その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:寳諸 宏 | ||||||||||||||
技術革新が進むストレージ選び 容量重視ならHDD、速度重視ならSSD |
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フラッシュメモリを使用するSSD(Solid State Drive)は、この1年ほどで急速に普及した。メモリ価格の下落によって、60~120GBの容量を持つモデルの低価格化が進み、現実的な選択肢となりつつある。HDDより高価だが高速・無音・耐衝撃性・軽量といった特徴を活かして市場を拡大している。フラッシュメモリには、一つのメモリセルに1bitを記録するSLC(Single Level Cell)と2bit以上を記録するMLC(MultiLevel Cell)の2タイプがあり、単価の安いMLCが主流だ。ただしMLCには書き換え回数が約1万回(SLCは約10万回)という物理的な制約があるため、SSDの運用では書き換え頻度を減らす配慮も必要である。 光学ドライブは、Blu-ray Discに対応したものが増えているが、まだドライブやBD-R/REメディア自体が高価であり、普及には今一歩という状況だ。市販Blu-rayタイトルの視聴や録画した地デジ番組のコピー先に使うといった場合を除いて、1ケタ安い記録型DVDドライブを選択するのが現実的である。 |
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現在流通している3.5インチHDDの容量を見ると、1TB超の製品はまだ少ない。わずかに2TBが1モデル、1.5TBが2モデルという状況である。このクラスで回転数が7,200rpmなのはわずかに1.5TBの1モデルのみで、プラッタ容量は375GBである。最新の500GBプラッタを採用したモデルは、いずれも5,400rpmだ。静音・省電力PC向けならそれで構わないが、パフォーマンスを求めるなら、本命は今後登場する500GBプラッタを採用した7,200rpmモデルということになる。GBあたり単価で見ると、1TBと1.5TBのモデルが横並びで安い。2TBモデルはまだ高価なので、値下がりを待つべきだ。特殊な選択肢として10,000rpmの超高速モデルも存在するが、SSDの低価格化が急速に進む今、魅力は小さくなりつつある。 | ||||||||||||||
HDDの製品セグメント | ||||||||||||||
ようやく2TBモデルも登場 最初の2TB HDDは、Western Digital Caviar GreenシリーズのWD20EADS。500GBプラッタを搭載している |
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現行のSSDは、大容量キャッシュメモリの内蔵やコントローラのマルチチャンネル化などで、読み出し速度が200MB/sを超えるような高速型のモデルと、高速だがHDDに近い転送速度の通常型モデルに、ほぼ二分されている。最近の製品なら通常型でもほとんどの状況においてHDDより速いが、OSやアプリケーション起動の高速化が目的なら、効果をはっきり体感できる高速型を選びたいところだ。ただし、高速型は通常型よりもかなり割高である。なお、SSDは急速に市場が立ち上がったため、店頭では古い世代の製品が格安販売されている場合もあるが、転送速度が100MB/sに遠くおよばないこともあるので、購入の際には注意が必要だ。 | ||||||||||||||
SSDの製品セグメント | ||||||||||||||
デュアルコントローラ製品も コントローラを2基搭載したり、キャッシュを大容量化したりして高速化を図るSSDもある(写真はJMF602を2基搭載するOCZ Technology Apexシリーズの内部) |
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光学ドライブの市場価格は、Blu-ray Disc対応ドライブの価格が全般的に下落傾向にあるものの、読み出し専用モデルで1万円以上、書き込み可能な製品にいたっては1万円台半ばから2万円台といったところで、まだまだ高価だ。一方、記録型DVDドライブはバルクで2,000円台から購入できる。スペックはほぼ横並びなので、付属ソフトや静音化機能などの付加価値を考慮して選択したい。光学ドライブのインターフェースはSerial ATAに移行しており、IDEタイプは徐々に市場から消えつつある。 | ||||||||||||||
実売5,000円前後が中心 まだまだ高価なBlu-ray対応ドライブに対して、DVDドライブは安価なものなら2,000円~3,000円台で販売されている。中心価格は5,000円前後 |
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これから買うならSerial ATAモデル まだATAPI(IDE)接続の製品も販売されているが、光学ドライブの主流はSerial ATAへの置き換わりが進んでいる |
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編集部お勧めモデルとして、HDDは性能とコストパフォーマンスで1製品ずつ選択した。まず性能面では、最新の500GBプラッタではないものの、現在唯一1.5TBの7,200rpmモデルであるSeagateのBarracuda 7200.11 ST31500341ASを選択した。一方、コストパフォーマンス面では、500GBプラッタを採用するSamsung EcoGreen F2 HD154UIを選んだ。静音マシン向けとしても最適である。 SSDは、高速タイプからIntelのMLC モデルをセレクトした。ライト70MB/sという性能は普通だが、リード性能が250MB/sと極端に高速なのが特徴だ。実売価格が4万円前後と割高だが、何よりIntelブランドの安心感は大きい。 光学ドライブは、独自の静音化機能を持つASUSTeKの記録型DVDドライブを選んだ。DVD±Rの最大22倍速書き込みは現在の最高速で、もちろんDVD±RWやDVD-RAMにも対応している。 |
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最新HDDの速度 | ||||||||||||||
SSDとHDDのパフォーマンスの違い | ||||||||||||||
【HDD検証環境】 CPU:Intel Core 2 Duo E8500(3.16GHz) マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R) メモリ:Team Elite TEDD2048M800HC5(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2、CL=5) ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 280リファレンスカード システムHDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 【SSD検証環境】 CPU:Intel Core 2 Extreme QX9650(3GHz) マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R) メモリ:CFD販売 W2U800CQ-2GL5J(PC2-6400 DDR2 SRDRAM 2GB、CL=5)×2 ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード システムHDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 すべてSerial ATA 2.5、AHCI OFFで計測 騒音計測距離:HDD側面から約9cm、暗騒音:28.4dB |
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Seagate | ||||||||||||||
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実売価格:13,000円前後 | ||||||||||||||
7,200rpmの低価格1.5TBモデル 375GBプラッタを採用するBarracuda 7200.11シリーズの1.5TBモデル。大容量で高速でいて、しかも低価格なのが魅力だ。 |
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Samsung | ||||||||||||||
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実売価格:12,000円前後 | ||||||||||||||
静かでエコな1.5TB HDD 最新の500GBプラッタを採用する1.5TBモデル。5,400rpmの静音・エコ仕様HDDだが、プラッタサイズが大きいため5,400rpmとしては高速な部類。 |
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Intel | ||||||||||||||
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実売価格:40,000円前後 | ||||||||||||||
リード250MB/sの高速モデル ライト性能は普通だが、10チャンネル並列アクセスによって250MB/sのリード性能を誇る高速SSD。 |
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ASUSTeK | ||||||||||||||
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実売価格:4,000円前後 | ||||||||||||||
静音機構を備えた低価格光学ドライブ DVD±Rに最大22倍速書き込みが行なえるDVD±R/RW/-RAMドライブ。振動抑制機能のAVRSや、高回転時の動作音を低減させるAFFM IIを搭載する。 |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
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発売日:2016/03/29
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発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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