが、このクラスのCPUがどこまで伸びるのかは興味があるところだ。そこで、実際に両者を使ってオーバークロックを試してみた。環境は別掲のとおり。今回はとくに極限にチャレンジするのが目的ではないので、電圧の調整などは行なっていない。

 結果はご覧のとおりで、最高クロックは3.55GHzを達成したCore 2 Duo E6850のほうが上だが、もともと3GHzとクロックが高いだけに本来のクロックからの伸びは550MHzにとどまる。Core 2 Quad Q6600は本来の2.4GHzを1GHzもオーバーする3.42GHzを達成しており、ベンチマークテストのスコアも大幅に伸ばし、定格ではE6850よりも劣っていたPCMark05 Build120でも、オーバークロック後は逆に20%の大差を付けて勝っている。オーバークロックのうまみという点ではCore 2 Quad Q6600のほうが上だと言える。
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【テスト環境】
マザーボード:ASUSTeK P5K Deluxe/WiFi-AP(Intel P35+ICH9R)
メモリ:センチュリーマイクロ CD1G-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB)×2
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
OS:Windows Vista Ultimate
編集部の
まとめ
Core 2 Duo E6850はどのテストでもバランスよく高速で、かつ消費電力もCore 2 Quad Q6600よりも低い。クアッドコアのCore 2 Quad Q6600は得意不得意がはっきりしているし、クロックの差が600MHzもあるため、クアッドコアの効果が出るテストでもクロック差によってかなり差を詰められたり逆転されているテストもある。目的がはっきりしていたり、クアッドコアの先進性に魅力を感じたりしているのでなければ、現状ではCore 2 Duo E6850のほうが無難な選択と言えるだろう。
迷っているならE6850がオススメ! エンコードなどで利用したり、自作ロマンを追求したりするならQ6600を
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