その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:宮崎真一 | ||||||||||||||||||||||||||||
オーバークロックで カンタンに上位CPUにグレードアップ |
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CPUを定格以上のクロックで動作させることを「オーバークロック」と言う。たとえば、Intel Core 2 Quad Q8200の動作クロックは2.33GHzだが、この定格クロックを超えて動作させることで、上位のCore 2 Quad Q8300(動作クロック2.5GHz)などと同等以上のパフォーマンスを得ることができ、その分のコストを浮かすこともできるわけだ。 しかし、オーバークロックすると、CPUの発熱量が増え、クロックを上げ過ぎれば正常に動作しなくなるばかりか、最悪CPUが損傷してしまう可能性もある。ただし、最近のCPUには熱に対する保護機能があるため、突然壊れることは少なくなった。IntelのCore 2シリーズはオーバークロック耐性が高いと言われており、今回のようにQ8200からQ8300相当にオーバークロックする程度なら、それほど神経質になることもないだろう。もちろん、すべてのCPUがオーバークロックに向くわけではなく、個体によって上限となるクロックにばらつきがある点は注意してほしい。 CPUはベースクロックを定数倍したクロックで動作しており、Core 2 Quad Q8200なら、ベースクロック333MHzを7倍した2.33GHz、Q8300なら7.5倍した2.5GHzで動くが、基本的にこの内部倍率を上げることはできない。そのため、オーバークロックの際はベースクロックを上げるのが基本となる。ベースクロックはBIOSから変更できるが、マザーボードメーカーのユーティリティを用いれば、Windows上から簡単に変更できる。ここではCore 2 Quad Q8200のオーバークロックにチャレンジしてみた。 |
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メーカー製のOCユーティリティを使う GIGABYTEのオーバークロックユーティリティ「Easy Tune 6」。Windows上からベースクロックやメモリクロックなどを変更できる |
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まずはワンランク上のCPUを目指してみる Core 2シリーズはオーバークロック耐性の高さに定評があり、上位モデル相当のクロックで動作させられれば、コストを浮かすことができる |
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【検証環境】 CPU:Intel Core 2 Quad Q8200(2.33GHz) マザーボード:ASUSTeK P5Q PRO Turbo(Intel P45+ICH10R) メモリ:Team Elite TEDD4096M800HC5DC(PC2-6400、CL=5、2GB×2) ビデオカード:ATI Radeon HD 3850リファレンスカード、SSD:OCZ Technology OCZSSD2-1APX120G(Serial ATA 2.5、MLC、120GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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ASUSTeK「Turbo V」によるオーバークロック方法 | ||||||||||||||||||||||||||||
こちらで紹介しているASUSTeK P5Q PRO Turboに付属のオーバークロックユーティリティ「Turbo V」を用いて、Core 2 Quad Q8200を上位モデルのQ8300相当、Q9400相当(2次キャッシュ容量は異なる)にそれぞれオーバークロックしてみた。この場合、ベースクロックを358MHz、381MHzにそれぞれ変更する。方法はいたって簡単で、Turbo Vの「CPU Frequency」のスライドバーを右へ動かすだけだ。あとは、画面下部の「Apply」ボタンをクリックすると設定が反映される。 実際にベースクロックを変更してみた結果、それぞれ問題なく動作した。さらに、PCMark05 Build 120のCPU Scoreを測定してみると、下記のようにそれぞれパフォーマンスが向上した。上位モデルのQ9400は実売価格2万4,000円前後。それに近い性能を実売価格1万8,000円前後のQ8200で得ることができたので、非常においしいオーバークロックだったと言える。 |
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(1)CPU Frequency CPUのベースクロックを200~800MHの間で1MHzきざみに設定することが可能。今回はここだけを設定した (2)CPU Voltage CPUコア電圧の設定。設定範囲は0.85000~1.70000V(0.00625Vきざみ)となっている (3)DRAM Voltage メモリの電圧を設定する項目。1.80~3.06V(0.02Vきざみ)で設定可能 (4)FSB Term.Volt. CPUバスの電圧を設定する。1.10~1.90V(0.02Vきざみ)の間で変更可能 ※CPU、チップセットなどによって設定できる範囲が異なる場合があります |
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GIGABYTEのEasy Tune 6には、1クリックするだけで簡単にオーバークロックを行なえる「Quick Boost」という機能が用意されている。自分でベースクロックをいじらずに簡単にオーバークロックを試みたいというユーザーにうってつけの機能だろう。緑・黄・赤の三つのボタンが用意され、設定されるクロックは緑がもっとも低く、赤が高い。なお、今回使用したGA-EP45-UD3LR(rev. 1.0)では、付属CD-ROMに収録されたEasy Tune 6には同機能が用意されておらず、同社のWebサイトから最新版をダウンロードする必要があった。 | ||||||||||||||||||||||||||||
※CPUによってベースクロックの上昇幅が異なるほか、すべてのレベルで動作するとは限りません | ||||||||||||||||||||||||||||
Level 1 Q8200では、ベースクロックが400MHzまで上昇し、動作クロックはその7倍の2.8GHzとなった |
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Level 2 同じくQ8200では、ベースクロックは430MHzとなり、動作クロックは3.01GHzまで上昇する |
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Level 3 もっとも高速な設定のLevel 3。ベースクロックは450MHzで、動作クロックは3.15GHzとなる |
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