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この春始めるPC自作
第1部 PCパーツを選ぶ
TEXT:宮崎真一
あらゆるパーツをつなぎPCの基幹部分となるマザーボード
対応CPUによって異なるCPUソケットとチップセット
image
マザーボードには、ほぼすべてのPCパーツが接続されることになる。CPUソケットやチップセットなど、PCの性格を決定付ける要素も多い
 マザーボードには、CPU・メモリ・ビデオカードなどといった、PCの性能を決定付けるパーツが搭載される。そして、どのマザーボードを選ぶかで、PCの性格は大きく変わる。後述するフォームファクターやバックパネル、拡張スロットなど、見るべきポイントも多いので、数ある製品の中から自分の求めるベストな1枚を見付けたいところだ。

 まず、マザーボード選びの第一歩は、自分の使いたいCPUに合うCPUソケットを備えたマザーボードを探すことから始まる。たとえば、使いたいCPUがCore 2シリーズならLGA775のマザーボード、Core i7ならLGA1366、Phenom IIならSocket AM2またはSocket AM3のマザーボードを、というふうに選択肢が変わる。そのため、それぞれのCPUに対応したCPUソケットについて、しっかりと把握しておかなければならない。

 ここで注意しておきたいのが、AMDのCPUソケットだ。Socket AM2とSocket AM3は名前も見た目も似ているが、両者は異なるソケット。Socket AM3は最近登場した新しいCPUソケットであり、今までSocket AM2用に登場してきたPhenom IIやPhenom、Athlonを使用することができない。詳しくは右の各ソケットの説明を参照してほしい。

 続いて、次ページで紹介しているチップセットも、マザーボード選びの重要なポイント。チップセットは、マザーボードの中心部分であり、ここに重要な機能が集約されている。CrossFireXやSLIといったゲーム性能を高めるマルチGPU機能や、搭載できるSerial ATAポートの数などはチップセットのスペックで決定される。チップセットによって使えるCPUも異なるので、この点についてもよく調べておく必要があるだろう。

 また、チップセットにはグラフィックス機能を内部に実装した、グラフィックス機能内蔵タイプも用意されている。このタイプは、別途ビデオカードを用意する必要がないため、その分の予算を浮かせてコストダウンを図れるのがメリットだ。最近は一昔前よりも、3Dグラフィックス性能や動画再生支援機能が強化されており、ローエンドビデオカードの性能を上回るものまで登場してきている。 基本的にチップセットは、North BridgeとSouth Bridgeの二つのチップで構成されており、上では主要な機能を持つ前者の写真を掲載している※。後者は、Serial ATA/USB/LANなどの機能を搭載しており、そこの種類によって各インターフェースの数などが変わってくる。
初歩の初歩 CPUソケットの違いを理解しよう
 現行のマザーボードで採用されているCPUソケットには、Intel CPU向けのLGA775とLGA1366、そしてAMD CPU向けのSocket AM2とSocket AM3の4種類がある。それぞれ対応するCPUが異なっているので、自分が使いたいCPUがどのCPUソケットで動くのか知っておく必要がある。とくに、AMDの最新のCPUソケットであるSocket AM3は、CPUの対応関係で分かりづらい部分があるので、ここでしっかりと確認してほしい。
IntelはNorth BridgeをMCH(X58チップセットのみIOH)、South BridgeをICHと呼称しており、NVIDIAはNorth BridgeをSPP、South BridgeをMCPと呼ぶ。AMDについては、そのままNorth BridgeとSouth Bridgeで使っている
Intel
LGA775
人気のCore 2を使え マザーボードも豊富なCPUソケット
imageCore 2向けマザーボードで採用されているCPUソケットのLGA775。LGA(Land Grid Array)と呼ばれるソケット形状で、微細なピンが775本並んでいる。LGA775は、Core 2のほかPentium Dual-CoreやCeleronといったCPUもサポートしており、現在もっとも広く使われているCPUソケットと言える。DDR2とDDR3メモリに対応したマザーボードがある。
Intel
LGA1366
IntelのハイエンドCPU Core i7に対応
imageCore i7に対応するCPUソケットがLGA1366。LGA775と同じようにLGAタイプのCPUソケットを採用している。ピンは合計1366本あり、LGA775よりも寸法が大きい。そのため、当然ながらLGA775用のCPUは装着できない。また、CPUクーラーについても、LGA1366用のものを使う必要がある。マザーボードはDDR3メモリ専用となる。
AMD
Socket AM2
AMD CPU向けで広く採用され対応CPUも豊富
imagePhenom IIやPhenom、Athlonなどに対応したCPUソケット。Intelと違い、PGA(Pin Grid Array)タイプのソケットで、ピンがあるのはCPU側。ピン数が異なるものの、Socket AM3用のCPUも使用することができ、現在ラインナップされているAM3用のPhenom II X4 810とPhenom II X3 720 Black Editionを搭載可能。基本的にDDR2のみのサポートとなる。
AMD
Socket AM3
対応CPUは少ないがDDR3に対応した最新のCPUソケット
imageAMDの最新CPUソケットとなるSocket AM3。DDR3メモリに対応している。現状、Socket AM3用のDDR2対応マザーボードが出ていないため、実質DDR3専用という状態になっている。ピン数は938本とSocket AM2よりも2本少なく、Socket AM2用のCPUは物理的に挿さらない。ただし、CPUクーラーはSocket AM2と同じものを利用できる。
用途別オススメチップセット
CPUソケットと同じく、チップセットにもIntel CPU向けとAMD CPU向けのものがある。ここでは、IntelとAMD用のものをあわせて3タイプに大別し、ユーザーの用途に合ったチップセットを紹介している。
あらゆる用途に向いたスタンダードタイプ
Intel
P45
LGA775
imageハイエンドからローエンド製品まで種類が豊富
Core 2対応マザーボードで広く採用されているチップセット。拡張スロットの構成によってはマルチGPU機能のCrossFireXをサポートするほか、South Bridge機能を司る最上位のICH10Rとの組み合わせでは、AHCIとRAID機能にも対応。P45マザーボードはハイエンドモデルからローエンドモデルまでもっとも種類が多い。
AMD
790FX
Socket AM2/3
imageAMDのメインストリーム向けチップセット
Socket AM2とSocket AM3のどちらにも対応するAMD CPU向けのチップセット。1年以上前のチップセットではあるが、ここ最近登場した790FX搭載マザーには、SB750という最新世代のSouth Bridgeが採用されており、オーバークロック耐性を向上させるというAdvanced Clock Calibrationという機能を備えている。
ビデオカード不要のグラフィックス機能内蔵タイプ
image
LGA775
強化された動画再生支援機能が魅力的
Intel G45とNVIDIA GeForce 9300は、グラフィックス機能を内蔵したCore 2向けのチップセット。Blu-ray DiscのようなCPU負荷の高いHD動画の再生をチップセット内蔵のグラフィックスコアで処理する動画再生支援機能を備えるほか、GeForce 9300はローエンドビデオカードを凌駕する性能を誇る。
image
Socket AM2/3
LFB搭載でグラフィックス性能が突出
AMD 790GXと780Gは、AMD CPU向けのチップセットである。AMD 790FX同様にSocket AM2/AM3の両方に対応。LFB(Local Frame Buffer)と呼ばれるグラフィックスコア用のビデオメモリをマザーボード上に実装することが可能で、高いグラフィックス性能を実現できる。動画再生支援機能にも対応。
最高性能を求めるユーザーに最適なハイエンドタイプ
Intel
X58
LGA1366
imageCore i7を唯一使用できるハイエンドユーザー必見のチップセット
X58は、Core i7に対応した唯一のチップセット。Intel系CPUの中でも現在最強のCore i7を使用できることや、DDR3メモリのトリプルチャンネルアクセスで大幅に性能を向上可能なことから、ハイエンドユーザーに人気がある。マルチGPU機能では、AMDのCrossFireXに対応しているが、一部のX58マザーボードはNVIDIAのSLIもサポートするなど、ゲーマーにもオススメ。とにかく性能を重視したいなら、X58がベストチョイスだ。
imageトリプルチャンネルで性能がアップ
X58マザーボードは、DDR3メモリのトリプルチャンネルアクセスをサポートする。メモリを3枚1組で使う必要があるが、パフォーマンスは大きく向上する
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