その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
低価格なDDR2か将来性のDDR3か 過渡期だけに悩ましいメモリ選び | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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速度よりも優先したいのはメモリの容量だ。OSやアプリケーションが要求するメモリ容量よりも搭載メモリ容量が少ないとHDDへのアクセスが頻繁に発生し、レスポンスの低下を招く。これが快適度の違いになって現われるわけである。OSのメモリ管理や用途によっても変わってくるが、Windows XPで2GB以上、Vistaなら3GB以上がお勧めである。なお、32bit版Windowsでは、OSの制限上どれだけ多く搭載しても3GB程度しか使えないが、RAMディスクなど、有効に使う手段もある(こちらを参照)。 容量を多く搭載するためにはできるだけ安いほうが好ましい。DDR2のほうが安いが、DDR3も急激に値下がりして差は縮まっており、微妙な状況になりつつある。IntelのCore i7ではDDR3しか使えないし、AMDもSocket AM3を投入してDDR3へのシフトも進めつつあるが、一般的にはまだDDR2が無難な印象だ。将来の使い回しを考えてあえてDDR3でいく手もあるだろう。 |
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上のグラフは、メモリの規格(速度)によってどのくらいシステム全体の性能が変わるのかを見たものである。見てのとおり、DDR3-1066でもDDR2-800でもスコアはほとんど変わっていない。別のテストや、DDR3トリプルチャンネルアクセスに対応したCore i7環境ではもう少し差が付くこともあるだろうが、現状のアプリケーションはメモリ帯域を活用する設計となっていないため、性能への影響はきわめて小さい。体感速度を左右するのはメモリ容量であるため、メモリ規格にさほどこだわる必要はないだろう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【検証環境】 [Core 2 Quad+DDR3環境] マザーボード:GIGABYTE GA-EP45T-DS3R(rev.1.0) [Core 2 Quad+DDR2環境] マザーボード:GIGABYTE GA-EP45-UD3LR(rev.1.0) [Phenom II X4環境] マザーボード:GIGABYTE GA-MA790GP-DS4H(rev.1.0) [共通環境] DDR3メモリ:OCZ Technology OCZ3P1333LV6GK(PC3-10600 DDR3 SDRAM、CL=7、2GB)×2 DDR2メモリ:Kingston Technology KHX8500D2T1K2/4G(PC2-8500 DDR2 SDRAM、CL=5、2GB×2) ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 280リファレンスカード HDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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メモリの価格は、需要と生産量のバランスや半導体の技術トレンドなどによって変化し、主流のメモリは自然と割安になっていく。ここ1、2年はずっとDDR2-800(PC2-6400)が主流で、値下がりは一段落したものの安値は続いている。コスト重視なら対応マザーボードの種類を考えてもDDR2-800 2GBがお勧めだが、DDR3-1333(PC3-10600)もずいぶん安くなってきた。将来性を重視してDDR3でシステムを構築する手もあるだろう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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メモリを購入する際に頭に入れておきたいのが、メモリの規格名だ。メモリの規格名は速度によって決まっているのだが、同じ規格なのに表記の仕方が2種類あって紛らわしい。たとえば、同じメモリでも「DDR2-800」と呼ばれたり「PC2-6400」と表記されたりする。 前者はメモリチップの呼び方であり、「DDR2-800」ならば800MHzでデータ転送ができるDDR2メモリであることを示す。一方、「PCx-xxxx」という表記はメモリモジュール単位の呼び方で、「PC」に続く数字でDDR2/DDR3の違いを示し、その後の「6400」や「8500」といった数字はデータ帯域(単位はMB/s)を表わす。つまり「DDR2-800チップ」を搭載したメモリモジュールが「PC2-6400 DIMM」という関係だ。ただ、このチップかモジュールかという使い分けが浸透しているかと言えばそうでもなく、かなりアバウトだ。重要なのは「DDR2-800=PC2-6400」、「DDR3-1066=PC3-8500」といった関係であり、それだけ覚えておけばよいだろう。下記の対応表を参考にしてほしい。 なお、DDR3とDDR2の間には互換性がないが、DDR3同士、DDR2同士は互換性があり、たとえばPC3-12800メモリをPC3-8500対応のマザーで使うことが可能だ。こういう場合、速度の低いほうに合わせて動作する。 |
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UMAX | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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実売価格:5,000円前後 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:03-3768-1321(マスタードシード) URL:http://www.umax.net/ |
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メーカー保証付きの定番・低価格メモリ メーカーによる永久保証が付いているにもかかわらず、ノーブランドメモリ並みの価格で人気を集めるUMAX製メモリモジュール。出荷前にデュアルチャンネル動作が確認されたモジュールが2枚セットになっており、相性問題も発生しにくい。メモリチップを効果的に冷却するヒートスプレッダが取り付けられているのもうれしい。 |
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CFD販売 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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実売価格:8,000円前後 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:052-619-1560 URL:http://www.cfd.co.jp/ |
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Phenomシリーズ向けのDDR2-1066メモリ AMDのPhenomシリーズが正式にサポートするDDR2-1066規格に準拠したメモリモジュール2枚組。現在標準的なDDR2-800より高速なメモリアクセスを実現し、永久保証も付けられている。メモリチップに選別品を使用しているにもかかわらず、UMAXなどとならんで、低価格メモリの代表ブランドでもある。 |
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Corsair Memory | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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実売価格:9,000円前後 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル) URL:http://www.corsairmemory.com/ |
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トリプルチャンネル対応のCore i7で真価を発揮 オーバークロックメモリで有名なCorsair Memory製のスタンダードメモリ。ヒートスプレッダに覆われており冷却性能は高い。トリプルチャンネルアクセスに対応するIntelのクアッドコアCPU、Core i7向けに同一仕様のメモリモジュールが3枚セットになっている。データアクセスの遅延時間を示すCLは9と、DDR3-1333対応メモリとしては標準的。 |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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