|
|
検証人:鈴木雅暢
クロックとかコア数とか言う以前に、CPUは速くなければ意味がない! |
|
|
|
低価格クアッドコアvs.
高クロックデュアルコア対決 |
|
|
|
|
■ |
人気爆発のクアッドコアと最速デュアルコアでバトル |
|
|
大幅な価格改定に新モデルの登場と、とにかく話題のつきないCPU市場。中でも、半年ほど前のハイエンドCPUと同等の性能を持つCPUがひしめくアッパーミドルクラスは熱い。
超定番として取り上げるのはクアッドコアのCore 2 Quad Q6600。人気が爆発したのは価格改定後で、それほど日が経ってないため定番という言葉はふさわしくないかもしれないが、ここでは従来から存在するモデルという意味で考えていただきたい。
対する超新製品は、システムバス1,333MHzに対応したCore 2 Duo E6850。こちらは7月末の価格改定と同じタイミングでリリースされた新製品で、初代Core 2 Extreme X6800を超える、動作クロック3GHzに到達したデュアルコア最速モデルである。
現在のところ、この二つのCPUは、ともに実売価格(最安値)が3万円台前半とほぼ同じ。どちらを買おうか、迷う人も結構多いことだろう。 |
|
|
|
価格.com CPU 人気アイテムランキング |
|
(2007年9月10日~9月16日版) |
|
順位 |
メーカー |
製品名 |
最安値 |
1位 |
Intel |
Core 2 Quad Q6600 |
33,770円 |
2位 |
Intel |
Core 2 Duo E6750 |
23,837円 |
3位 |
Intel |
Core 2 Duo E6850 |
33,699円 |
4位 |
Intel |
Pentium Dual-Core E2140 |
8,380円 |
5位 |
AMD |
Athlon 64 X2 4200+(Socket939版) |
9,680円 |
6位 |
Intel |
Core 2 Duo E4400 |
14,780円 |
7位 |
Intel |
Pentium Dual-Core E2180 |
11,179円 |
8位 |
AMD |
Athlon 64 X2 5200+ |
15,980円 |
9位 |
Intel |
Core 2 Duo E6600 |
27,678円 |
10位 |
Intel |
Core 2 Extreme QX6850 |
125,399円 |
|
|
coneco.net CPU 人気商品ランキング |
|
(2007年9月13日~9月20日版) |
|
順位 |
メーカー |
製品名 |
最安値 |
1位 |
Intel |
Core 2 Quad Q6600 |
32,980円 |
2位 |
Intel |
Athlon 64 X2 4200+(Socket939版) |
9,580円 |
3位 |
Intel |
Core 2 Duo E6750 |
23,560円 |
4位 |
Intel |
Core 2 Duo E6850 |
33,440円 |
5位 |
Intel |
Core 2 Duo E4400 |
14,770円 |
6位 |
Intel |
Athlon X2 BE-2350 |
10,970円 |
7位 |
Intel |
Pentium 4 3.4EGHz |
12,180円 |
8位 |
Intel |
Pentium 4 2.8GHz |
8,480円 |
9位 |
Intel |
Athlon 64 X2 6400+ Black Edition |
28,800円 |
10位 |
Intel |
Pentium Dual-Core E2140 |
8,290円 |
|
|
■ |
実売価格はほぼ同じ メリットとデメリットを整理 |
|
|
まず両者のセールスポイントを整理してみよう。Core 2 Quad Q6600は、何と言ってもコアを4個搭載したクアッドコアCPUであること。四つのコアをフルに使えるアプリケーションでは、デュアルコアの2倍近いパフォーマンスを発揮する。システムバスが1,066MHzと最新CPUよりも低速なのがデメリットと言えるが、逆に少し古めのマザーボードでも使えるという利点でもある。
一方のCore 2 Duo E6850は、デュアルコアながら、3GHzという高速な動作クロックが魅力。クアッドコアに対応していないアプリケーションでは、動作クロックが高いほうがパフォーマンスは上だ。さらに、TDPは65Wと、TDP 95WのQ6600よりも消費電力の面で有利だ。
なお、E6850を利用するにはシステムバス1,333MHz対応のマザーボードが必須となる。システムバス1,333MHzに正式対応しているP35チップセットなどを搭載した最新のマザーボードが必要となるため、コスト面ではやや不利。しかし、1世代前のチップセットなどを搭載した製品の中にはメーカー独自でシステムバス1,333MHzに対応させているマザーボードもあるので、マザーボードの選択肢は決して狭くはない。 |
|
|
|
TMPGEnc 4.0 XPressなど、対応アプリケーションではクアッドコアCPUは爆発的なパフォーマンスを示す |
|
|
|
ゲームなどのアプリケーションでは、まだデュアルコアまでの対応が一般的。この場合は、クロックの高さがパフォーマンスに効いてくる |
|
|
|
Intel |
|
|
|
Core 2 Quad Q6600 |
|
|
実売価格:33,000円前後 |
|
|
|
|
Specification
対応ソケット:LGA775
コア数:4
動作クロック:2.4GHz
FSB:1,066MHz
2次キャッシュ:4MB×2
64bit機能:Intel 64
省電力機能:EIST
TDP:95W(G0以降のリビジョン。
それより古いリビジョンでは120W)
問い合わせ先:0120-868686
URL:http://www.intel.co.jp/ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Intel |
|
|
|
Core 2 Duo E6850 |
|
|
実売価格:33,000円前後 |
|
|
|
|
Specification
対応ソケット:LGA775
コア数:2
動作クロック:3GHz
FSB:1,333MHz
2次キャッシュ:4MB
64bit機能:Intel 64
省電力機能:EIST
TDP:65W
問い合わせ先:0120-868686
URL:http://www.intel.co.jp/ |
|
|
|
|
ポイント2 |
TDP 65Wとクアッドコアより低消費電力 |
|
|
|
|
|
|