特集
高付加価値こそPC自作の神髄 1/2
高付加価値こそPC自作の神髄 2/2
第1部 PCパーツを選ぶ 1/11
第1部 PCパーツを選ぶ 2/11
第1部 PCパーツを選ぶ 3/11
第1部 PCパーツを選ぶ 4/11
第1部 PCパーツを選ぶ 5/11
第1部 PCパーツを選ぶ 6/11
第1部 PCパーツを選ぶ 7/11
第1部 PCパーツを選ぶ 8/11
第1部 PCパーツを選ぶ 9/11
第1部 PCパーツを選ぶ 10/11
第1部 PCパーツを選ぶ 11/11
第2部 パーツ購入ガイド 1/2
第2部 パーツ購入ガイド 2/2
第3部 見れば納得!! PC自作実践講座 1/6
第3部 見れば納得!! PC自作実践講座 2/6
第3部 見れば納得!! PC自作実践講座 3/6
第3部 見れば納得!! PC自作実践講座 4/6
第3部 見れば納得!! PC自作実践講座 5/6
第3部 見れば納得!! PC自作実践講座 6/6
第4部 PCを快適に使うためのOSインストール前後の設定 1/5
第4部 PCを快適に使うためのOSインストール前後の設定 2/5
第4部 PCを快適に使うためのOSインストール前後の設定 3/5
第4部 PCを快適に使うためのOSインストール前後の設定 4/5
第4部 PCを快適に使うためのOSインストール前後の設定 5/5
自作PCのチェック・管理に役立つツール
PC自作トラブルシューティング 1/2
PC自作トラブルシューティング 2/2
その他の特集(2011年)
激突!Bulldozer vs. Sandy Bridge
達人に学ぶPCパーツ使いこなし術
超本命パーツ35傑
独占!PCパーツなんでもランキング
PCパーツセレクション300
Sandy Bridge 自作超大全
PC自作スタートアップ講座2011
Sandy Bridge再始動
“後乗せサクサク”アップグレード術
震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!
PCパーツ100選2011
マザーボード100選2011
過去のその他の特集(2010年)
過去のその他の特集(2009年)
過去のその他の特集(2008年)
過去のその他の特集(2007年)
過去のその他の特集(2006年)
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
この春始めるPC自作
第1部 PCパーツを選ぶ
TEXT:寳諸 宏
技術革新が進むストレージ選び
容量重視ならHDD、速度重視ならSSD
速度・容量・価格が選択の基本要素
image
ストレージはプログラムやデータを記録する器だ。大容量のHDDと高速なSSD、CD/DVDを使う光学ドライブをうまく使い分けよう
 小型PCなどの例外を除いて、HDDはPCに欠かせないパーツの一つだ。TB級の圧倒的な大容量を安価に実現できるのは、今のところHDDのほかにない。HDDはディスク(プラッタ)の記録密度と回転数が高いほど速くなるが、製品の世代が異なると5,400rpmのモデルが7,200rpmのモデルより速い場合もある。

 フラッシュメモリを使用するSSD(Solid State Drive)は、この1年ほどで急速に普及した。メモリ価格の下落によって、60~120GBの容量を持つモデルの低価格化が進み、現実的な選択肢となりつつある。HDDより高価だが高速・無音・耐衝撃性・軽量といった特徴を活かして市場を拡大している。フラッシュメモリには、一つのメモリセルに1bitを記録するSLC(Single Level Cell)と2bit以上を記録するMLC(MultiLevel Cell)の2タイプがあり、単価の安いMLCが主流だ。ただしMLCには書き換え回数が約1万回(SLCは約10万回)という物理的な制約があるため、SSDの運用では書き換え頻度を減らす配慮も必要である。

 光学ドライブは、Blu-ray Discに対応したものが増えているが、まだドライブやBD-R/REメディア自体が高価であり、普及には今一歩という状況だ。市販Blu-rayタイトルの視聴や録画した地デジ番組のコピー先に使うといった場合を除いて、1ケタ安い記録型DVDドライブを選択するのが現実的である。
ポイント1 HDDは容量と500GBプラッタに注目
 現在流通している3.5インチHDDの容量を見ると、1TB超の製品はまだ少ない。わずかに2TBが1モデル、1.5TBが2モデルという状況である。このクラスで回転数が7,200rpmなのはわずかに1.5TBの1モデルのみで、プラッタ容量は375GBである。最新の500GBプラッタを採用したモデルは、いずれも5,400rpmだ。静音・省電力PC向けならそれで構わないが、パフォーマンスを求めるなら、本命は今後登場する500GBプラッタを採用した7,200rpmモデルということになる。GBあたり単価で見ると、1TBと1.5TBのモデルが横並びで安い。2TBモデルはまだ高価なので、値下がりを待つべきだ。特殊な選択肢として10,000rpmの超高速モデルも存在するが、SSDの低価格化が急速に進む今、魅力は小さくなりつつある。
image
HDDの製品セグメント
imageようやく2TBモデルも登場
最初の2TB HDDは、Western Digital Caviar GreenシリーズのWD20EADS。500GBプラッタを搭載している
ポイント2 速さを追求するならSSD
 現行のSSDは、大容量キャッシュメモリの内蔵やコントローラのマルチチャンネル化などで、読み出し速度が200MB/sを超えるような高速型のモデルと、高速だがHDDに近い転送速度の通常型モデルに、ほぼ二分されている。最近の製品なら通常型でもほとんどの状況においてHDDより速いが、OSやアプリケーション起動の高速化が目的なら、効果をはっきり体感できる高速型を選びたいところだ。ただし、高速型は通常型よりもかなり割高である。なお、SSDは急速に市場が立ち上がったため、店頭では古い世代の製品が格安販売されている場合もあるが、転送速度が100MB/sに遠くおよばないこともあるので、購入の際には注意が必要だ。
image
SSDの製品セグメント
imageデュアルコントローラ製品も
コントローラを2基搭載したり、キャッシュを大容量化したりして高速化を図るSSDもある(写真はJMF602を2基搭載するOCZ Technology Apexシリーズの内部)
ポイント3 光学ドライブはSerial ATAモデルが標準
 光学ドライブの市場価格は、Blu-ray Disc対応ドライブの価格が全般的に下落傾向にあるものの、読み出し専用モデルで1万円以上、書き込み可能な製品にいたっては1万円台半ばから2万円台といったところで、まだまだ高価だ。一方、記録型DVDドライブはバルクで2,000円台から購入できる。スペックはほぼ横並びなので、付属ソフトや静音化機能などの付加価値を考慮して選択したい。光学ドライブのインターフェースはSerial ATAに移行しており、IDEタイプは徐々に市場から消えつつある。
image実売5,000円前後が中心
まだまだ高価なBlu-ray対応ドライブに対して、DVDドライブは安価なものなら2,000円~3,000円台で販売されている。中心価格は5,000円前後
imageこれから買うならSerial ATAモデル
まだATAPI(IDE)接続の製品も販売されているが、光学ドライブの主流はSerial ATAへの置き換わりが進んでいる
HDDは1万円台前半の1.5TBモデルが狙い目
 編集部お勧めモデルとして、HDDは性能とコストパフォーマンスで1製品ずつ選択した。まず性能面では、最新の500GBプラッタではないものの、現在唯一1.5TBの7,200rpmモデルであるSeagateのBarracuda 7200.11 ST31500341ASを選択した。一方、コストパフォーマンス面では、500GBプラッタを採用するSamsung EcoGreen F2 HD154UIを選んだ。静音マシン向けとしても最適である。

 SSDは、高速タイプからIntelのMLC モデルをセレクトした。ライト70MB/sという性能は普通だが、リード性能が250MB/sと極端に高速なのが特徴だ。実売価格が4万円前後と割高だが、何よりIntelブランドの安心感は大きい。

 光学ドライブは、独自の静音化機能を持つASUSTeKの記録型DVDドライブを選んだ。DVD±Rの最大22倍速書き込みは現在の最高速で、もちろんDVD±RWやDVD-RAMにも対応している。
最新HDDの速度
image
SSDとHDDのパフォーマンスの違い
image
【HDD検証環境】
CPU:Intel Core 2 Duo E8500(3.16GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)
メモリ:Team Elite TEDD2048M800HC5(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2、CL=5)
ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 280リファレンスカード
システムHDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1

【SSD検証環境】
CPU:Intel Core 2 Extreme QX9650(3GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)
メモリ:CFD販売 W2U800CQ-2GL5J(PC2-6400 DDR2 SRDRAM 2GB、CL=5)×2
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード
システムHDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
すべてSerial ATA 2.5、AHCI OFFで計測
騒音計測距離:HDD側面から約9cm、暗騒音:28.4dB
Seagate
Barracuda 7200.11 ST31500341AS
実売価格:13,000円前後
image7,200rpmの低価格1.5TBモデル
375GBプラッタを採用するBarracuda 7200.11シリーズの1.5TBモデル。大容量で高速でいて、しかも低価格なのが魅力だ。
容量:1.5TB
回転数:7,200rpm
インターフェース:Serial ATA 2.5
キャッシュ:32MB
Samsung
EcoGreen F2 HD154UI
実売価格:12,000円前後
image静かでエコな1.5TB HDD
最新の500GBプラッタを採用する1.5TBモデル。5,400rpmの静音・エコ仕様HDDだが、プラッタサイズが大きいため5,400rpmとしては高速な部類。
容量:1.5TB
回転数:5,400rpm
インターフェース:Serial ATA 2.5
キャッシュ:32MB
Intel
X25-M Mainstream SATA Solid-State Drive SSDSA2MH080G1
実売価格:40,000円前後
imageリード250MB/sの高速モデル
ライト性能は普通だが、10チャンネル並列アクセスによって250MB/sのリード性能を誇る高速SSD。
容量:80GB
インターフェース:Serial ATA 2.5
メモリ種別:MLC
ASUSTeK
DRW-22B1LT
実売価格:4,000円前後
image静音機構を備えた低価格光学ドライブ
DVD±Rに最大22倍速書き込みが行なえるDVD±R/RW/-RAMドライブ。振動抑制機能のAVRSや、高回転時の動作音を低減させるAFFM IIを搭載する。
インターフェース:Serial ATA
バッファ:2MB
Back
Page Top
Next

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください